野澤比日樹

株式会社ZENKIGENの代表取締役CEOです。

野澤比日樹

株式会社ZENKIGENの代表取締役CEOです。

最近の記事

成長する組織に欠かせない『マネジメント』の大切な考え方

ある時、尊敬する経営者の方から、「社員数が50名から100名に拡大していくときに、マネジメントの機能不足が原因で、3度組織崩壊が起きた」という話を聞きました。 「50人・100人の壁」と言われるように、会社の成長と組織の拡大の過程で、様々な壁があり、場合によっては組織崩壊を起こす企業は多くあります。 会社の急成長により、「会社と社員の目指す方向性が変わってきた」など、離職が増える原因は様々だと思いますが、その中でも「マネジメントの機能不全」は大きな原因のうちの1つだと思いま

    • 歴史の洞察から導く真のリーダーシップ

      「リーダー」と聞いて、どのような人物を思い浮かべますか? 歴史には、偉大なるリーダーが数多く存在し、その行動と決断は時間を超えて我々に多くの教訓をもたらしてきました。 この記事では、真のリーダーシップを形成するための要素および歴史的なリーダーたちが共通して持っていた特質について考察します。 真のリーダーシップの要素まず始めに、私が思う、真に優れたリーダーシップの5つの要素について考えてみました。 1. ありたき未来を描く 2. 自分の言葉で伝える 3. 決断する 4.

      • 2023年の振返りとZENKIGENの2024年

        明けましておめでとうございます。 2024年は、元旦に地震で幕が明けました。私は、妻の実家がある新潟にコロナ以降4年ぶりに帰省し家族で過ごしておりましたが、震度5の強い揺れを体験し震撼するところから1年がスタートしました。妻の実家は海からも近いため、人生で初めて高台に避難することになりました。結果的に大きな被害を受けなかったのですが、テレビやSNSの映像や画像がこの地震の大きさを物語っています。被災された方にお悔やみを申し上げ、いち早く復興することを願ってます。後述しますが

        • 事業の社会的意義|追求のためには「組織の中に自己否定できる組織を持つ」こと 〜ZENKIGEN.Lab〜

          当社のビジョンは『テクノロジーを通じて人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する』です。 ビジョン実現に向け、社会的意義と新たな価値創造を追及するZENKIGEN.Labという研究開発チームを3年ほど前に立ち上げました。 今回はZENKIGEN.Labで研究員として採用面接やメンタルヘルスに関する研究を行っている岩本 慧悟と対談しましたので、ZENKIGEN.Labの取り組みを紹介したいと思います。 ビジョン実現に向けた全体像は前回の記事でご紹介しておりますので併せてご覧くだ

        マガジン

        • ZENnote
          6本

        記事

          「自分の人生を生きよう」という話

          先日、立命館大学大学院の守屋貴司教授よりお声がけいただき、 立命館大学大学院経営学研究科の「特殊講義 人財系スペシャリスト養成講座」にて、履修されている学生に「自分の人生を生きる」をテーマにお話しいたしました。 弊社の新卒の岡村さんが登壇レポートを纏めてくれましたのでお届けします。 以下、講演録------------ 「次世代への協力は惜しまない」私にはライフワークの活動としていくつか決め事があります。 そのうちの一つが「未来ある若者への協力は惜しまない」ということです

          「自分の人生を生きよう」という話

          世界に挑む|ZENKIGENの価値創造の仕組み

          『テクノロジーを通じて人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する』 当社のビジョンであり、創業よりここからブレずに事業を推進してきました。 前回の記事では、今年もビジョンの実現に向けてメンバーと力を結集して邁進する、ということを宣言しました。 では、「どのようにビジョンの実現に向かうのか」 ZENKIGENの価値創造の仕組みについては、社内メンバーと対話を重ね、ピッチやセミナーでは、度々発表をしてきました。 今回、価値創造における当社の強みと位置付ける【データ数/解析、A

          世界に挑む|ZENKIGENの価値創造の仕組み

          2022年の振り返りとZENKIGENの2023年

          明けましておめでとうございます。 2021年末にシリーズBの資金調達が終わり、アクセル全開で前進しようと思っていたところに戦争が始まり、それに端を発した原油価格高騰からインフレ加速、ゼロ金利解除からの世界同時株安となりました。それに伴いSaaS銘柄は平均して1/3〜1/4まで株価が下がるという衝撃の事態となりました。 取締役会で何度か議論し、この衝撃は数年続くだろうと判断し、アクセル全開から急ブレーキをかけ、コストを適正化しデッド(銀行融資)での調達も行いランウェイ(保有

          2022年の振り返りとZENKIGENの2023年

          人によるな、コトによれ

          『人によるな、コトによれ。』 これは、私が組織運営をする上において、とても大切にしていることです。 そもそも組織というものはなぜ存在するのでしょうか。 到底一人ではなし得ないことを成すために存在しているのが組織であり、そしてその組織を以て、何を成すのか、それこそがビジョンであります。組織が存在する以上、ビジョンに向かい社会に価値を生み出すのが、組織の使命であると言えます。 しかし、それがいつしか、売上や利益を上げることが目的化し、社長や役員など“声の大きい人”の実現した

          人によるな、コトによれ

          ZENKIGEN 創業5年の歩み

          本日てZENKIGENを創業して5年が経ちました。 会社の公式noteにこの5年の歩みがアップされたので、そのまま転記しますw 目次5周年を迎えるにあたって 数字で見るZENKIGEN -5年の歩みと現在地- (1)事業 (2)資金調達と採用・組織 Valueを策定 -ZENKIGENの価値観- ZENKIGENの描く未来 最後に 5周年を迎えるにあたって本日株式会社ZENKIGENは創業5周年を迎えることができました。 創業からの5年間、ZENKIGENを応

          ZENKIGEN 創業5年の歩み

          スタートアップワールドカップ日本代表決定戦に出てみた話

          スタートアップワールドカップ日本代表決定戦が7月21日に行われ、ファイナリストとして参加しました。 VCなどから推薦があった200数十社のスタートアップの中で予選があり、その中から10社がファイナリストとして日本代表決定戦に出場が出来ると言うものです。 今年で4年目ながら、世界70の国と地域で予選が行われ、優勝した会社が日本代表として世界一を決める決勝大会に参加できるという世界規模のピッチ大会です。 来場観戦者数が1,000人以上、オンライン参加2,000人以上、メディ

          スタートアップワールドカップ日本代表決定戦に出てみた話

          感動の2022年度新卒一期生の入社式

          4月1日は2022年度の新卒一期生の入社式を実施しました。 去年入社したカイトや創業6ヶ月で当時大学4年生で入社したヨシキもいますが、本格的に新卒採用を開始した新卒一期生となります。 (因みにカイトは0期生だそうです) 3月にインターン中(全新入社員が1年から半年は内定後インターンしてます)だった山根しのさんと配属面談をした際、「入社式って親から完全に自立する時だから、決意表明はこれまで育ててくださった親御さんへの決意表明にしたらどう?」みたいな会話になりました。 その

          感動の2022年度新卒一期生の入社式

          経営にはデザインが大事という話

          株式会社ZENKIGENは、11月に新サービス「revii(リービー)」をリリースしました。 「revii」は動画解析AIにより1on1におけるマネージャーとメンバーの関係性を定量化し、より良い関係性を築くための改善案を提示することで、組織全体のエンゲージメントの可視化と改善を行います。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000035867.html これまでも自社開発のプロダクトを打ち出してきましたが、内製しているのは

          経営にはデザインが大事という話

          2021年の振り返りとZENKIGENの2022年

          明けましておめでとうございます。 あっとういうまに一年を駆け抜けたという感覚で新年を迎えています。2021年はZENKIGENにとって大きな変化のあった一年となりました。そして2022年は更なる大きな変化を生み出していきますので、2021年の振り返りとZENKIGENの2022年についてまとめてみたいと思います。 ■ZENKIGENの数字たちまずは数字から振り返ります。 ・創業から4年でこれまでのトータルの動画数は150万データを突破しました。しかも年々加速度的に増えお

          2021年の振り返りとZENKIGENの2022年

          朝日地球会議に登壇

          朝日新聞が主催する国際シンポジウムである朝日地球会議に、DeNA会長兼経団連副会長の南場さんとYOUTRUSTの岩崎社長と共に【日本経済に真の新陳代謝を】をテーマに登壇しました。 大変僭越ながら南場さんからお声がけいただき、起業家の立場として日々の経営で感じていることや、資金調達に関することなどお話しをさせていただきました。 最初の15分は南場さんから日本が急速に新陳代謝を起こさなければいけないということを多くのデータを使ってその危機的状況の共有と、その打開策について解説

          朝日地球会議に登壇

          ビジョンマッチが必須という話

          株式会社ZENKIGENは、動画×AIの自社開発プロダクトを通じて社会変革を担おうとしているHRtechの会社です。 設立4年未満、社員が50数名で、これまで2度の資金調達を行っているフェーズのスタートアップです。 素直に吐露しますと、事業の拡大に採用が追い付いていないのが現状です。その弊害は至るところで出ています。 ゆえに、足りない人員を必要なスキルを持っている人を採用することで埋めるというのが当然の経営かと思いますが、ZENKIGENはスキルマッチだけでは絶対に採用

          ビジョンマッチが必須という話

          ZENKIGEN Valueを策定しました

          8ヶ月に亘り協議していたZENKIGENのValueが完成しました。    先ずは全社員でValue策定合宿を行い、皆で意見を出し合い、その後プロジェクトメンバーで集まり喧々諤々、何十時間も話し合い、時には出口が見えず プロジェクトが空中分解しそうになりながらも納得のいくValueが完成しました。 まずValueがZENKIGENにとってどのような価値体系に基づいたものなのかを整理します。 まず前提として、「経営理念」「Philosophy」「mission」「使命」「

          ZENKIGEN Valueを策定しました