ドイツ・ドレスデンのクリスマスマーケット巡り。
先日からちらほら紹介してきたが、今回は私が行ったドレスデンのクリスマスマーケット数カ所と、戦利品の紹介をしようと思います。
ドレスデンのクリスマスマーケットはドイツのクリスマスマーケットの中でも最古と言われていて、伝統と歴史のあるクリスマスマーケットとされています。
最古と言われるStriezelmarktを中心に、15カ所のクリスマスマーケットがあるらしく、クリスマス飾りと露店が数店みたいなコンパクトなものも含めると、20カ所くらいはあるんじゃないかと。
ドレスデンとクリスマスマーケットの歴史については、Ditoさんの記事を是非読んでいただきたいです!私も大変勉強になりました!🙏
私はそれぞれのクリスマスマーケットの雰囲気と食べたもの、出会ったものなどをまとめていきます!
ドイツ最古!”Striezelmarkt”
ドレスデンのクリスマスマーケットといえばここ!なクリスマスマーケットは、このドイツ最高の認定クリスマスマーケットである「Striezelmarkt」。
食べ物・飲み物・お菓子・クリスマス飾り・衣類・石鹸やろうそくなどのアロマ商品・アトラクションなどなど、とにかく色々なものがぎゅっと詰まったクリスマスマーケットです。
中心には大きなモミの木とドイツならではのクリスマス飾りとして有名な「ピラミッド」が立っています。
*お買いもの*
オーナメントのようなクリスマスツリーに飾るものも売っていますが、置物も結構充実しています。ドイツの木製の人形はコロコロとしたかわいらしいフォルムのものが多いのですが、クリスマスの人形も可愛らしいです。
人形も、このような手のひらサイズのものもあれば、人形というより置物という感じのものまで結構種類があります。
テレビなどで見たことがあるような、兵隊の格好をした定番のくるみ割り人形なども置いてあって、あぁヨーロッパに来てるなぁという気分にさせてくれます。
オーナメントも、人形がぶら下がるようなものだけでなく、趣向を凝らしたものがいっぱいです。レース編みやスパイスがついたもの、ジンジャーブレッドのようなクッキー、とにかく色々!
そのときときめいたものを毎年クリスマスマーケットで少しずつ買い集めながら、クリスマスのオーナメントや置物を増やしていくみたいな暮らしにちょっと憧れてしまいました。楽しいだろうなぁ。
あと、手袋や帽子、靴下などの毛織物系のショップも結構あります。
お土産や贈り物にもいいかもしれません!
*食べもの*
クリスマス定番の飲み物といえば「Glühwein」!
マーケット内のいたるところで売られています。
1杯の値段はここでは4~4.5ユーロくらいで、このカップの保証金(Pfand)として4ユーロ。日本円への換算は……震えるので割愛で。(笑)
お祭りだから!!お祭り価格だから!!!
グリューワインは大体のお店で赤・白・ロゼの3種類の販売が一般的。
3種類とも飲んでみましたが、正直どれも違った味わいで美味しいです。(笑)
ベーシックなコクのあるグリューワインを味わいたいなら赤、さっぱりした味わいが良ければ白、どっちも味わいたい人はロゼみたいなイメージです。
甘さや度数は、どれもあまり変わらないかも。(味覚と度数の感覚がおかしかったらすみません)
ほかにもお酒が結構販売されていて、「プンシュ」と呼ばれるフルーツホットカクテルみたいなもの、「アイヤープンシュ」と呼ばれるカスタードクリームみたいな色味の卵を使ったお酒、グリュービア、ココアにお酒を入れたものや、ほかにももっと強そうなお酒もちらほら……
もちろん、寒くてもジョッキでビール!という猛者もいます。(笑)
ノンアルコールのグリューワインやプンシュ(キンダープンシュ)、ココアや紅茶もあるので、ノンアルコール派の人もご安心を!
クリスマスマーケットの楽しみの一つが、このマーケットごとに違うマグカップを見つけること!
こちらのカップはお店に戻せば4ユーロが戻ってきますが、このまま持って帰ることも可能です。
それも想定してか(むしろそれを狙ってか)、毎年色やデザインを変えているようで、側面や底に作られた年が書かれていることが多いです。
だからこそ持って帰ってコレクションするという人も多いのでしょうね。
ドレスデンの中心部のクリスマスマーケットはマーケットごとにオリジナルデザインのカップがあって、マーケット内で大体同じデザインのカップが共用されています。
あと残ったカップは再利用されているので「あら珍しい色!」と思ったら実は数年前のカップだったということも。
紅茶を頼んだり、別のホットドリンクは普通のガラスのグラスで出されてしまうということもあるので、前に注文している人を見ながら買うところを選ぶことをおすすめします!
「どうしても今年のカップがいい!」という場合は、注がれる前にお願いすると応えてくれることも多いです。
レジ脇にカップが積まれているお店も多いので、ドイツ語や英語が苦手でも、指さしながらお願いすると通じやすいかも。
クリスマスマーケットは食べ物も充実しています。
ドイツでは定番の野外フード「ブラートブルスト(焼きソーセージWithパン)」、カリーブルストなどのソーセージ系の料理のほかに、フライドポテト、お肉の串、ミニピザみたいな「Langos」や「Flammkuchen」、にんにくの香りただようパンや、グラーシュなどのスープ系などなど、バリエーションが結構あります。お肉系だけでなく、野菜だけの料理を扱っていたり、お魚の料理をメインにした露店などもたまに出ていました。
甘いものは、シュトーレンやケーキ、クッキーを中心に、「Baumstriezel」という、ディニッシュ記事のようなものを筒状に焼いたお菓子やクレープ、キャンディ、焼き栗、チョコレートがけしたリンゴやいちごなどのフルーツ、砂糖がけしたナッツなどなど、とにかくたーーーくさんあります。
そんな目移りしまくりな中、シュトリーツェルマルクトで私が食べたのは、この「Kräppelchen」という揚げパンに粉砂糖をかけたもの。
油で揚げているのでパンが口にいれるときはふわふわで、噛むともちっとしていて、揚げパン好きの日本人は大体好きだろ!っておいうお味。
甘すぎず素朴でとても美味しかったです!
これを買ったお店の隣で売っていた、「Quarkkrapfen(たぶんQuarkbällchenと一緒)」も柔らかいサーターアンダギーみたいな見た目で、とても美味しそう……
でも揚げ系を食べ続けるのは(胃的に)危険と思い、今回は断念。
次回は食す!
*気になったもの*
ここからは、気になったものを……
クリスマスマーケットの屋台には結構個性があって、屋根の上に人形などで趣向を凝らした飾りつけをされています。
なかには、日本で生まれ育った人間にはなかなか解せないもありまして……
もちろん可愛らしいものもいっぱいあるのですよ!!??
でも、こういうところに目がいってしまう性格なのです……。(笑)
続いてはこちら。
以前シュトーレン祭りで紹介した煙突掃除人さんの人形なのですが……
ちょっと不思議なフォルムをしてると思うじゃないですか…?
こちら実は、プルーンで作ったお人形の煙突掃除人なのです。
「Pflaumentoffel」というプルーンを使った、幸運のシンボルである煙突掃除やさんを模したお人形です。
色々と歴史と物語のある人形のようで、現在はこのクリスマスマーケットでだけ売っているのだそう。
人形は買ったもののコーナーでまたご紹介します!
続いてはこの、クリスマスマーケットを明るく彩っているこちらの星型のランプ。
「ヘルンフートの星」とか「アドベントスター」などと色々書かれていますが、もともとはプロテスタントのある宗派が作って飾っていたものなんだとか。
今はあまり宗派にとらわれず、クリスマスを彩る飾りとして愛されているようで、(少なくともザクセン州のお家には)たくさん飾られています。
お店のお兄さんによるとドレスデンのあるザクセン州では、BUCHBINDEREI KRAFTとHERRNHUTER STERNEというブランドが2大巨塔なんだとか。
おそらくドレスデン周辺のクリスマスマーケットで扱われているランプのブランドが、主にこの2種類ということのようです。
たしかに、ご近所でもこの2種類のランプをよく見ます。
(同じ星のランプでも形やつなぎ目のデザインに個性があるので、どっちのブランドか結構わかるのです)
この星はランプシェードで、別に電球や電源を買うシステム。
折りたたんで販売されているので潰れる心配はなく、このランプシェードだけ買って帰って日本の電球と電源を買えば、日本でもこの星飾りが楽しめますよ!
中心部だけど穴場!
”Romantischer Weihnachtsmarkt”
シュトリーツェルマルクト前の道路を渡って少し歩いたところにある、小さな広場で開催されているのがこの「Romantischer Weihnachtsmarkt」。
広さは上の写真くらいの、コンパクトなクリスマスマーケットなのですが、人がそこまで集まらない分、のんびりと食事やグリューワインを楽しむことができます。
お店のレパートリーはほとんどが飲食店で、少しだけ置物やお菓子の販売がある、というかんじ。
広場の隅では焚き火が焚かれ、グリューワインを飲みながら火で温まるというなんともドイツの冬っぽい経験ができるのも魅力です。
気分は中世のクリスマス!
”Mittelalter-Weihnachtsmarkt im Stallhof”
ドレスデンの旧市街の隙間のようなところにあるのがこの、中世風クリスマスマーケット「Mittelalter-Weihnachtsmarkt im Stallhof」です。
場所はドレスデンで有名な壁画「君主の行進」の真裏にあたりにあって、壁画の両端の通路から入ることができます。
中に入ると、そこにはほかのクリスマスマーケットとは違う、中世風のお店の数々!
飲食物はそこまで大きく違わないのですが、お店の人は皆中世風の衣装に身を包んでいます。
そのほか占いのお店があったり、毛皮(フェイク)のお店や、紐の工芸品屋や鍛冶屋さんが出店していてなかなか個性的です。
こちらもそこまで広くないというのもあって、平日の夜は大混雑!
こちらは土日入場料がかかる(1人5ユーロくらい)というのもあって、平日を狙ってきている人が多いようです。
平日の夜も、ステージで中世風の格好をしたおじさんが会場を盛り上げていて、なかなか賑やかです。
ここのグリューワインが美味しいみたいな情報を手に入れていたのですが、言われてみれば、あまり甘みや甘い香りが強くなかったので飲みやすかったような……?
ほかよりちょっと大人な味なのかもしません!
*気になったもの*
ここのマーケットは気になるものが色々あったのですが、一番気になったのがお風呂!樽風呂風のお風呂が、広場に普通に設置されています。
隣に飲み物やさんがあって、ベルを鳴らして注文するとお風呂の中でグリューワインを飲むことができるというシステムになってました。
こんな公衆の面前で風呂、楽しめるのか…?と思いましたが、本人たちはすこぶる楽しそうだったので、これはこれでいいのでしょう!(たぶんね!)
悪いかなぁと思いつつ、ほかの方も撮ってたので写真に収めさせていただきました。(笑)
ローカルの人が集まる?
”Advent auf dem Neumarkt”
続いては、フラウエン教会の見えるノイマルクト広場(Neumarkt)で行われているクリスマスマーケット。
こちらも観光エリアにあるクリスマスマーケットで、それなりに広さもあるのですが、どちらかというと現地に住む方が友達や家族と来ている、という感じが強いクリスマスマーケットでした。
賑やかなのにそこまで観光地っぽくないのは、多分明かりの少なさかなと思っていまして。お店はとても明るいのですが、広場というのもあって街灯がすくなく、Striezelmarktのように特設の街灯があまり立てらていないために夕暮れあとに来ると、結構暗めなんですよね。
食べるためのテーブルなどもあるのですが、そこもちょっと暗め。
お店を離れると、買ったものがよく見えないくらいです。(笑)
こちらもどちらかというと食べ物8、それ以外2という感じのマーケットで、グリル系のお店がほかよりもちょっと多めでした。
*食べたもの*
こちらは、ドレスデン(ザクセン州)の屋台フードHandbrot!
中に入っているものはお店によっても微妙に違っていて、チーズやハム、マッシュルームなどがあります。
こちらはなんとチキンカレー味!
ハンドブロートは、上にサワークリームを乗せて食べるのが定番で、「かける?」と聞かれることもあるし、有無を言わさずかけてくるパターンがあります。(笑)
基本的にチーズやクリームソース系が中に入っていることが多いので、そこにサワークリームをかけることに最初は驚きましたが、見慣れると普通。(こわい)
ドイツの料理には、バターやクリームのこってり感のあるものに少し酢や柑橘の果汁や風味をいれることで爽やかにする、スッキリさせるという調理法が結構あります。
サワークリームもそうですし、レモンクリームのソースとかも定番。
爽やかにしたいなら乳製品を抜いたほうが……と思わなくもないのですが、そういうことじゃないんだろうなぁ……。(笑)
こういう食文化や感覚の違いって面白いですよね。
ハンドブロートも、サワークリームのおかげでしっかりした歯ごたえのパンが食べやすくなり、酸味のおかげで飽きずに美味しく食べられます。
でも、見た目以上にぎっしり詰まった食べ物なので、色々食べたいときは2人くらいでシェアがオススメです。
こちらのクリスマスマーケットは混雑はしているものの、食べ物が充実しているのと独特の居やすい雰囲気があって、連日訪れては色々食べました。
豚肉のグリルとか、ラム肉の串とか、フライドポテトとか……
会場脇すぐに特設トイレが設置されていて(有料:1ユーロ)、夜は並ぶことも多いですが、探す手間が少ないというのもいいところかもしれません。
ほかのマーケットでは、近くのお店が有料でトイレを貸しているところもありましたよ!
隠れ家感が魅力!
”聖母教会周辺のクリスマスマーケット”
ドレスデンのシンボルの一つであるフラウエン教会(聖母教会)の周りではほかにもクリスマスマーケットが開催されています。
フラウエン教会からエルベ川に向かう道”Münzgasse”にもお店が所狭しと並んでいます。
クリスマスマーケットは全体的に飲食店が多めではあるのですが、こちらのマーケットは、周りに飲食店が多いからか逆にオーナメントや置物などのお店が結構多かった気がしました。
周りに有名なホテルもあって観光エリアではあるのですが、この細い道でひっそりと開催している感じが、隠れ家感もあって素敵です。
飲食店もあり賑やかなエリアなので、ついでにお散歩しながら雰囲気を味わうという意味でちょうどいい感じのクリスマスマーケットでした!
ここだけフィンランド?
”Finn Village”
一番コンパクトな広場で異彩を放っていたのが、フィンランド村と名の着くエリア「Finn Village」。お店が数店だけのマーケットなのですが、サーモンのグリルや、北欧っぽい飾りなども売られていて独特な雰囲気でした。
色々な国の料理が楽しめる!?
”Augustusmarkt – internationaler Weihnachtsmarkt”
こちらのクリスマスマーケットは、先ほどまでのクリスマスマーケットから、エルベ川を渡ったところにあるAugustusmarktで開かれているクリマスマーケット。
「internationaler」と銘打っているだけあって、お店のバリエーションがほかと少し違いました。
もちろん定番のグリューワインや焼きソーセージなどはあるのですが、アジアンフードやイタリア、フランスの食事やお酒、お菓子など、目先の変わったものがちらほらあるのが特徴です。
*食べたもの*
今までみたクリスマスマーケットとは、また違った雰囲気の食べ物に目移りしていると、ひときわ変わったお菓子を発見!
なんかボールみたいなお菓子です。
こちらはドイツでもフランケン地方のお菓子で「Schneeballenträume」直訳すると「雪だるまの夢」……?
ちょっと自信がないですが、多分そんなネーミングがついたお菓子。
試しに買ってみたのですが、こちらもずっしりしっかりなお菓子。
中身は特に何かが入っているわけではなく、砕いたビスケットに溶かしたチョコレートを混ぜて丸め、ココナッツパウダーをまぶしたものでした。
「ビスコ」のビスケットのような、軽くて少し酸味のあるビスケットにビターなチョコレートのコク、そしてココナッツパウダーのシャリシャリと風味が感じられるお味。
大分固く、投げたら痛い雪玉になっていますが(投げちゃダメ、絶対)、ちょっと変わっていて美味しかったです。(笑)
こちらで飲んだのは、ノンアルコールのホットジュース。
まあ、グラス目当てです。(ぐふふ)
ほかのエリアでは保証金が大体4~5ユーロなのに対し、こちらは2ユーロ。
ドレスデンではガラスのカップはあまり見かけなかったのと、この広場の入口に立っている金のアウグスト強王の像がモチーフに入っているのがドレスデンっぽくって良いなと思い持って帰ることにしました。
あ、ジュースももちろん美味しかったです!(笑)
町のお祭り感満載!
”Elbhangfest-Weihnachtsmarktes”
ドレスデンの中心部から離れ、「青い奇跡の橋(Blaues Wunder)」という名前がついた橋の近くで行われているクリスマスマーケットへも行ってきました。
毎年6月に「エルブハングフェスト」というお祭りをやっている団体が主催している、まさに町のお祭り的クリスマスマーケットです。
こちらで人気を集めていた食べ物は、「Dampfnudel」という蒸しパンのようなもの。
生地の感じ的には、蒸しパンというよりは肉まんの皮とか中華料理の饅頭に近い感じのフワフワ感です。
これはスーパーでも普通に売っているくらい、定番の軽食なのですが、これまで行ったドレスデンのクリスマスマーケットで、案外見かけなかったお菓子だったんですよね。
何かをかけることも多いし片手では食べられず、食べるスペースが必要だからかも?
ここは町のお祭りだけあって、ハンドメイドのアクセサリーや包丁屋さんなど、出ているお店もなんともローカルな感じ。
先ほど紹介した”Finn Village”よりも小さなエリアでの開催なので、そんなに長く見て回れる場所ではありませんでしたが、近所でこういうのがやってたらつい行っちゃうかも、という感じのほっこり系マーケットでした。
スケートもできるクリスマスマーケット!
”Dresdner Winterlichter”
最後に紹介するクリスマスマーケットは、ドレスデン中央駅から続く「Prager Straße」というショッピングストリートで開催されている”Dresdner Winterlichter”です。
こちらは、いい意味であまり格式張っていない気軽さがあるクリスマスマーケット。ここの一番の目玉は、道の真ん中に設置されたスケートリンクです!
広さ的には冬の赤坂サカスに設置されるような小ぶりなスケートリンク(あれよりは気持ち大きめです)なのですが、ショッピングストリートの真ん中にあるのはなかなかインパクトがあります。
こちらの会場の今年のカップは青のサンタ!
こういう可愛らしいカップで老夫婦がグリューワインを飲んでいると、なんか見ていてほっこりしてしまうんですよね。
クラシカルなのもいいですが、こういうキュート系カップもアリだな……と思いました。
*食べたもの*
こちらの会場で口にしたものはこちら「Glühbier」、つまりホットビールです。今まで回ったクリスマスマーケットでなんとなく目にしていて、いつか飲もうと思っていたのです。
ホットビールなので、ちょっとだけ泡立っていますが、見た目はほぼグリューワイン。
飲んでみると、グリューワインと同じシナモン・クローブなどの香りと何かフルーツの風味を感じ、後味はビール的な苦みがありました。甘みが少なく、炭酸もあまりきいていないので甘みが苦手な方はグリューワインよりも飲みやすいかもしれません。
どうやらこちらのLiefmansというブランドはベルギーのビールブランドのようでして、日本でも探すと購入できるようです!
興味のある方はぜひ!
クリスマスマーケットで手に入れた戦利品
大分長くなりましたが、最後に今回のクリスマスマーケット訪問での戦利品をざくっとまとめようと思います。
*マグカップ*
まずはクリスマスマーケットで自分へおみやげと言ったらこれ、マグカップです。
最初は集めだしたら止まらなくなりそうだし、あまりカップを増やすのもな……と思っていたのですが、行ったら欲しくなってしまった……不覚ッ…!(笑)
この、陶器にプリントするのではなく、陶器自体を凹凸させるデザインが好きで、似たようなのを2つ手に入れてしまいました。
全て2023年モデルです。
保証金が一番高いのは、左の中世風マーケットで手に入れたカップ、5ユーロ。ガラスのカップは2ユーロで、右2つは4ユーロでした。
まあいずれにしても、観光地でマグカップを買ったと思えば安いです。
右2つは食洗機にも対応していて(マークが入っている)、使い勝手の良さも素晴らしいです!
でもなんか使うのはもったいないので、当分は眺めて楽しもうかなと思っています。
*木彫りのノームとスパイスのオーナメント*
続いては、飾り物!
私はこちらのスパイスのついたオーナメントと木彫りのノームを買いました。
このオーナメント、家に置くとものすごい香りがします。
香りはシナモンなどの甘い香りが強めで、扱い的にはポプリに近いのかもしれません。
続いて右側にあるのが、木彫りのノーム。
ドイツのノームといえば、白雪姫の七人の小人のような目が隠れていないタイプのデザインが多いのですが、個人的には北欧のトムテ(クリスマスの妖精)みたいな、目が隠れておヒゲがある感じのがいいなぁと思い、さがしてたどり着いたのがこちらでした。
ややクラシカルな木彫りでありながら、なんとも愛らしい感じが気に入っています♪
そしてこちらの人形、実は煙を吐くのです……!
写真の右にある小さいお香に火を点けてこの木彫りの人形の中に仕込むと、おヒゲの真ん中にある口から煙を出すという仕組み。
この手のお香と置物がコラボした商品は結構売られていて、色々なデザインのものが売っていました!
*ドレスデン名物プルーン人形*
こちらは、さきほども紹介したプルーン人形。
襟の紙の色にバリエーションがあって、私は手に持っているハシゴと一緒の金色にしてみました。
プルーンなので食べられると思うのですけど、これ……いつ食べていいんだろう?
鏡開き的なものがあるのか、その時の気分で食べてしまっていいのかがわかっていません。そろそろ袋を開けて、後ろのプルーンマンの歴史とかその辺りを熟読してみようと思います。
*星のランプ*
星のランプが可愛くて、我が家でも飾りとして購入してみました。
こちらはBUCHBINDEREI KRAFTのものです。
HERRNHUTER STERNEのものは、根本のところにつなぎ目がしっかりとあってそれはそれでクラシカルな感じで素敵なのですが、私はこちらのシンプルな感じが気に入ってこちらを購入しました。
色は赤や黄色、グラーデーションが入ったものもあったのですが、あえて白いランプにしてみました。
部屋にあってもインパクトが強すぎず、ナチュラルな感じが気に入っています。日本に帰っても、電源を変えればインテリアとして普通に使えそうなところも好きです。
畳み方だけ忘れないように気をつけます。(笑)
さいごに
ドレスデンのクリスマスマーケットを回れる限り回りましたが、楽しかった……そしてたくさんあった…!(笑)
8カ所以上回りましたが、実はドレスデン内にまだまだあるんです……
まあ、巡ることではなく楽しむことが大事なので、限りある時間の中でせいいっぱい楽しめたかなと思います。
色々巡って思ったのは、クリスマスマーケットはキリスト教圏においての「 縁日 」みたいなものなんだなってことです。
日本の寺社仏閣や商店街などで新年に、新年の縁起物や甘酒をおしるこのお店が出ていたりお祭り的な屋台が出ることがあると思うのですが、あれと感覚がかなり似ている気がします。
家族で行ったり友人と行ったり。
年末と年始という違いはありますが、その年に感謝したり願ったりしながら皆でワイワイする楽しい場所なんだろうなと、参加している人たちを見て思いました。
縁日を辛い顔をして歩く人がいないように、クリスマスマーケットに来る人は皆にこやかで、場所だけでなく来ている人の気持ちや表情が、クリスマスマーケット独特の幸福感というか、どこかホクホクした感じを作りだしているだなと感じました。
そんな素敵な場所ではありますが、エリアや地域によってはスリが出ることもあるようなのでお気をつけて!
ドレスデンではそういう噂はあまり聞かないですが、荷物はコンパクトに、そしてバッグを体の前に置く&ジップを閉めるはマストです。(心配な人はコートの中に入れてしまいましょう)
それでは、楽しいクリスマス&クリスマスマーケットの時間をお過ごしください!✨