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なんで目くらのふりなんかしてやがんだ
イライラした表情。悲しげな顔。苦しげな目。
外に出ると、そんな光景が矢継ぎに現れては去る。それを見るたび、怒と哀が心のうちで交錯しては過ぎていく。
何も見たくない。視線は自然と、無慈悲なアスファルトへ移る。灰色に染まった路道だけを瞳に映して歩けば、余計な感情が吹き出ずに済む。
他者と話すときもそうだ。顔を見ながら話すと……言葉やしゃべり方はそうではないのに、表情で「怒っているのかな」と感じて
こんじゅりさんとの邂逅
こんじゅりさんとの最初の出会いは、彼女のNote記事だった。
慌てて裁縫した心の傷を両手で抑えて、なんとか縫い跡を繋ごうとしている。彼女の奥に徐々に広がる漆赤が、文字のひとつひとつから見えるようだった。
私は、映画をつくることも、漫画を描くのも、こうして文章を描くのも、「昔の傷を思い返さないため」が理由だったりする。表現をしている間だけ、不幸な自分を忘れることができる。
小学生の頃、ひどいア
クラウドファンディング
このnoteでは、嘘偽りなく自分の心境を書こうと思っている。
なので、今回はいま私が一番葛藤している、もやついている、クラウドファンディングについて、正直な気持ちを記していきます。
本作は完全自主制作なので、スタッフが資金を出し合いつくる方式をとっている。しかし、当初予定していた額をはるかに超えている現状がある。
ラストのとあるシーンを撮るには、予算が足りない。そこで一案として現れたのが、ク
初めまして!小池です。
みなさん、初めまして!
本作の監督・脚本を務めます、小池太郎です。
現在、絶賛準備中の映画「ナーストゥザフューチャー」、今回は本作の成り立ち、キャストのみなさまの他己紹介、そして製作にあたっての意気込みを書いていきたいと思います!
💊成り立ち脚本を書いたのは今から5年前。
大学生だった私は、ある日、友人で看護学生の女性から、彼氏との関係について相談を受けました。
ラインを送っても既読無