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【目印を見つけるノート】137. 人生が1冊の本ならば、何を綴りましょうか

『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2020』の配信が話題になっていますね。見ていないので恐縮ですが、TMGEとかブランキーとか、すごく懐かしい!です。
射手座のアベフトシさん、カッティングすごかった。
涙。

きのうはアーカイブ配信を聴きまくりました。
来月高円寺のライブハウスに行けるようがんばろうかな😊

さて、『かわちゃん』さまがまとめてくださっている『【先週のユーザーランキング】2020年8月10日から8月16日』の方で、音楽タグの9位とのこと。

かなり嬉しいです✨

JOAN BAEZ さまと BOB DYLAN さまと BOB MARLEY さまと WHITE SNAKE さまと……特に配信ライブを視聴したSIONさまと藤井一彦さまに、感謝の投げキッスを。


⚫図書館のリサイクル本がまた

図書館に行ったらまた、廃棄予定の本がラックにありました。今回はさらに充実のラインナップ?で、何と6冊も引き取ってしまいました。
重い……ペラペラのトートバッグが破けそうでした。

引き取った本と自分が選んだポイントを書いておきます。備忘録としてです。

・『スタンダール全集2』(生島遼一訳 人文書院 ハードカバー)
→『パルムの僧院』が収録されています。きちんと読んでいないなと思いました。

・『スタンダール全集6』(桑原武夫・生島遼一編 人文書院 ソフトカバー)
→『イタリア年代記』と『ラミレス』が収録されています。『イタリア年代記』目当てです。

・『ボードレール全集3』(平井啓之など訳 人文書院)
→文芸批評など評論が載っています。それが目当てです。

・『森鴎外全集4』(筑摩書房)
→『栗山大膳』など江戸時代を生きた人の評伝です。評伝全般が目当てです。

・『森鴎外全集5』(筑摩書房)
→『伊澤蘭軒』が収録されています。それが目当てです。

・『森鴎外全集6』(筑摩書房)
→『北條霞亭』が収録されています。それが目当てです。

全集ばかりですね😅
それをバラで、必要なところを。

全集は買うことが難しいので、すごく嬉しい!図書館で借りると、期限内で読まなきゃと思って堪能できないのです。おや、積ん読で終わるというのが正解では?

わーい!

スタンダールは『イタリア年代記』にとにかく目を通したくて、一も二もなく手に取りました。
小説を書くときに、参考にするのが塩野七生さんしかないと思っていたのですが、実は、原典のマキアヴェッリやヴァザーリを見たりもできるし、ヨーロッパの作家さんをたくさん参考にできるということが分かってきました。ゲーテの旅行記は最近よく目を通しています。
フランスの作家がイタリアの歴史を書くというのは例がいくつもありますね。

『イタリア年代記』はファルネーゼ家のことが書かれているのが白眉です。私も2年前ぐらいにファルネーゼのことをさわりだけ書きましたが、なかなか資料がなくて検索したのです。

そうしたら、自分の小説が出てきて大苦笑しました(苦笑)。これかい?おい?って。
今はそうならないと思いますけれど。

ボードレールは、詩でないものを見たかったので、おあつらえ向きです。

森鴎外の書く評伝は『渋江抽斎』が入手しやすいかと思いますが、ほかにも書かれているのですよね。とっつきにくいけれどどっしりと書く鴎外のスタンスが私はけっこう好きで、自分でも参考にしたいと思っています。

伊澤蘭軒から派生して書かれた北條霞亭を先に読もうと思っています。この方はググっても出てこない。

なぜ先に読むかって?
福山藩の学者さんだからです。きゃっ、言っちゃった。
福山藩の流れを通して把握するのは、自分の大きなおしごとだと思っていますので、ずっと続けますよ。いつか、福山の郷土史家の方々とお話してみたいです。

初代藩主は誉めてくれるでしょうか。


⚫完結しない横読み

さて、これらの本も自分が持っている本も、読み終えるため、感想文を書くために手に入れたのではありません。
まず書かないでしょう。

1冊の本を読んで完結するのが仮に「縦読み」だとするのならば、関連するものをどんどん横断していく「横読み」あるいはリファレンス読みが習慣になっているようです。

そうですね、太田牛一の『信長公記』とルイス・フロイスの『日本史』がいい例だと思います。同じ時期の安土を書いていても牛一の視点とフロイスの視点は違います。より3次元に近いイメージを持ちたいのならば、両書をじっくり読み比べるほうがいいでしょう。それに加えてどんどん本が重なっていく感じでしょうか。
私の場合、このテーマについては『下天は夢か』(津本陽)が発端だったりしますが、すべて、大きなかたまりのひとつで、読み終わっても完結させるものでもないのです。

そうしていると、ネットで検索しても出てこない字句が結構あるのです。それが楽しかったりして、いけずですね。

ああ、1000字ぐらいにしようと思ったのに。

福山藩の学者さんが出たところで、そろそろ『天下無双の居候 六左衛門疾る 水野勝成報恩記』の番外編に取りかかります。

はっ、もしかしてお尻を叩かれたのでは?

本は人そのものだと思ったりもします。
もし、人生が1冊の本になるとしたら、何を綴りたいと思うのでしょうか。

ENYA『BOOK OF DAYS』はそのように思わせてくれる曲ですね。


⚫お籠りクラフトとばら

マーガレットモチーフでブレスレットを作ってしまいました。

ばら、今日出てきた部分は剪定になるのかな。慎重に調べてからにします。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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