#443 ストレスになる前の感情ケアの工夫
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、出産後の三つの壁を乗り越えるスキルが身につくオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
#ストレスとの付き合い方
今日は木曜日の放送になりますので、このVoicyチャンネルを一緒に運営しているリナちゃんのテーマ出しで放送したいと思います。
今回も、Voicyさん側のハッシュタグ企画を取り上げようと、そんな感じらしいです。
#ストレスとの付き合い方、これ系が多いな。
【不安やモヤモヤの分解については、これまでの放送でもテーマにしてきており、こっそり私も普段実践しているのですが、イライラの分解についてもお聞きしてみたいです。
イライラすると、つい、短気、感情的といった言葉に集約してしまって、そんな自分に落ち込むなんてあるあるですよね。
ぜひ小田木さんの着眼点をお聞きしてみたいです。】
ありがとうございます。
ストレスとの付き合い方。
その中で特にイライラをどうしてます?
ここについて話をしたいと。
そうですね、あくまで私の場合はこう考えているかな?みたいなところを、ちょっと話してみたいなと思います。
ストレスになる前に、原因となる事象がある
まず、ストレスとイライラというキーワードが出てきましたけれども、ストレスにつながりがちないろんな感情は、怒り(イライライライラ)、あと、不安とか、悲しみとか。
こういった感情が蓄積されてストレスになる。
しかも、湧き上がる感情が、怒りだったり、不安だったり、悲しみだったりすると、たぶん、その手前に原因になることがあるんですよね。
例えば、やりたい仕事に就けなかった。
すごく期待してたのに、がっかりしてしまった。
そういった原因となる事象があって、それに対してなんで「私が選ばれなかったんだろう?(怒り)」とか、「もしかして自分の実力が足りていなかったんじゃないか?ビジネスパーソンとしていけてないんじゃないか?(不安)」
あと、選ばれなかったこと、期待が裏切られたことによる悲しみ。
こういう原因になる事があって、それに対していろんな感情が反応して湧き起こって、それが蓄積されたり継続されたりすると、ストレスにつながる。
こんな感じですよね。
いろんな感情を持ってしまうこと自体は否定しない
なので、どこから考えたいかな?というところなんですけれども、私は、ストレスそのもの、ストレスにどう付き合うか?というよりも、ストレスにつながってしまう感情、ストレスにつながる感情、「ストレス感情」とか言うのでしょうか。
このストレスにつながる感情とどう付き合っていくか?
ここを考えるようにしています。
なので、いろんな感情を持っちゃうことについては、そりゃそうだよねって思ってます。
イライラ、あるある。
イライラしちゃうこと、あるある。
毎日こんな感じですよね。
なので、感情は持っちゃうのだけれども、感情を感情の段階でうまくお付き合いできないか?こんなふうに考えています。
感情の段階でうまくお付き合いができないと、それがストレスにつながってしまう。
なので、ストレスを溜めない工夫、ストレスとの上手な付き合い方というのは、ストレスの前段階にある、感情との上手なお付き合いの仕方なのかなと思ってます。
じゃあ、感情とのお付き合いってどんな?ですけど、私も普通の人間ですので、イライラするし、ショックなことがあれば悲しいし、疲れていたら元気がなくなったり、短気になったり、ということがあります。
家では子どもたちに「あー、ママがまた怒ってる」そんなふうにたぶん思われていると思います。
ただ、ここは普通ですよね。
人と人との仕事だもん。人と人との生活だもん。そして私も人間だもん。
なので、いろんな感情を持ってしまうこと自体は否定しないようにしています。
ストレスになる前の感情ケアの工夫
じゃあ、どこに気を付けているかというと、やっぱり感情に流されないことですよね。
感情を持つことは否定しないけれども、この感情に自分全体を支配させてしまう。
感情の赴くままに、いろんな言葉を発してしまう、いろんな行動をしてしまう。
ここはやっぱり注意したいなと思っています。
じゃあ、湧き上がる感情に対して、どんなふうにお付き合いしているか?というと、私の場合は、もう一人の自分にフォローさせる。
これをやっています。
「なんでだよ、ちくしょう、もう」こういった感情を持った時に、今、どういう状態か?客観的に見るようにしているんですね。
それを分かりやすくいうと、たぶん、もう一人の自分にフォローさせたり、観察をさせたりすることなのかなと思います。
「あー、今、すごくイライラしてきちゃっているな。そうかそうか、こういうことがあったから悲しい気持ちになってるんだな。」
「あー、すごいモヤモヤしちゃって、起こったことに対して、たぶんまだ気持ちの整理がついてないんだな、私。」みたいな感じで観察をさせ、さらに、理解してあげたり、まず寄り添ってあげるのも、このもう一人の自分かなと思います。
ここでたぶん、言語化が必要になるんですよね。
例えば、「あ、そうかそうか、仕事ですごく疲れている時に、リビングで動画をダラダラと観ている娘たちを見ちゃって、それでなんか自分だけが頑張ってるとか、家族のための夕ご飯なのに、自分だけが頑張って作らなきゃいけない。この状況に少し腹が立っちゃたんだよね。」
こんな感じですね。
これは先週の放送ですけれども。
(#438 家事はイヤなもの?家庭内ダイバーシティを考える)
なので、湧き上がる感情とどう向き合うか?どうお付き合いするか?に関しては、感情を持つことは否定せずに、もう一人の自分にフォローさせる。
具体的なフォローは、観察して、今、どういう状態か気付くことと、なんでそういう状態や、そういう感情を持ってしまったのか?理解して、寄り添って、言語化してあげる。
こんな感じになってます。
避けたいことを自覚しておく
もう一つ、感情とのお付き合いの中で大事なことって、私は、避けたいことを自覚しておくことかなと思います。
これは、冷静のときに自覚しておくことで、いざ感情が湧き上がってきた時にブレーキになる。
こんな感じですね。
何を避けたいことだと思っているかというと、一つは、周囲に向けて発散してしまうこと。
もちろんできない時もありますよ。
でも、発散してしまう時って、だいたいが、「私が今イライラしてるって分かってほしい」、「イライラしてるんですけど、気付いて」こういうことが多いと思うんですよね。
私は、この闇雲の発散に、あまり良いことはないと分かっています。
やっちゃうときもあるんですけどね。
なので、もう一人の自分にフォローさせるというのが、結構効くのかなと思っています。
もう一つ避けたいことは、相手を責める。
これも冷静な時には考えられるのですけれども、すごくイライラしたり、不安になったり、悲しくなったりすると、自分自身は自分を守りたくなるんですよね。
そうするとどうなるかというと、相手をすごく責めたくなっちゃうんですよ。
あの人がこれをしないから、この人がこうしてくれなかったから。
私はこうだったのに、何でこうしてくれなかったんだろう?
相手が悪い。周囲が悪い。だから自分は悪くない。
自分をかなり守りたくなっているのが、不安を抱えたときかなと思います。
自分の気持ちを守るために、そういうモードになるというのは、私も含めて誰しもあると思うのですけれども、こういうモードになりがちということを知っておけば、もう少しハンドリングしやすくなるかなと思います。
相手を責めるモードに入っていた時に、最も注意したいのは、この段階での言葉。
相手を責めたくなるので、言葉を相手にぶつけちゃうと、この時の言葉って、めちゃくちゃ破壊力を持っちゃうんですよね。
ストレートにいうと、きついものになっちゃうんですよ。
そもそも言葉のセレクトが、相手責めモードな上に、感情が乗っかってますので、かなり破壊力のある武器になってしまいます。
例えば、家族であれば、「昨日はごめんね」で済むかもしれないですけれども、これがもし職場の人間関係とかだと、なかなか埋められない亀裂になっちゃうことってあるんじゃないかなと思います。
なので、責めモードのときに、さらに言葉を乗っけちゃうというのは、結構注意しているかなと思います。
一人で整理できないときは、助けを求める
ただ、やっぱり一人で抱えきれないこと、抱えないほうが良いことってあるじゃないですか。
その場合はどうしてるかな?と最後に思うと、一人で感情やコンディションを整理しきれない場合は、遠慮なく助けを求めたほうがいいと思います。
相手に整理を手伝ってもらう。
もしくは、自分がこういう状況にあるということを相手に知ってもらう。
こういった感じですね。
ストレスや、それに起因する感情って、その元の原因になることがあると思いますので、原因になったことへのアプローチが必要な場合もありますよね。
その場合は、いきなり責めモードではなくて、今の自分の状態、不安に思っていること、ショックだったこと、どうして今、こういう感情を抱えているのか?これを説明できるといいなと思っています。
そんなふうに考えていますが、もちろん、考えてもその通りできないこともある。
でも、自分なりの理想とするストレスとの付き合い方、もしくは、ありたいイライラとの向き合い方を持っておくのが、やっぱり大事かなと思いました。
ということで、リナちゃん、いかがでしょうか?
#ストレスとの付き合い方 、みんなどうしているのかな。
すごく気になりますよね。
ありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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