相貌心理学とは?
最近面白い心理学の本を読んだ。
相貌心理学というもので、タイトルではこれを使った性格診断は
99%当たるというもの。
顔を見ればその人が分かるのか?この心理学は99%分かると主張する。
この統計はどこから出たのか気になるが、読んでみた。
この心理学はフランス発祥なだけあって、私が在席していたアメリカの大学では、パーソナリティ心理学の授業も受けたが、この、「顔に心理学的特徴が現れる」というような理論には触れたことがなかった。
あの有名なMyers–Briggs の16性格診断も私の教授は大きく否定していた。
教授が否定していた理由は、人の性格は「診断」して「カテゴライズ化」されるべきものではないから、というものであった。16診断の例を例えるならば、「あなたはこのタイプです!」と決められてしまうことには、リスクがある、というもの。翌日の気分が違うときにテストを受ければ、あなたのタイプが変わってしまうことがあるからだ。(だがタイプ別で引用しやすいので、以下のように応用されることも多い。)
以上の理由で教授は上記の16診断ではなく、BIG 5(ビックファイブ)などのテストを生徒たちに受けさせた。Big 5では、あなたの性格をチャート結果にして出してくる。タイプや型にはめないのだ。
「型にはめて、自分の可能性や性格を決定するな、思い込むな、もっと性格に対して広い観念を持て」というようなアメリカの心理学の学士号らしい教えだと思う。以下の本は私が受けた授業と似ている。
だが、
冒頭で紹介している相貌心理学は、上記のようなパーソナリティ心理学とは大きく違う。
一切性格を導き出す為に使われる個人の好みや習性を聞く質問を一切上げず、耳の向きや、鼻付き、目の向き、肉付きなどの「顔つき」によって、性格を導き出す。
アメリカでは、医療従事者は容姿のバイアスを乗り越えるためのトレーニングを積んでいる。タトゥーがある人や民族、人種、性別、容姿の良し悪しなどからくる先入観を無くし、適切な処置を施せる様にするためだ。
その点、この顔つきで人の性格を判断する相貌心理学というのは、とても共存が難しいと思われる。
この相貌心理学理論が高い確率で万人に当てはまり、顔認証システムに反映されたなら、われわれのiphoneは既に持ち主であるあなたの性格をとてもよく知っていることになる。
顔認証ができるロボットにも応用したら、そのロボットは、あなたの性格を既に熟知してパーソナライズされたサービスが出来るようになる。
そのサービスを作って特許を取ったら、近い将来ビジネス化できる。
そのサービス作成に賛同する!やビジネスチャンスだと思った方がいればぜひ出資してほしい。
顔認証が出来る人がいたら、一緒に作ろう!
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