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【目印を見つけるノート】791.お話ができたら読みたい本(11)
朝は晴れていて、気持ちがいいです。
うどんこ病の対策を朝から見ていました。鞆の浦(ばらの品種名)につぼみが出てきましたので、やる気まんまんです。
とりあえず酢水ですね。
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今週も一週間、おつかれさまです。
さて、808ぐらいまで、「今取りかかっているお話ができたら読みたい本」というテーマでいこうと思っています。特別シフトですね。
今日の1冊は『沈黙の春』(レイチェル・カーソン、新潮文庫)です。あれ、読んでいなかった。うわあ😱(自分的に)な本です。当然読んでいるだろうと思って、実は読んでいないというパターンです。
そのような本は意外と多いです。
生活の中で身近な農薬による汚染などについて書かれた本ですね。この本がきっかけで、社会に『環境保護』という大きなひとつの流れができました。ナチュラリストというライフスタイルが定着したり、ラルフ・ネーダーが先鞭を付けた消費者運動も盛んになりました。今ならばSDGsのいくつかの項目もそうでしょう。
類書といっては何ですが、足尾銅山鉱毒の被害救済のため生涯を捧げることになった田中正造さんのお話(教科書に出ていた)や、それを思い起こさせるようなイプセンの戯曲『民衆の敵』、水俣病の被害を描いた『苦海浄土』(石牟礼道子著)などは読みました。それでも『沈黙の春』は読んでいないという……😅
環境問題のことを書き始めたら、枚挙にいとまがありません。よくいわれるプラスチックの話もそうですし、廃棄物全体をどうするのかというのもあります。もちろん、温暖化も再生エネルギーも……それは去年、4回続けて現実的な見聞記を書きましたので、興味のある方はnoteの『さわ的社会科見学』と検索してみてください。
きのう、インドネシアの金鉱山の廃液で水銀被害が発生しているというニュースを見ました。
そのニュースではないですが、環境省の短い動画がありました。
「インドネシア・スラウェシ島 金採掘による水銀汚染」環境省
少し検索したら、このことは10年前からニュースになっていました。
「え、水俣病のことから半世紀経っても、このようなことがまだあるの」と正直思いましたし、10年経っても深刻な事態は残っていて、きのうのニュースになっているということなのです。
環境省でも動画をあげていますが、『科学研究費助成事業データベース』を見たら、この水銀汚染を改善するための研究も2016年から2018年までされていたようです(助成ベースです)。
まだ終わっていない課題です。
ニュースを見なければ、そこから調べなければ、きっと私は知らないままだったでしょう。
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必要な情報というのは、アンテナを高く張り出して、キャッチしたら複数の面から調べることで得られるのだと改めて実感しました。
そして、原点的なこの本も読もうと思うのでした。
今日の一文は、根っからジャーナリストだった先輩に捧げます。
合掌。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
尾方佐羽
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