
JRグループダイヤ改正号。を読んでみた
東海道新幹線から700系がひっそりと姿を消して1年、去年の7月号以来久々にJR時刻表を買ってみました。
まずびっくりしたのが、紙質が変わってます。いつ変わったんだろう、旅行を自粛して以来8ヶ月ぶりに買ったのでその間に変わったのかな?
そこで、去年の3月号を引っ張り出してきて隣に並べ比べてみる。
するとかなり薄くなっているではありませんか。
内容も薄くなってるのかな?
最終ページを見ると、どちらも1008ページで終わってる!
1枚1枚の紙が薄くなってるようです。
改めて表紙を見比べると、同じダイヤ改正号であるものの、去年の改正号は東海道区間から700系を卒業させN700系に統一し、R2500の通過スピードが落ちる車両を無くした事で「のぞみ12本ダイヤ」がスタートしたことのアピールを中心とした、能動的な改正であることが分かるもので、見開き3ページ分の「東海道新幹線 高速化の歴史」というタイトルのとじこみ付録がついた華やかな物です。
対して、コロナ禍による改正を余儀なくされた今年の改正号は、去年のそれと比べるとどこか寂しさを感じるもので「九州新幹線全線開業10周年!」の文字と800系新幹線の写真が表紙を飾っているのですが、
「全線開業の記念式典、あの年できる状況じゃなかったよな」
「三陸鉄道、いつか必ず乗りに行くよ」
‥いつもなら時刻表を見るとワクワクするんですが、今回は少ししんみりとページをめくってみます。
目次、トピックス、コラム、さくいん地図は以前のものと紙質の違いを特に感じませんし、各コラムのワクワクさせる内容もこれまでと変わらないように感じます。
もう少しページをめくった先にある、トクトクきっぷコーナー以降のページの紙質に変化がありました。
最近買った三省堂の「新明解国語辞典第八版」のそれに似た感じで「舟を編む」の物語が頭をよぎります。
時刻表として機能するページ全体はシックな色合いで、各新幹線、乗り継ぎ、特急のページの縁取りの色もシックなブルーに変わってます。
分刻みの時刻表データとしての細かい情報をここに羅列するのは場違いなので端折りますが
「ダイヤは生きている」
というのを聞いた事があります。
今回のダイヤ改正、コロナ禍にありながらも鉄道マンの意気込みを感じるものでした。