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私の好きな本を7日間で振り返る。6
「クリスマス・カロル」
人生で今、最も愛している小説があります。
その本は私に読書の面白さと、作品を作ることによって人々に与える感動というものを教えてくれました。
本書と出会わなければ、私は読書という文化に触れる機会を今ほど得ることはできなかったでしょう。
それに作風も随分異なっていたと思われます。今よりずっとペシミズムに溢れた作品の数々になっていたでしょう。
それもまた面白いものだったのでしょう
好きな本を7日間で振り返る。5
五日目
高校から大学にかけて
哲学書を読み漁った時期があります。
様々な人の本を読みました。
最も影響を受けたのは、ニーチェとソクラテスの二名です。
相反するような思想の二人ですが、
この相反する力のせめぎあいが私の作品の核を支えているのではないか、と思います。
とくにニーチェは私に、既存の価値観と徹底的に戦うことを教えてくれました。
道徳というものを復讐と捉えた彼の凄みは察するにあまりあります。
私の好きな本を7日間で振り返る。4
四日目
『和解』 志賀直哉
文章を書く上で強い影響を受けた作家が2人います。
1人はダシール・ハメット。アメリカにおけるハードボイルドという小説分野の名手です。
ハードボイルドのスタイルは強い影響を受けました。
またダシール・ハメット氏については後日ゆっくりご紹介致します。
2人目は今回ご紹介する志賀直哉という人物です。
彼の小説は1文が非常に短く、すっきりとした印象を受けます。
そして、なに
私の好きな本を7日間で振り返る。3
三日目
民俗学という学問があります。
民族の風習、説話、文化を収集し、体系立てていく学問です。
日本における民俗学の祖というべき人が、今回ご紹介する「遠野物語」の著者、
「柳田国男」氏であります。
遠野物語は遠野の地のおける説話、民話、昔話を収集したものです。
これは柳田氏の代表的な作品であります。
本著における、仮名遣い、言い回しは、今となっては古いものではあります。
しかし、いざ読んでみれば、
私の好きな本を7日間で振り返る。2
二日目 「サキャ格言集」
読書好きの人は座右の本というものを持っていることがあります。
私の座右の本は今回ご紹介いたします「サキャ格言集」です。
著者のサキャ・パンディタは七世紀の中ごろに活躍した、チベットの宗教指導者です。
当時世界最強とまで言われたモンゴルと、チベットの間の外交において非常に大きな役割を果たしました。
なんと彼は祖国の取り決めとは言え、63歳にしてチベットを代表する人物として、
私の好きな本を7日間で振り返る。
以前、作家の山本様のご紹介でFacebookにて「7日間ブックカバーチャレンジ」というものに参加しておりました。せっかくなので、Facebookだけでなくそれ以外の媒体でも展開してみたい、と思いnoteにも展開する運びとなりました。こちらでも7日間にわけて振り返ろうと思います。
1日目
辻岡しんぺいと申します。
普段は作家や、俳優、演出家、研修講師向けのアクティング・コーチをしております。
今回