1ヶ月に10万文字書けますか?発信の基礎体力の話 2/20『幸せしかない発信』セミナー舞台裏#6
セミナーまであと3日です!舞台裏マガジン始めていきます。
舞台裏マガジンとは2/20(日)10:00~ に開催されるオンラインセミナー『幸せしかない発信』の制作過程をそのまま配信しているマガジンです
今日の午前中にあみちゃんとのコーチ対談とセッションをしました。もともとセミナーの予定を組む前からセッションの予定を入れていて、「せっかくだから対談も録ろうよ!」ということになり、収録のあとにLINE電話に切り替えました。
あみちゃんとの対談はこちらから聞けます。
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あみちゃんが資料を作ってくれています
ので、僕の仕事はぶっちゃけもうこの舞台裏マガジンを更新することだけなのです。来る日も来る日も発信についてのコラムを書いている毎日です。
発信について語ろうとすればするほどわからなくなっていく感覚があります。「発信とは〜」という言い方だと主語が大き過ぎるのです。noteで書く日記も、友達に送るLINEも、「ひるごはんなう」というつぶやきも、どれも平たく言えば発信です。
さあ僕はいったい何について話したらいいのでしょう。僕はこのコラムを通じてあなたに何を伝えたいのでしょう。もう一度自分に立ち返る機会をもらった気がします。さあ今回は何について話そうか…
何も伝えたいことがないとき、何を発信するか
ずっと発信を続けていると、今日みたいな日があるんです。「なにかを発信をしたい」という気持ちはあるんだけど、「なにを発信したらいいかわからない」という日。気持ちは出したいんですよ。でも出すものがない。
今日の僕はnoteのエディターを開いて、うーんうーんと10分くらい頭を捻って、何も出てこなかったので「なんか役に立つ情報でも書こうかな」と思いました。
そして「儲けるために発信するならYouTubeをやる、でもめっちゃ大変だよ」という趣旨の文章を書き始めました。どのくらいかな。500文字くらい使って僕がいかに大変な思いをして動画を作ってきたかを書きました。
ひと段落ついて文章を読み直して、全部消しました。面白くなかったからです。YouTubeを実際にやってきた人間が書く「YouTubeで儲けた話」は確かに価値があるし、きっと誰かの役にたつでしょう。でも面白くなかった。
なんで面白くない記事になったかというと、この記事は「役に立ててもらおう」つまり「読み手の反応を気にして」書いたものなんです。別にこの書き方が悪いと言うわけではありません。
ただ僕の商売柄、「へぇ〜すごいな〜」くらいの記事をいくら並べてもダメなのです。僕は僕を好きになってくれる少数の人と出会いたい。わざわざ読みにきてくれた人に何の感動も与えられないようじゃ、とてもそんな出会いは作れないのです。
最近のテーマは「書き手の自分がとにかく楽しむこと」です。才能があるだけでは努力する人に勝てないし、努力なんかじゃ楽しむ人には勝てない。だから今の僕は「書けそうなこと」をとにかく書いていくフェーズにいません。
「書いていて楽しいこと」が今の僕には大事です。楽しくないくらいなら書かない。もう1000本くらい記事を書いてきてますから、文字慣れするフェーズは終わったと思っています。
少なくともここまで書いてきた「マジで書くことがない」という文章は、その前に書いた「YouTubeの攻略は大変ですよ…?」という内容より楽しく書けています。楽しさを積み上げていくと、不思議なミラクルが起きるんです。だからよし、です。
「とにかく書く」が大事な時期もある
今回僕と一緒にセミナーをしてくれる大高あみちゃんは独立する少し前に、「1ヶ月10万字チャレンジ」をやったそうです。読んで字の如く1ヶ月に10万文字を書く。
片道2時間の通勤で仕事をし、帰宅して育児をし、家族が寝静まった後に毎日3000字のnoteを書いていたそう。想像しただけでハードですね…
「その期間で得たものは多かった」と彼女は語ります。ネタを捻り出して眠い目を擦りながらひたすら文字を打つ。そうすることで自分の人生を自分で見つめ直すことができたそう。
これをずっと続けろとは言いませんが、発信を通じてなんらかの成果を得たいならこのくらいの強度でアウトプットを経験することは必要かと思います。鍛錬期ですね。これだけやれば頭が「ブログ脳」に切り替わります。
無いネタをひねり出す知恵。書くための時間と体力を確保する工夫。必死で書いていると「発信のやり方がわかりません」と言っている場合ではなくなります。
僕も何度も鍛錬期をやっていますが、思考レベルが3段階くらい上がる感覚がありますね。発信はぶっちゃけ体力勝負です。いくらいいアイディアをひらめいても、文字に落とすまで体力がもたなければ形になりません。
発信を仕事にしたいなら1ヶ月に10万文字書けるくらいの体力は欲しいところですね。別に毎月書けって言ってるわけではありません。1回でも書いてみて感覚を掴むことが大事なのです。「ああだいたいこのくらいね」って。
書いている時間で言うと1日も欠かさず毎日2時間くらいですかね。これはネタを考える時間を抜きでの話です。頭の中でテーマを考えて、何となく構想を練った時点て、2時間のタイピング。これを30日で9万文字なので、プラスアルファどこかで3記事余分に書かないといけないですね。
そう考えると結構な量になります。でも毎月書けって言ってるわけでは無いですから、そんなに難しい話では無いですよね。タイピングが速い人はもっと短くていけるだろうし、コツを掴めばライティングの時間は短くなります。
何が一番大変かって、「ちゃんとした記事を書きたい」という自分のエゴとの戦いです。ひと月に10万字も書こうと思うと、記事の完成度を気にしている暇がありません。余裕がないんです。
そこを吹っ切れるかどうかが職業発信人になれる境目な気がする。だって発信の良し悪しを決めるのは書き手ではなく読者なんですよ。けっしてあなたじゃない。そこを感覚的に理解できるかどうかは、実際にハイペースで記事を出す生活を送らないとわからないです。
基礎トレ、ちゃんとやろ
ちなみにこの記事が今の時点で2600文字です。時間にして1時間とちょっとくらい。PCの前に座ってからは1時間半くらいですね。投稿のペースは2日だして1日お休みって感じなので、このペースだと月間6万文字くらいです。まあ通常運転だと全然上出来ですね。
書くというのは全てのコンテンツの基本であり、上達させる方法は「書く」以外にありません。いくらノウハウを集めてもダメです。書かないとうまくならない。
だから「何を書けばいいだろう?」って考える前に、とにかく体力づくりの意味で書きまくったほうがいいです。どんなスポーツでも走り込みをやるのは、走ることは全ての動作の基本だからです。ちなみに僕のいた高校では吹奏楽部も走ってました。
1ヶ月に10万字書いたって売れるようになるとは限りませんが、少なくともこの時代を生き抜くための「書く力」は身につきます。もうね、これはシノゴの言わずに書くしかない。書かないとわからないですよ。
僕は僕に関わってくれる人に本気で「発信を通じて食えるようになって欲しい」と思うし、僕はフリーランスの世界で6年も生きている人間なので、綺麗事は言いません。
仕事にするレベルで発信に取り組みたいなら、1ヶ月に10万字くらいは書けるようになってください。ノウハウやテクニックはその後でいいです。毎月書かなくていいです。
1回くらいは書き通せる体力と工夫。それさえあればあとはどうにでもなります。頑張ってや。応援してます。基礎トレでさえ楽しめるようになったら最高ですよ、という話です。以上です。
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