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【目印を見つけるノート】170. FREEというバンド=ブルースロック=不思議にさびしい

きのうは、歩きました。
ラーメンを食べてから、神社に行って、ホームセンターに行って、祖父母と母の墓参をしてきました。
意識していませんでしたが、もうお彼岸になっているのですね。ああ、よかった。

秋はいつもりんどう。
つぼみからあれほど綺麗な花ってあまりないように思います。

ホームセンターで珍しく、CDやDVDを売っている一画を見ていました。安価な編集盤があるところですね。そうしたら、『FREE』のベスト盤が……ギターでしくじった反省が胸にこみ上げてきました。

ああ、あれではポール・コゾフさんに申し訳ない😢
ポール・ロジャースさんには笑われて終わるだろうけれど。

ということで、FREEのことを書きます。


⚫だんだん静かになっていくバンド

このバンドは活動期間短いです。1968~1973年ですが、間で休止とメンバーチェンジがありますので正味4年ぐらいでしょうか。

FREEは1968年にイギリスで結成されたバンドです。オリジナルメンバーはポール・ロジャース(Vo)、ポール・コゾフ(g)、サイモン・カーク(dr)、アンディ・フレイザー(b)で、アンディは15歳だった!ということです。

すでに評判の高いミュージシャンでしたので、その年に1stアルバム『Tons Of Sobs』(日本では1969年かな)が完成します。

ブルース・ロックとしか呼びようのない、スリリングなこの曲を。ラウドですね。
『Walk In My Shadow』

ポール・ロジャースさんはいろいろなユニットやソロで活動していますが、今でもこの曲を大事に歌っていますね。ホッとします。

2ndアルバムの『FREE』(まんまタイトルです)ではまた一段とブルースをごくりと飲み込んだ感じの曲があります。
『I'll Be Creepin'』

そうなのですよね。FREEってブルース・ロックが看板のようなので、今たまに聴こえてくるのも、その系統がほとんどです。
ただ、もうひとつ、
「不思議にさびしい」路線があるのです。
実はそれが、FREEの本当の持ち味だったんじゃないのかなと思っています。

このような曲も2ndにはありました。
『Mouthful Of Grass』

どこか浮遊感のある、不思議な曲です。

1970年には3rdアルバム、『Fire And Water』がリリースされました。彼らの最大のヒット曲『All Right Now』が入っています。

でも、私はタイトルチューンの『Fire And Water』がFREEらしいと思いますし、好きなのです。これはライブ音源らしいですが、むちゃくちゃカッコいい!ゾクゾクします。

そして、4枚目の『Highway』(1970)です。
私がいきなりタイトルチューンを弾いてみてポシャったことはーーもう忘れましょう。

『The Steeler』がブルース・ロックで「らしい」かな。ギターの音がいいですねぇ(惚れ惚れ)。

でもこのアルバムは、売れませんでした😥
内省的というか、静かなイメージなのです。きっと、ラウドなロックを求められていたのに、そうではなかったのでダメだったのでしょう。

例えば、私の好きなこの2曲。
『Love You So』と『Bodie』です。

私はこのアルバム、好きです。
もともとこのバンドには、「琴線に触れる」ようなさびしい美しさがあって、それがツボにはまっていたようです。
4枚目は全編通して、それがあるなあと。


セールスが目に見えて芳しくなかったのと、ポール・コゾフがドラッグにいってしまったりして、バンドはいったん解散します。

でも、「それで終わるのはあまりにも」ということで72年に再結成し、5枚目の『フリー・アット・ラスト』をリリースします。
そこに収録の『Travellin' Man』です。


バンドのない時期にひどくなったポール・コゾフのドラッグ依存は、バンドが復活してもよくなりませんでした。いえ、バンドができないぐらいに悪くなっていました。そして、アンディ・フレイザーが脱退します。

バンドはベースに山内テツ、キーボードにジョン・ハンドリックを迎え、『Heartbreaker』というアルバムを作ります。ここからタイトルチューンとこの曲がヒットしました。
『Wishing Well』(1973)

でも、もうバンドは限界になっていました。ここでFREEは活動を終了します。

ポール・ロジャースはサイモン・カークとバッド・カンパニーを結成して、それ以外でも長く活躍しています。
ポール・コゾフは1976年に、アンディ・フレイザーは2015年にこの世を去りました。

いいバンドでしたよ。
ただ、「売れる」ということに振り回されちゃったのかなと思います。3分の売れそうな曲を作るのも大事だと思うのですが、それは彼らを少し不自由にしてしまったように思います。

やっぱり、その人たちの色とか、やりたい方向があると思うのです。
カメレオンのように何色にでもなれる器用な人もいると思いますし、それは素晴らしいことです。
ただ音楽についていえば、私はそつのない音には惹かれないようです。

⚫お籠りクラフトとばら

トーションレースとチロリアンテープのブレスレットです。


この系統は、いろいろ試作してよさげなものを販売に出すつもりでいます。

結構試作品がたまりました。自分で使おうかな。

ばらのつぼみが出ました!

ああ、もう摘まなくていいんだ✨
咲く日を待つばかりです。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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