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足跡を振り返る。
最近季節の変わり目もあるのか、ちょっと上を向くことに疲れてきたなぁと感じることがありました。年が変わって3ヶ月が過ぎ、もうそんなに過ぎてしまったのか、とも取れるからかもしれません。
私たちは「できた」「できていない」
この2つだけで物事を判断してしまうことがあります。
もちろん期限があったり、できないといけないこともたくさんある。
「できた」の前には「それに取り組んでくれて助かった」「これ、ありがとう」が積み重なっているものです。そのたった一言が言えないまま、お互いがさみしい気持ちになることもあるかもしれない。
作業に取り組むことが当たり前のことだったとしても、なぜそんな声かけがあると嬉しいのかというと、そこに取り組んできている姿を見守ってくれていることがわかるからです。そして新しくまた頑張ろうの気持ちが湧いてくる。もしかしたら「今度はもっと早く仕上げよう」「ここを工夫してみようかな」といった意欲につながることもあるかもしれない。
結果も大事ですが、過程も大事。
それは結果に向かって行動する中で、改善する点が出てくるのが「過程」の中だからです。
結果はついてきたとしても、もしかしたら重複したことをしていたり、本来の良さが出せていない可能性もあります。例えばテストだと丸暗記してとった80点と、じっくり準備をして臨んだ80点。その後に知識として残るのは後者。
もしかしたらテスト勉強のやり方が間違っていて80点には到達できないかもしれない。
でも、過程を大事にすれば、間違った箇所がどこだったか改善できるところがなかったのか見直すことができます。その場だけで過ごして得た結果よりも、改善点があるというのはしっかり自分の行動の足跡を残している、とも取れるのです。
足跡を残すと何が良いか、というと辿ってきた道順を知ることができること。今、目の前にある「こっちのほうがいいだろう」というだけの結果ではなく、「なぜそれがいいと判断したのか」がわかる。
今あなたの前に「できていない」ことがあったとして、その中で取り組んできたことはなんでしょうか。試してみて合わなかったことがあったとしても、試すという行動を行った、時間が足りないことに気づいた、別のルートを見つけた。
「できる」への可能性はそこに眠っているかもしれません。ちょっと自分のつけてきた足跡を振り返る。そんな春もいいかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました(*´꒳`*)
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