常識は覆る
今と昔とでは、全然変わってしまって、本当に何が真実で、何が誤りなのかわからなくなる時ってありますよね?
身近な変化だと、クラブ活動での「ウサギ飛び」だとか、「水を飲むとバテる神話」だとか💦
こういう変化は、実は看護や介護の現場でも起きています。
例えば、円座はかつて褥瘡(床ズレ)対策に積極的に使われていましたが、今では褥瘡部分の血流を妨げる(回復を阻害する)ということで使われませんし、「誤嚥時(喉詰め)に掃除機を使って閉塞物を取り除く」という行為も、誤嚥以上に掃除機の吸引力が人体に危険という理由で、現在は使用しないのが常識化しています。
今回は、そんな変化を精神科の中に探してみたいと思います。
もちろん、私自身の体験から話すのもありなのですが(私の文章の方が面白い自信はありますけどね💧)、今回は偶然見つけたこちらの雑誌から、探して行こうと思います👇
ただし、まだ最新刊ですので、ネタバレ厳禁ですから、目次と軽い感想程度のご紹介に留めておきたいと思いますので、気になった方は、書店等でお求めいただきたいと思います。
特集記事の目次には、激変する精神科訪問看護や違法薬物への取り組み、また医療観察法で精神科は何が変わったのか?、児童虐待の現場でのパラドックスなどがあり、精神科の中でも、この10年で様々なところで覆った常識を現場の医療従事者(主に医師)が、リアルに書き上げています。
個人的に面白いなと思ったのは、違法薬物への医療従事者や復帰支援者の考え方の変化は確かに激変してますよね!違法薬物撲滅推進活動をしていた筆者も、「ダメ絶対」や「麻薬は悪魔の薬です。あなたを暴走させます」などの説明は、余りに効き過ぎて、弊害が出ていたって回想しています。あ、ちょっとネタバレしましたね💦
ただ残念なところは、やっぱり気分障害(特にうつ)の治療の発展とか、社会の理解度(受け入れ)が上がったことや、それと関連してるのか?精神科クリニックの爆発的増加ですね。これも取り扱って欲しかったです。
雑誌が精神科看護だからかな?この変化などは、看護領域外のように思われるかも知れないけど、社会や職場の変化として考えるなら、私たち看護師にも重要な変化だと思いますよね?
或いは、まだ変化の途中で結論が出せない問題なのかも知れません💧
そう考えると今回、この特集の紙面に載らなかった話題が、次の精神科の変化の兆しなのかも知れませんね。
また機会があれば、そんなことも、noteに書いてみたいと思います。
終わり