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【目印を見つけるノート】1532. 学習など限定でTraining Season

きのういただいたレジュメやチラシを整理していますが、この行為は、コミケから帰ってきて荷物を解くのに通ずるものがあるのかな🤔

再掲。火を吹く恐竜?

えーと、塙保己一さんの偉業に目を見張った後、向かいにある國學院大学の渋谷キャンパスに行きました。時間が少しあったので、ピロティで少し休憩です。どこかお昼を食べるところがないかと思いましたが、ゆるりとできるスペースは心地よく、結局ベンチでぼけーっと空を見ながら時間を過ごしたのです。

講座はこちらの建屋ではなかったです。

こちらで『平安時代と神道文化』(一般財団法人神道文化会主催、國學院大学共催)という講座を受けました。主催が神道文化会のこの講座は回を重ねていますが、対面形式は4年ぶりだということです。
講演1、講演2、トークセッションの構成です。NHKの大河ドラマの影響もあるのか、平安時代が今は人気なようです(見ていませんので😅)。講座も通して平安期のお話で、ドラマの話題もところどころで出てきました。
講演1は『新しい信仰世界の登場』(國學院大学・岡田莊司名誉教授)です。

お話では、古代に共同体の祭祀を主とした神道が、平安時代の中期に個人の祈願や現世利益を求めるようになり、また渡来した仏教を併せ持つ形(本地垂迹)が生まれ、天皇家・貴族から一般の民衆へと広がった流れが述べられました。
その背景には、たえまなく襲いかかる疫病への恐怖がありました。災厄は恨みを残して亡くなった人への配慮が足りないからだというので、それを鎮めるための祈祷(御霊会ーごりょうえ)が行われました。その時期の様子を理解するための写真もスライドで示されました。それまで神は姿を現さないものだったのが、本地垂迹の流れで人ようの男女像になって京の辻々に置かれたとか、菅原道真が天神さまとして祀られるようになったいきさつ(『北野天神絵巻』)がとても印象的でした。

そういえば北野天満宮を参拝したときに、絵が掛けてあったのによく見なかったと反省したりしました。そんなんばっかりです。

お話では民衆の信仰に広がる中で祭礼も盛んになったことや、熊野信仰も盛んになり上皇・法皇の御幸が行われたーーというお話のほか、陰陽師による個人祈祷など祓信仰についても述べられました。

大河ドラマに登場する藤原氏のお名前もたくさん出たのですが、見ていないし全部を覚えていないしで、こちらに書くのは控えておきます。ただ、最後にお話いただいた藤原道長と藤原行成が同じ日に亡くなったというエピソードには、何やら因縁深いものを感じました。

盛りだくさんのお話で、私にうまくまとめきれるものでもないのですが、もう一度レジュメをよく見返してみようと思います。例示されていた八幡信仰と稲荷信仰についてももう少し自分で調べてみようと思いました。

講座2は『平安時代の天皇と貴族、そして伊勢神宮』(国士舘大学・藤森馨教授)です。

ふたつめは具体的なところに踏み込んだ講座でした。初めの方でスライドに映されたのは平安宮の『大内裏』とその中にある『内裏』の図面、私はせっせと写しますが、まったく再現性のないものになりました。

汚いメモ。でも、ふっと「八卦」みたいだなと思いました。

レジュメはなかったのですが参考に。

この内部構造、大河ドラマは見ていないけれど、気になります。いわば宮殿ですから。それをもとに、どのように、どこで儀式が行われたのかが述べられていきます。

個人的には出てくる言葉を漢字ですらすらメモできず、平仮名のオンパレードになっていましたが😅合間に面白いお話をはさまれるのでなおさら追い付かない😱💦
例えばこんなお話です。
・貴族は同じ姓の方がたくさんいるので(例 : 藤原氏)、住んでいる地名で呼んでいた。
・姓名はかなを振ってある以外は皆、音読みだった。
・女性の呼び名(通称)は不明なことが多い。
・官位の五位以上が貴族にあたる。

研究されている方や詳しい方にとっては常識なのかと思いますが、こういったことはなかなかまとめて伺えないものですし、宮中の正式な手順を聞きながらですと全体像を思い浮かべやすいと思いました。

お社と朝廷のやりとりについてのお話が中盤以降の展開でした。天皇の代理でお社に赴く公卿勅使と奉幣使の違い(宮中での扱い)についてーーなどのお話をいただいたのです。この辺り個人的に思い切り聞き落としがあったのだと思いますが、関係性が頭の中でぼんやりしてしまって、言葉とともにおさらいの必要があると痛感しました。
ただ、最後に、
天皇がお役の方に『宣命』を授けるとそれを燃やしてしまうというお話がありました。トップ・シークレットなのですね。とはいえ残っている例もあって、それは戦国時代の正親町(おおぎまち)天皇のものだそうです。

「連綿と続いているのだな」と感じた締めくくりでした。

最後に司会を務められた國學院大学・加瀬直弥教授を交えて短めのトークセッションがあり、全体の講座は終了しました。

ふたつの講座とも神道が軸ですが、視点の異なる平安期が中心テーマだったこともあり、歴史の学習としても学ぶところが多かったと思います(おさらいの必要を感じたのも含めて)。
最後のトークセッションでは岡田名誉教授から、これまでの研究者の紹介や、時代によってこの分野を研究していることに批判もあったなど、今後学ぶ人の参考(リファレンス)になるお話もいただきました。

学問としてどのような変遷を経てきたのか知ることもまた、ひとつの道筋だと思います。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

土曜日のメニューはこちらがメインでしたが、あと2つほどトピックスが残っていますので、それは明日にします。

フサフジウツギが盛りです。

講座を受けると当日か、翌日ぐらいまでにはまとめてこちらに書いて出すようにしています。1日でまとめるというのも私にとってなかなか骨が折れる作業なのですが、このように誰でも見られる形でレポートを書くのもひとつの学習だと思っています。
万事初学者ですので、分かるときも分からないときもあります。とんちんかんなこともあるでしょう。とんちんかんばかりかも。それでも書くことには大きな意味があると考えています。

えーと、次の受講は……今回とはガラリと変わります。

それでは、今日の曲です。
Dua Lipa『Training Season』

うわあ、今の私にドンピシャかも😆😆
11月に来日されるのですね💮

学習の時期、書き続ける時期という意味ではずっとTraining Seasonなのですが、その他の方面は大体修了しているのではないかと思っています。
そのような意味で共感しかないですが、MVのようなシチュエーションは絶対勘弁してほしいかな。私を見る目はふたつぐらいで十分です。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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