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虎に翼 感想

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元パラリーガルの視点から書きました。 皆さんと相容れない点、多々あると思いますが、ご容赦を。 参考になるなら、うれしいです。
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2024年7月の記事一覧

【虎に翼 感想】第87話 ヒエラルキーと平等

“高瀬式アンガーコントロール法” ぜひとも習得したいものだ。 小野知子の朝鮮語に驚いた理…

【虎に翼 感想】第86話 寅子のように言えるのか

先週の麻雀大会。杉田太郎の涙、航一の「秘密です」、寅子の「はて」には続きがあった。 航一…

【虎に翼 感想】第85話 誰もが拠りどころを持つ

多幸感のある二人 内心、涼子は玉を連れて、寅子が教えてくれた神奈川県の施設へ行ってしま…

【虎に翼 感想】第84話 対等と孤独

「お互い無理をしても、誰も幸せじゃない」 同級生が優未に声をかけてくれた理由は、先生に頼…

【虎に翼 感想】第83話 なぜこうなってしまったのか

「帰る場所は、ないのよ」 なぜこうなってしまったのか。 華族、桜川家の呪縛に苦しんでいた…

【虎に翼 感想】第82話 お玉の苦悩は深まるばかり

多岐川は、さすがに寅子にマージャンは教えていなかったようだ。多岐川の飲み会は、仕事を円滑…

【虎に翼 感想】第81話 涼子、玉、稲との再会

涼子、玉との14年ぶりの再会 涼子と玉は新潟に流れ着いていた。どのような事情があったのかはまだ分からないが、まずは、生きていてよかったと言いたい。だが、車いすの玉を見たときに、寅子は何も言えなくなってしまった。 空襲で玉があれだけの傷を負ったのであれば、桜川家のあった一帯は、相当な被害を受けたのではないか。あの酒浸りの母や、家のために結婚した夫はどうなったのだろうか。 寅子!香子のことは話したらあかんぜよ!と思っていたら、涼子が感極まり始めたから、たぶん聞こえていなかっ

【虎に翼 感想】第80話 高瀬のキャラメルは気持ちを溶かす

寅子、裁判官としての階段を上る 寅子は高瀬を守った。高瀬だけでなく、三条支部の皆のこと…

【虎に翼 感想】第79話 白と黒とグレー

うっかりした。航一はどこで髪の毛を切ってるんだろうか、前髪切らないのかな、などと考えてい…

【虎に翼 感想】第78話 どっちつかずの寅子

「よそ者のくせに、こっち側のふりして」 「波風を立てず、立つ鳥跡を濁さずでお願いしたい」 …

【虎に翼 感想】第77話 寅子は流されてしまうのか

寅子の “スン” 度が高まっている。度合いで言えば、司法省に働き始めた頃と東京家庭裁判所で…

【虎に翼 感想】第76話 寅子、新潟地家裁三条支部へ初出勤

昭和27年春 寅子は、趣のある新潟地家裁三条支部に初出勤すると、裁判所の人たちだけでなく…

【虎に翼 感想】第75話 寅子を愛する者たちとの別れ

今日の回は、ずっと涙が流れてしまった。この寅子を愛するすばらしい人々と離れて新潟に行く不…

【虎に翼 感想】第74話 寅子の “はて” は、女性法曹者たちの未来を守った

「今から、家族会議を開始いたします」 この時点で、ちょっと言い方がアレだな、とは思ったけれど……。 道男、いい時に居てくれた。道男も家族みたいなものだけど、寅子に扶養されているわけではないからこそ、強く言えることがある。 花江のスンから始まる家族会議。おい、全員スンじゃないか! と思って観ていたら発動される寅子のスン禁止令。 しかしこれに、強要している側が禁止してどうするんだ!のスン勢の抵抗。 そこからは、スン勢の反撃開始だ。一矢一矢が寅子に突き刺さる。 直治「その道