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vol.8 正しい体温の測り方

1. はじめに

感染者が更に増加している今、
体温を測ることが増えていると思います。

今までの人生でこんなに測ったことはないというくら
体温を測っているのではないでしょうか?

正しい体温の測り方って気にしたことはありますか?
上からや真横、真下から脇に入れてませんか?

今回は、正しい体温の測り方についてまとめました。

2. そもそも体温って?

体温は、皆さんもご存知のとおり
自分の健康状態を示す重要なバロメーターです。

人は、環境温度にかかわらず深部体温を一定の温度に保つ能力を持つ動物を恒温動物です。

体温は食べたものを熱に変えて作り出しており、
熱産生と熱放散のバランスを維持することで
一定の温度を保っています

3. 脇や口の中で測るのはなぜ?

人の身体は、場所によって温度が違います。

手や足の末梢は、季節や環境の影響を受けるため体温が安定していません。一方、身体の中心に近づくほど脳や心臓などの大切な臓器の働きを保つために体温は高く安定しています。(中核温)

つまり、これを測れば自分の安定した体温が何度なのかがわかります。しかし、体の深部のため日常的に測ることはできません。

そこで、身体の中核に近くて安定した温度が反映され且つ体に負担をかけずに簡単に検温できる場所として、腋窩や舌下を用いるのです。

4. 正しい測り方と注意点(画像) 

脇の温度は中心ほど高く、周りは低くなっているため
脇の真ん中に体温計をあてて下さい。

腋窩は左右差や発汗状況によって変動があるため、発熱時や簡易的に測るのには適していますが、基礎体温を測るような微妙な温度差の変化を知ることには適していませんので、舌下での体温測定が適しています。


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