見出し画像

「自分は陰キャだ」と言うのをやめた話

「自分は陰キャだ」と思う人は多いだろう。私もそうだ。

気の置けない友人と話すときに「私は陰キャだから〜」、「私みたいな陰キャがそんなことしたら〜」などと発言する人は必ずいる。私もそうだった。



特にきっかけとかはなかったのだが急に思った。

「これって相手に失礼じゃない?」



「自分は陰キャだから〜」「私みたいな陰キャがそんなことしたら〜」     これは悪魔の言葉だ


私は陰キャ」   →   だから  →   ○○という結末になる            この手の構文は聞き手に激しく同意を求めている。              話し手は「私の気持ちわかってくれるよね?」というスタンスである。    (友達など)ほとんどの聞き手は同意を示してくれるはずだ。


友人はこう思うはずだ。

同意を求められる   →   同類だと思われている   =   "陰キャだと思われている"      



私たちは、相手に共感を求めるために「私は陰キャだから」、「私みたいな陰キャが」と枕詞を使って甘え、期待通りの共感を得て満足する。


よっぽどのことがない限り、聞き手は共感してくれる。


共感をしてあげた聞き手には「同じ陰キャだと認識されているから同意を求められたのだろうか」と思考が浮かんでしまうのではないか???


自分は友人に甘えて、共感してもらって安心して、相手には不安不快悲しみ虚無を思い起こさせる。


なんたる最低な行為だ。


こんなこと続けていたら、自分の数少ない友人が愛想尽かして関わってくれなくなるかもしれない。



だから私はもう自分は「陰キャである」って公言しないと決めた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?