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秘密結社琥珀堂会議・総帥。旅、温泉、酒をテーマに文章を書く予定。 Twitter @nyone_twi

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最近の記事

卵液との対話(2023年12月19日)

・えー、モルトウィスキーとかけまして、源泉掛け流しの温泉と解きます。 ・その心は? ・どちらも、60度を超えると流石にきつい。 ・ガハハ! ・無理て。 ・依然として皆の唇が見えない昨今だが、今年は比較的本寸法に過ごすことができた。フェスは野外でビールを飲みながら声を出せた。地元の夏祭りも復活し、酒を飲みながら太鼓を叩いた。父が生前に作った曲をレコーディングし、実家のやたら広さだけはある庭でアンプを繋いでライブをやった。 ・今の会社では社長お付きのなんでも屋のような

    • 夜のウバメをさまよう(2023年12月18日)

      ・植木市でしだれ桜を買った。でかいので車の助手席に寝かせて持ち帰った。植物にあまり詳しくなかったので知らなかったが、桜は普通に鉢植えで育てられるらしい。先に言ってくれたらもっと早く買っていた。これで次の春の夜に一人花見酒ができるだろう。 ・実の親の法事で香典を包んでないのは兄弟で俺だけだった。親の法事で香典を包むというのは想像の埒外だった。完全に貰うサイドの立ち位置だというつもりだった。こういうのは事前説明会が必要な案件だろうといつも思う。自分が招待客の飲み会に寸志を持って

      • 呆れた時代じゃでいじゃ

        ❤ 先日、推しの伯母から言われた言葉を忘れぬようここに記録しておく。 意訳:(最近の若い人達は)スマホばかりと睨めっこしていて、現実の人の目を見る機会が少なくなっているように思います。今の世相は私から見ると呆れる事も多く、大変な事だと思います。 ❤ 先日、10年振りくらいにポケモン(SV)をやったが大変良かった。 オープンワールドでポケモン達がどのように暮らしているかがわかるのが良い。ハネッコは強い風が吹けば飛んでいくし、ヤドンは水面で泳ぐでもなくぷかぷか浮かんでいる。

        • 「セカンドカーの誘惑」2021年11月7日日曜日

          ・よく晴れた日だった。午前中は掃除や洗濯、ベランダの薔薇の手入れをして、正午に隣町の蕎麦屋に行ってカツ丼を食べ、美容室で髪を切り、帰りにスーパーで鯛のアラとあさりを買った。蕎麦屋では蕎麦が出てくるまで、ミナミの帝王を読んだ。製薬会社のMRの話で、営業の仕事は恐ろしいものだと思った。帰りに前職の主任とすれ違った。 ・ローソンで最新号のブルータスを買った。蒸留酒特集。蒸留酒を飲もう。アルマニャックなど。メスカルって飲んだことないな。こう言う時、試飲ができる酒屋が近くにあればいい

          「世界顛末研究所」2021年5月16日 日曜日

           夜、いつもの様に当てもなく空を飛んでいると、眼下に見える川沿いに街の灯りがあったので、橋下の河川敷に着陸して、散策してみることにした。  どこにでもあるような、田舎の商店街だった。何かの祭りが催されているようで、流行らなさそうなアーケードの至る所にひなびた提灯が吊るされていて、浴衣を来た地元の人々が行き交っていた。  アーケードの出口付近にゲームセンターを見つけたので、なんの気無しに入って見たら、お菓子のクレーンゲームの前ですれ違った子連れの母親が「ここより楽しい場所が

          「世界顛末研究所」2021年5月16日 日曜日

          「キャッチー3」2021年3月22日月曜日

          ・一日中なんか寒かった。晴れてはいた。近所の弁当屋に初めて行ってみたがなかなか美味かった。禁酒日だったが、やっぱり一杯だけ飲むことにした。カルヴァドスにした。チョコも一個だけ、食べることにした。 https://nico.ms/so38449918 ・「無職転生」アニメ素晴らしかった。現在のテレビ放映のアニメで良くこんなクオリティの作品をワンクールやり切ったものだと恐れ入る。 ・ずっとニコニコ動画で試聴しているが、コメントを見る限り殆どの視聴者が小説30冊分もの膨大な文

          「キャッチー3」2021年3月22日月曜日

          「たかしくんの市場」2021年3月15日月曜日

          ・よく晴れた、暖かい日だった。マイナンバーカードが完成したという事で、仕事をサボって役場に行って受け取ってきた。 ・夕方の買い出しの支払いをPayPayで決済したら400円戻ってきた。400円ありゃ一日生きれる、助かるぜ。 ・イギリスのラムを飲みながらこれ書いてる。最近休肝日守れてないな…… ❤︎今日のお言葉:クレジット ・電気自動車大手の米テスラが遂に黒字、通期ベースの最終損益が黒字になるのは10年の上場以降で初めてとの事である。 ・十年も赤字を出しておいて、よく

          「たかしくんの市場」2021年3月15日月曜日

          「アナログ眼鏡を掛けたまま」2021年3月14日日曜日

          「客に尻を向けて良い仕事が二つある。指揮者と風俗嬢だ」 ・仕事中にふと思いついた言葉だが、類似する名言はなさそうだ。 ・両日ともよく晴れた週末だった。有り難くも来週に送別会を開催してくれる事となった同僚に渡すお礼の品を買い求めるべく、車を出して街に出た。割と良い店に行ったのだが、品物は結局、ハンカチとコーヒー豆のセットという、当たり障りないものになった。昼飯はラーメンにした。替え玉も食べた。 ・女性へのプレゼントならもっとやりようがあるが、男に渡す品物は選択肢が少ない。特

          「アナログ眼鏡を掛けたまま」2021年3月14日日曜日

          「そこでAppleに入る訳でしょ」2021年3月12日金曜日

           天気は曇り。朝方から台風のような強い風が吹き、小粒の雨が降っていた。  前夜に悪い上司が飲みにいくのに付き合ったため、終日眠く、やる気がなかった。有給だった後輩の客がひっきりなしに来店したため、自分の仕事はついぞ出来ず仕舞いだった。夕方に、取引先の高貴なマダムにホワイトデーのお菓子を渡しにいった。昼飯はカツカレーにした。  大震災の日、自分はホテルマンになっていた大学の先輩を尋ね、福岡県のシティホテルにいた。夜はそのホテルに一泊したのだが、部屋に戻りテレビをつけたらあの様

          「そこでAppleに入る訳でしょ」2021年3月12日金曜日

          「飛ぶのは恥だが役に立つ」2021年3月10日水曜日

          ・よく晴れた日だった。 ・仕事で数千万単位の契約が取れて気分が良い。この案件の成否が職場の今期の業績に直結するため、退職時期を今月まで引き伸ばされたのは想定外だった。 ・退職により、一生ゴルフをせずにすむ身分になると思っていたら、同僚の厚意により送別ゴルフコンペを開いて頂くことになった為、退勤後、重い腰を動かしてゴルフの練習に行った。練習場は客がまばらで、その殆どが顔見知りらしく、すごい方言を飛び交わせておしゃべりしていた。古いスピーカーから昭和の歌謡曲が流れていた。グリ

          「飛ぶのは恥だが役に立つ」2021年3月10日水曜日

          「アメリカの若者も疲れている」2021年3月9日火曜日

          ・天気は曇り。いつものように出勤して、いつものように働いた。飛び込みの客が多く忙しかった。寝坊して弁当を作り損ねてしまったため、近所のファミマでおにぎり弁当を買い、買い置きのカップ麺と一緒に食べた。日清のシーフードヌードルにした。 ・今月で仕事を辞める緊張感は一切ない。溜まった有給を使わないのかといろんな人に聞かれるが、そもそも職場の人繰りにそんな余裕はないし、自分自身もさほど休みが欲しいとは思っていない為、結果として暇つぶしのように出勤している。自分が然程この仕事を嫌って

          「アメリカの若者も疲れている」2021年3月9日火曜日

          太陰暦再び(日記・備忘録 20201118)

          ・自分の携帯のメモ帳には多種多様な雑文が溢れている。メモ帳以外にも、Evernote、Simplenote、そしてPCのストレージ内の至る所にも、そうした雑文が散乱している。それらが何の効力も発揮していないのが歯痒くてならず、とにかく特定のサービスないし媒体に移行させたい。 ・近所のやる気のある酒屋の店主曰く。オーストラリアには多様な種類の品種の葡萄が育てられているが、世界的な地球温暖化に伴い、その育成スピードは年々速くなっている。一部のワイン生産者の間では、葡萄の育成周期

          太陰暦再び(日記・備忘録 20201118)

          中華屋省の陰謀(熊本県水俣市 湯の児温泉)

           十五時前に湯の児に到着、本日の宿「昇陽館」にチェックイン。  事前の天気予報に反し、外は清々しく晴れ渡っていて、ベランダから外に出ると、すぐ目の前に青く凪いだ不知火海を見渡す事ができた。  入り江になっている関係で、目の前いっぱいに海が見えているのに、潮騒は聞こえない。太平洋側で生まれ育った身としては、それは実に不思議な感覚だった。蝉の音だけが、真夏の海に響き渡っていた。  早速風呂に行った。当宿には「空いていれば使って良い」貸切風呂が二つあって、上記掲載の写真はそのう

          中華屋省の陰謀(熊本県水俣市 湯の児温泉)

          【創作】ふと忘れそうになるけれど(敷島荘にて)

           土曜の夜、部屋に牧園がやって来た。   「文《あや》さーん、失礼しゃーす」 「おーう、お疲れー」  牧園は私の部屋に入ると、まるで勝手知ったる我が家の如く、三枚ある座布団のうちの一枚にどかりと座り込み、手元のものを卓袱台の上に並べ出した。今し方、下の厨房で作ってきたと思しきつまみ数品、麓の街のスーパーで買った菓子類、ペール一杯のでかい氷、世界各国の不思議な酒、コップと栓の抜かれたビール……。手早く注いで軽く乾杯。 「今日のポークステーキどうでした?」 「ああ、美味かった

          【創作】ふと忘れそうになるけれど(敷島荘にて)

          Chlorkalk、Clynelish

           この間、生まれて初めて製氷器を買った。快挙である。  以前から製氷器というプロダクトが好きではなかった。  製氷器に水道水を溜めて作られた氷が嫌いだった。小さくて、白いカルキが矢鱈と入っていて、すぐに溶けるのが嫌いだった。  社会人になって初めて冷蔵庫を買った時も、冷凍庫に標準で入っていた製氷器はすぐに捨てた(厳密には実家に送った)。自宅で氷を作った事は一度もなかった。以前住んでいたアパートには近所に氷屋があったのでそこで氷を買ってきて、包丁とアイスピックで割って使ってい

          Chlorkalk、Clynelish

          油を塗りたいお年頃

           土曜日。陽光は強かったが、時折激しい雨が降る日だった。  ここ数年購入を検討していたワイヤレスイヤホンを買うべく、車を出して街へ向かった。今住んでいる場所から結構な距離があるため、本当ならば一泊して繁華街で酒でも飲みたいところだったが、時世を考え日帰りとした。  正午に到着、ラーメン店で昼食を摂り、Apple StoreでAir Podsを購入。  ワイヤレスで音が聞けるのは想像以上に快適で、マイクの集音も問題なく、満足出来る買い物だった。  十四時に友人宅へ。コーヒー

          油を塗りたいお年頃