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【目印を見つけるノート】1393. それをどこで知ったのですか

火星探査用のヘリコプター『インジェニュイティ』が飛行できなくなって、活動を終えることになったそうです。あちこち飛んでいる姿を見ていた私としては、ちょっと淋しい。

おつかれさまでした😢

Paul Wellerさんは札幌にいるらしい(来日公演中)。SNSでツアーのオフショットがみられるなんて素敵ですね。

さて、
きのうはセミナーに行ってきました。
タイトルは、
『旧石器から縄文へー気候激変期における人々の生活と社会ー』(主催:公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター、共催:公益財団法人かながわ考古学財団・公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団)です。

概要は、
東京・神奈川・埼玉の南関東西部エリアの埋蔵文化財について、
・旧石器時代と縄文時代の端境期に絞って、最近の発掘・調査で得た知見を含め報告し、その姿を使用石器や土器、住居から浮かび上がらせてみようというものです。
この催しは年に1度、3都県持ち回りで開かれていて今年で16回目だということです。

詳細なレジュメです。

全体の内容のお話があったあと、各都県のセンターの方から最近のトピックスを含めて、地域ごとの基調報告がありました。

素人が当時の地形について新鮮だと思ったことを一言でいうと、「今とは違うなあ」ということでした。
何てありきたりな👀‼️
ランダムに書けば、晩氷期の樹木(植物)相、富士山の噴火による降灰の影響(神奈川)、関東ローム層の沈降(埼玉)、利根川の流路の違い(埼玉)などを伺っての印象ですが、前提としての地形・地質についてもまったく門外漢ですので、そこから興味深く拝聴しました。
その上で、時代に特徴的な遺跡の状態について詳細が述べられたのですが、まず石器の違いについての自分の理解がむちゃくちゃ今ひとつで、しばしば時代区分がごちゃっとこんがらがりました。時代区分もおさらいが必要ですが、槍か弓矢かというほどでは……ダメじゃんね。
石器の種類については反省してもう一度おさらい😖ですが、材料の石の産地のお話はとても面白かったです。長野・栃木・新潟……特に長野の黒曜石については対象エリアのどの地域でも見られるそうで、
「その情報はどこで知ったんですか」、
「わざわざ採りに行ったんですか」、
「どちらの道から行ったんですか」、
「足が痛くなりませんでしたか」
と、当時の人に聞きたくなりました。
黒曜石はオプシィディアンですね。
今は不安をはねのけるお守り石です。
何となく納得です。

足が痛くなりませんでしたか、とは直接関係ないですが、この時代は寒冷期と温暖期があって気候変動が顕著でした。平均して(あくまでも平均です)今より7℃低かったとのこと。
今回該当の期間でいうと(用語をそのまま使います)、
・LGM末期(20,000年前)……すごく寒い
・OD期(18,000~14,900年前)……寒い
・B/A期(14,900~12,800年前)……急に暑くなる
・YD期(12,800~11,600年前)……急に寒くなる

その環境に適応し縄文期へと移行する「人間」の生活の変化があった。
晩氷期に盛んに見られた黒曜石は温かくなると見られなくなって、地元のものを使うようになります。

遠くまで行かなくなったということ。

自分の感覚でいえば、寒いときはじっとしていて、暖かいときは動き回るものかと思ったりもするのですが、これはお散歩やお出かけではなくて、移動から定住への大きな大きな転換なのでした。

学生の頃は、日本史で狩猟・採集という単語を聞いても、どれほどのものかと想像する頭がありませんでしたが、これだけいろいろ発掘遺物から推定されるお話を聞くと、ボコボコ沸いてくるのですね。

都県の基調報告に続いて、東京大学・森先一貴准教授の記念講演『縄文時代の始まりを考える』を拝聴しました。ここでしゃかりきにお話を伺うところなのですが、メモの文字がだんだんミミズのようになってきてしまいました。肝心なところなのに。
レジュメを見ておさらいします😭

先生のお話でいちばん印象的だったのは、
日本列島の時代区分を世界のそれと同じにしなくてよいのではという部分でした。長く日本人の生活様式は大陸から伝わったとされてきていましたが、想定されていたのより早くから、日本列島の各地で同じような道具の使用などが見られるそうです。海の向こうから来た誰かから伝わったのではなく、住んでいた人が移動しながら試行錯誤してきた成果なのかもしれない。
そうしてみんな暮らしていた……ああしよう、こうしようとしている姿を想像してちょっと楽しくなりました。道具も、居住方法も、気候も、食物の扱いも、地域の特性もすべて吟味しないと、こうだったという仮定もできないのだと思いますが、発掘・調査の内容を垣間見るだけで広がる世界がありました。
その頃の人が何を食べていたかというお話もとても面白かったです。鮭はとてもおいしそうです(空腹🍴😭)。
字がミミズになったため、大幅に割愛となり本当に申し訳ありません。捲土重来を期します。

セミナーは最後に、先生と進行の方、都県の報告をされた方によるミニシンポジウムで幕を閉じました。

終日の催しではありましたが、
初めての事柄にたくさん触れることができましたし、これまで「こうだ」と思っていた古日本人のイメージがパッとみずみずしいものになりました。今後のイベントのご案内もいただきましたし、予習もして行きたいと思います。本稿に用語の使い方や認識の誤りがありましたらご容赦ください。
こっそり、やさしくご指摘いただけますと幸いです。

現実的な話に戻りますが、
会場の近くには『多賀野』、『井田商店』とラーメンの有名店がありますが、並べるだけの時間がありませんでしたので、残念ながら素通りでした。その代わり、素敵なお店を見つけました。
ビー玉専門店です。ビー玉もたくさん売っていますが、アクセサリーやインテリア製品もた~くさんあります。素敵です。

私はみどりのビー玉を買って、店主の方におそるおそる、「ブログに載せてもいいですか」と伺ったらOKをいただきましたので、謹んでお店の外観を。

きれい❤️

あ、セミナーのレジュメの書影掲載も許可をいただきました😄うまく撮れていなくてすみません。

今日の曲です。
中島みゆき『アザミ嬢のララバイ』

なぜかきのうからLouさんと私の中学時代の話で盛り上がっています。『3年B組金八先生』(ドラマ)の第二クールの話で特に。
そうしたら、中島みゆきさんの『世情』が頭の中に流れはじめて、ああ✨
今日はこちらの曲を。
私は何の花かなあ🤔
たった今、気になるのはスイートピーです。この前花屋さんで見たら、『金魚鉢』という意外な?ネーミングの花が。
こちらに出ています。

まあ、自分がスイートピーだとは思っていませんのであしからず。
それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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