numansion日記

とある町に、 現実と空想が混ざり合う小さなマンションがある。 そこに住む個性あふれる人たちの 日々の出来事や思いつきを綴る日記帳。 *住人たち* 101号室 らぶこ(らぶこ食堂店主) 203号室おざこ(おやつ sirimiri店主) 301号室DD(仮)(某珈琲店店主)

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とある町に、 現実と空想が混ざり合う小さなマンションがある。 そこに住む個性あふれる人たちの 日々の出来事や思いつきを綴る日記帳。 *住人たち* 101号室 らぶこ(らぶこ食堂店主) 203号室おざこ(おやつ sirimiri店主) 301号室DD(仮)(某珈琲店店主)

最近の記事

【203号室 / おざこ】旅に出たくてしょうがない。

今年のゴールデンウィークは、がんばろうと思って祝日と土日は営業した。(営業しなかった平日の二日間も仕込みで店に来ていた) 前の週を休みにして、ひたすら作ってストックして、冷凍庫は何も入れられないくらいになり。でもそのおかげで日々の仕込みがちょっと楽だった。 写真家の幡野さんの以前の展示で、コーヒーについてた“幡野みくじ”に「過去のあなたのファインプレーが、いまのあなたを救っているとぼくはおもいます」と書いてあった。仕込みがんばったあの時の私、グッジョブ!と何度も思っていた2

    • 【203号室 / おざこ】雨の月曜日。

      飲食系の店は週末まで営業して、月曜が定休日のところが多い。うちもそう。でも、自分が休みの時に行けるお店がすくないのはちょっと悲しい(勝手なこというけども)。だから月曜にやっているお店はひそかに特別で、開けててくれてありがとう~と思いながら利用する。 ちょっと話がズレちゃったけど、定休日なんだから一切仕事しない、って飲食業の人もいるとは思う。雇用されてたら、店が閉まってるとかで実際できないこともあるだろうし。自営の飲食の人はどうか。まぁまぁの割合で、仕事しちゃってるんじゃなか

      • 【203号室 / おざこ】ただの数字、ただの数字だけじゃないこと。

        文字にしておかないと、と前回言ってから一ヶ月経過。ぼんやりしたり、おやつばかり食べたり、遊んだりしてるけど考えてることは日々ある、のにやっぱり文字にするのをめんどくさがってるというか、後回しにしてるようです。勢いでログインして、書くしかないのよね。 この一ヶ月、ライブに行ったり配信を観たり、気になってたお菓子のオンライン販売を勝ち取ったり(カート開いて2分後には完売)、の楽しいことと。ロシアのウクライナ侵攻だったり先週の地震だったり、考えるとずん、と重みを増すできごとと。ぐ

        • 【203号室 / おざこ】文字にしておかないと。

          いつか誰かのツイートで「思ったことを文字にしておかないと、消えてしまう」というような内容のを見た(言葉は違うだろうけど、そういうかんじの)。 そうだな、たしかにね、と思って、その後なにかふと思ったり考えたりしたことをどこかに書き残したい気持ちと(作ればあるだろうに)時間がないという気持ち、後者にのまれて流れていった。つまり消えていった。もう思い出せない、消えたなぁということだけ覚えてる。 内容があるのにできない時(できない気分の時)もあれば、特に内容はないけどやりたい時も

          【101号室 / らぶこ】ハムパンとコーンパン

          私の母は私と真逆の性格で、 凝り性で研究者タイプの負けず嫌い。 腰は重いが、ひとたび始めたらとことん追求していく。 私が子供の頃、母がハマったのはパン作りだ。 毎日毎日パンを焼いていた。 食パンあんぱんクリームパン、 特に子供たちに人気があったのは、ハムパンとコーンパンだった。 昨日母が突然2大人気パンを焼いた。 30年振りの再会に胸が高鳴る。 薄いが故にちょっと固くなって旨味がギュッとなったハム。 マヨネーズの酸味が引き立てるコーンの甘み。 それらをくるんと包む甘めのパ

          【101号室 / らぶこ】ハムパンとコーンパン

          【301号室 / DD(仮)】仮想現実と現実の間

          みなさまこんばんは、某珈琲店店主のDDです いきなりですが あなたは 現実を生きていますか?   そうです、某映画を見て影響を受けています わたしは もし今 誰かよく知らない何でも知ってそうな雰囲気のある人に、 あなたのいる世界は〝現実“ ではないよ、と言われたら 「……え? そうなの? なるほどそう言われればそんな気もしていたな」と思って納得するかもしれません それほど あやうい、不確かな生き方をしているとも言えますし、とても素直な性格であるとも言えます でも  いっ

          【301号室 / DD(仮)】仮想現実と現実の間

          【101号室 / らぶこ】年末のショートケーキ

          子供の頃、誕生日は母がケーキを焼いてくれていました。 兄の誕生日はチーズケーキ、弟の誕生日はチョコレートケーキ。 年の瀬の迫った、12月30日生まれの私はというと、母の実家に帰省中ということもあり、気を利かせた親戚がなんとか開いていた某チェーン店のショートケーキを買ってきてくれるのが定番でした。 もうウン十年も前の話。 今みたいに年末まで開いている店なんてなかった頃の話。 贅沢は言えないですが、粒の小さい元気なさ気な苺に、乾いて硬くなったクリーム。バサバサのスポンジ。 も

          【101号室 / らぶこ】年末のショートケーキ

          【203号室 / おざこ】夜中に菓子を焼く。

          日付変わって0:34。ぴー、とオーブンが鳴って焼きあがり。 取り出して、網の上にのせる。冷ましながら洗い物したり、材料や包材の発注したり、インスタ見たりLINE返信したり。 この時間、店の外の世界は寝静まっている。ここが東京だったら、まだ終電も動いてるし起きてる人もある程度いるんだろうけど、この町の夜は早い。あ、今日(もう昨日だけど)は冬至だったんだ。夜が一番長い日だから、なおさら早いかも。 仕込みを早く始めて、早く終えればいいのだろうけど、私はかなり夜型なのです。朝は

          【203号室 / おざこ】夜中に菓子を焼く。

          〜プロローグ〜

          地方のとある街に、そのマンションはある。 そこにはあちこちからたまたま集まった人たちが住んでいる。 旅とカフェが好きな焼き菓子屋さん ちょっと癖の強い珈琲屋さん のんきに暮らしたいごはん屋さん 3人の共通点は「食いしん坊」であること。 ほら、今日もどこかの部屋から美味しい匂いが漂ってきた。 のぞいてみたら、ご相伴にあずかれるかな? ようこそ、numansionへ。 個性あふれる人たちの、日々の出来事や思いつきを綴る日記帳です。

          〜プロローグ〜