おっちゃこちゃい

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最近の記事

32服目:2024/9/28(土)大津袋・続き薄

これにて浴衣は着納め浴衣を単衣と捉え、長襦袢を着て名古屋帯を巻いてお稽古へ。きっかり1時間で着られた。名古屋帯を巻くのは初めてだったが、なんとか着崩れずに自宅と先生のお家を往復できてうれしい。 とにかく下手でもなんでも、外に出られた時点で100点!と思って自分を鼓舞している。ただ、去年の夏初めて浴衣を着て外出した際、半幅帯が途中でほどけてしまったのは何だったのか。あれ以来毎回不安に思っているものの、あんなふうにほどけそうになったことがないのよ。 さて、これにて今年の浴衣は

    • 34服目:2024/10/26(土)中置 五行棚 濃茶/薄茶

      note、また役に立ったぞ。先週のお稽古での「中置、はて?」となった後、noteを見返して「去年は五行棚でお稽古していたのね」とぶじ思い出したのだが、今日のお稽古はまさにその五行棚だった。 玄々斎お好みです。(←このフレーズ、なんかかっこよくて好きなんです)。 木=焼き杉の棚 火=風炉の火 土=風炉の土 金=釜 水=釜の中の水 2週続けてお稽古に伺えると覚えていることが多いので、お点前がぐっと楽しい。記憶も定着しやすいかな。 一粒万倍日、意外と毎月数回ある今日

      • 35服目:2024/11/3(日)炉開き/炉薄茶平点前

        二度目の炉開き楽しみにしていた炉開き。茶人のお正月って良い表現。気持ちがシャンとする日なんて、なんぼあってもいいですからね。 ご同輩による初炭点前を拝見する。釜の下に敷かれたグレージュの灰の一粒一粒が、私の目にはキラキラと輝いて見えた。 今夏のあの猛暑酷暑の中、先生が庭で仕込んでくださっていた灰たち!  去年の炉の季節は、灰をつくるのに手間暇がかかっていることさえ知らなかった。けれど、この1年の間に、表千家の方々が灰を仕込む様子を収めたNHKの特番と、先生のお庭の様子を

        • 稽古茶事:2024/9/15(日)中秋の名月に寄せて

          一巡した茶事の役回り4回目の稽古茶事。 お詰め→正客→亭主と来て、今回の私の役は水屋。最後にもっとも裏方の役回りを担当することになり、茶事のタネ明かしを見るようだった。 前回の稽古茶事で自身が亭主をした際に水屋は見ているのに、ほとんど記憶に残っていない……。お点前をすることと問答に気を取られすぎていたのだと思う。いかに先生と水屋を担当してくださった同輩がさりげなくスムーズにサポートしてくださっていたかを実感した。 懐石の間、水屋担当は一切茶室に立ち入ることなく、ずーーっと

          33服目:2024/10/20(日)中置 大板 濃茶/薄茶

          中置、去年やったかな?去年の秋入門されたご同輩に昨秋は中置を教わったかを尋ねられ、「やったような…」と答えたが、noteを見返したらしっかりやっていた。自分自身の記憶メモリの容量の少なさは想定の範囲なので、noteがちゃんと備忘録として機能していることにホッとした。 思えば、去年の秋は濃茶のお稽古が始まったばかり。それゆえに名残を楽しむ「中置」のことよりも「濃茶」の存在が圧倒的だったのかも。 その点、今年の秋は、「炉開き前のこの時期だからこその中置」と捉えられたので、多少

          33服目:2024/10/20(日)中置 大板 濃茶/薄茶

          30服目:2024年8月10日(土)朝茶事/茶箱(拝見あり)

          初めての朝茶事先生にご招待いただき朝茶事からのお稽古。がんばって早起きして浴衣を着て向かう。といってもがんばったのはあくまで当社比。 先生はきっと寝ずの準備だったのではなかろうか。そして、茶事の世界には「暁の茶事」という2月に早朝4時から咳入りする茶事もあるという…! なにそれ……。極寒期の朝4時……。胆力が試される……。 というわけで軟弱な当社にしては、まぁがんばらはったんとちゃいますかレベルの早起きをして先生のお宅の門戸を叩く。 結論、最高だった…! 先生の心づくし

          30服目:2024年8月10日(土)朝茶事/茶箱(拝見あり)

          31服目:8/18(日)続き薄 / 茶箱 卯の花(薄茶)

          見るとやるでは大違い先週、先生にご招待いただいた朝茶事で拝見した「続き薄」。今日は実践編。見出しにもしたくらい、声を大にして言いたい。見るとやるでは大違い! 先生のお点前を拝見していると、サッサッと滑らかで美しい所作なので、いかにもシンプルで簡単そうに見える。ところが、もちろん見えるだけで、いざやってみると何ひとつできない。ものの見事にひとっつも手が動かない。 誰の発言だったか忘れたが「その人のやっていることが簡単そうに見えるなら、それはその人が簡単そうに見せられるくらい

          31服目:8/18(日)続き薄 / 茶箱 卯の花(薄茶)

          27服目:2024/7/15(月・祝)名水点

          worryではない心配いずれかの名水が手に入った時のお点前のお稽古。 亭主だけでなく客側の見識も問われるお点前で、しめ飾りが巻かれた水指の様子を見て「お、今日は名水点なんだね」と理解して、次の声かけをしなくてはいけない。 「お見受けしたところ名水をご心配いただいているようですが、お水を頂戴したくよろしくお願いします」 そうだ、心配とは心を配ると書くんだった。茶道を学んでいると、言葉の選び方や使い方にハッとさせられる場面がたびたびある。 最近仕事をしていても遊んでいても

          27服目:2024/7/15(月・祝)名水点

          28服目:7/27(土)茶入荘(濃茶)/葉蓋(薄茶)

          茶入れを荘るという新パターン今日は茶入荘のおけいこ。茶碗荘をようやくなんとなく覚えたかと思ったら茶入を荘ることもあるのね。まずそこから驚き。際限なくバリエーションがある……! 亀蔵棗(きぞうなつめ)という星をモチーフにした棗を使わせていただいた。一閑張で張子のように軽くて素敵だった。 1年ぶりの葉蓋のお稽古も楽しかった!  水指の位置にアハ体験先生が何度も説明してくださっていることに対して、文章としては理解できるけれど、内容がちっとも頭に入っていない。 そういうことが

          28服目:7/27(土)茶入荘(濃茶)/葉蓋(薄茶)

          29服目:8/3(日)茶箱 卯の花(薄茶2服)

          1年ぶりの茶箱おままごとみたいで楽しいな。 小ぶりなサイズがかわいいな。 お点前の工数が少なくて覚えやすいかも。 1年前に教えていただいたときはそんな印象だった茶箱卯の花のお点前。ところが1年のお稽古を経て、水指や柄杓のあるお点前に慣れてから再会すると、順序や所作が大きく違い、お点前の手が止まる、止まる。平棗の扱いもすっかり忘れておりなんだか去年よりも難しく感じた。 それでも小さな茶箱の中で完結するお点前はちんまりとしてかわいくてやっぱり楽しかった。 雲錦とは今日のお稽

          29服目:8/3(日)茶箱 卯の花(薄茶2服)

          26服目:2024/6/29(土)貴人点(濃茶、薄茶)/茶碗荘(濃茶)

          貴人点、久しぶり久しぶりの貴人点。茶碗荘も含め、とにかく所作をいつも以上に丁寧に。茶碗を持つのは基本両手。お菓子は高坏(たかつき)に載せて。茶碗は貴人台に載せて。うやうやしく行うのがポイント。お茶を出した後、OKマークみたいに指先をまるくして控える(待機する)のもポイント。 すっかり忘れていたが、以前にやったことがあるお点前なので、先生のご指導に耳を傾け身体を動かしているうちにうっすらと記憶が戻ってくる。 とか言うてますけどほぼ新規ですね……。ごくごく淡い水彩絵の具を何層

          26服目:2024/6/29(土)貴人点(濃茶、薄茶)/茶碗荘(濃茶)

          稽古茶事:2024/6/16(日)夏越の祓

          当初の目標は達成!社中で3度目の稽古茶事。今回の私の役回りはご亭主だった。 亭主に決まってから目標に設定したのが「お点前の手順を覚えて一人でやり切る」こと。まず、ぶじにそれを達成できたのがうれしい。ところどころ手が止まったり間違えたりしたので、まぁ及第点という感じだが、それでも達成できた言えるかも。前回のお稽古時に先生から「ご亭主のペースで進めればいいんですよ」と言葉をかけていただいたおかげで落ち着いて進められた。練習して、整えて、先生の言葉を胸に、やりきれたことがすごくう

          稽古茶事:2024/6/16(日)夏越の祓

          【手順】風炉 薄茶 長板二つ置

          濃茶につづいて薄茶の手順。 濃茶の半分強の工程数。こうして書き出して比べてみると、濃茶の複雑さがよくわかる。 【手順】 ※水指は平水指、塗蓋を使用 茶道口の建付に茶碗と棗を置き(身体に近い方に茶碗)、「一服差し上げます」 右手に棗、左手に茶碗を持ち同時に持ち出し、水指前に置き合わせ、水屋に下がる。 建水を持ち出し、点前座に座る(襖は閉めない) 柄杓を構えて、右手で蓋置を取り、長板の手前左角に手なりに置き、柄杓をひく 建水を進めて居住まいをただす 茶碗を右手前

          【手順】風炉 薄茶 長板二つ置

          【手順】風炉 濃茶 長板二つ置

          無粋かとは思いつつ、ずっとやりたかった手順の書き出し。稽古茶事の亭主役を務めるにあたり「なにがわからないのか」を整理するために挑戦。 ものすごい工程数で、そりゃなかなか覚えられないはずだ! 【お点前手順】 ※水指は平水指、塗蓋を使用 茶碗を身体の前に置き、襖を開ける 茶碗を運び出す 長板の正面に座る 茶碗を右横→左手前の二手で勝手付へ置く 水指前の茶入れを、右手ひと手で右へずらす 茶碗を左手前→右横→左横と持ち替え、茶入れの横に置き合わせる 水屋に下がり左

          【手順】風炉 濃茶 長板二つ置

          25服目:2024/6/1(土)長板二つ置(初炭手前/濃茶/薄茶)

          稽古の稽古来々週のお稽古は稽古茶事の予定。 この社中では3回目だが、過去に私が担当した役は、お詰めと正客だったこともあり完全に受け身だった。ところが今回の担当は亭主。こりゃ大変! 急にお尻に火がついて、能動的に動き出している。 と、わからないことだらけな自分に気が付いた。「何がわからないかが、わからない」状態。 というわけで「何がわからないか」を整理するところから始めている。「自分、今までほんま何しとったん?」とあきれた気持ちで己れをツッコミたくなるくらい、これまでいか

          25服目:2024/6/1(土)長板二つ置(初炭手前/濃茶/薄茶)

          24服目:2024/5/25(土)風炉 桑小卓(炭手前/濃茶)

          道中、四季を実感2ヶ月弱ぶりに先生のご自宅でのお稽古。 前回の往訪は4月頭、満開の1本桜を眺めながら駅まで歩いた。 その前は、梅が連なって咲いているのに見惚れていた。 そんな景色が懐かしく思えるくらいすっかり初夏の今日。駅を出て早々、暑さに耐えられずカーディガンを脱ぎ、ノースリーブで先生のお宅まで向かう。風が心地いい。5月はできるだけ外にいたい。大好きな季節。 風炉にも炭手前アリ炭手前を教わる。炉のそれは全体的にうやうやしい感じがあったが、風炉のそれはどこかおままごとのよ

          24服目:2024/5/25(土)風炉 桑小卓(炭手前/濃茶)