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資治通鑑のエッセンス(小冊子)

「資治通鑑」、いきなりですが、これなんて読むかご存知ですか?「しじつがん」って読むそうです。古い書籍の題名ですが、タイトル画面のキセルを吹かした男性の横にも、資治通鑑と書かれた木箱が見えますね。この男性、実は、あの徳川最後の将軍「徳川慶喜公」ですが、この資治通鑑という書籍、大切に木箱に入れられて、しかも将軍さまがお読みになられる💦一体どのような書籍なのでしょうか?

構成は全249巻(完成初期は8巻)で、内容は以下の通りです👇

いやいや、かなり難しい本のようですね💦中国の歴代の名君(皇帝)の逸話集ですから、俗に言う帝王学になるのでしょうか?

では、吉津単さんは読まれたのですか?となりますが、実は私、看護学生時代に中国文学者の守屋洋先生の書籍にドハマリして、中国の逸話系みたいな話は、もう読みに読んだんで、必要ないかな?なんて思っていたのですが、手に取ってみると、「お、懐かしい~」みたいなエピソードとも、今回再会できたりして、実はかなり楽しめました!

もちろん、全249巻なんぞは、おいそれとは読めませんので、(塩野七海先生のローマ人の物語、全43巻ですら何年費やしたか)、今回、資治通鑑のエッセンスだけを小冊子にしたような書籍を読みました。それが、こちら👇

資治通鑑の名言に学ぶ
荒井桂 著
致知出版

これは、本当にすぐ読めます。内容もメジャーなエピソードだけで揃え、お時間のない方には、お勧めなのではありますが、現代語訳とはいえ、人によっては苦手な方もおられるかもしれないので、少しだけ中をお見せしますと…

漢文ではないとはいえ、大意(訳文)がないと正直、何が書かれているかわからない。

もちろん、徳川慶喜公は原文を読まれたのでしょうが、今回ご紹介した「資治通鑑の名言に学ぶ」の帯に書かれたような、リーダーの指針として、というより教養的に読んでたんじゃないでしょうかね?私の感想としては、「ちょっと帝王学としては浅い感じが…」ですからね。まあ、帝王学自体どんなものかを知りませんし、原文を読んだ訳でもありませんので、余り言えませんが、もし、これから深まる読書の秋の予行演習程度に、資治通鑑のエッセンス(小冊子)を傍らに置かれて、ちょっと名君(皇帝)気分を味わってみてはいかがでしょうか?

読書の秋、楽しみですね!

終わり

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