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不登校【消極的不登校改善プログラム】

脳力療法研究所吉田です。

今回は不登校という題名でお話します。

不登校は基本的に義務教育中に起こる問題です。

通常中学校を卒業すると自由に自分の道を選択できます。

しかし義務教育中は自由にできません。

学校に行きたくない事は誰にでもあったと思います。

私の場合は勉強があまり得意ではありませんでしたので、義務教育中に勉強するのがめんどくさいと考えていました。

不登校ではありませんでしたが、学校を休む方法をいろいろと考えていました。

しかし不登校と聞くと、なんとなくマイナスのイメージが強くなりがちですが、決してそんな事はありません。

中学生くらいになると人間の自由意思がはっきりしてきますから、学校に行きたくない意思が強く出る方もいます。

不登校には二種類の不登校があります。

積極的不登校と消極的不登校です。

積極的不登校は学校が嫌だとか、勉強が嫌だとか、人間関係が嫌だとかではなく、自分のやりたい事があってそれを実現する為に不登校になるパターンです。

例えば、アイドルになりたいとか、タレントになりたいとか、絵を描きたいとか、作家になりたい、スポーツ選手になりたいなど、芸能、芸術を目指される方や人生の目的がはっきりしている方は積極的不登校になりがちです。

自分のやるべき事が他にあるから、勉強している時間を無駄に感じます。

どんなに人生の目的が決まっていても、義務教育の段階だと、自分の自由にする事は不可能ですから、不登校というのは自己主張の一種です。

不登校になる事によって、周りの反応を見ています。

親の期待や周りの期待が自分の方向性と合致していなければ、一旦、親の期待や周りからの期待を取り除いてあげる事が必要です。

つまり個性を認めてあげる事が大事になります。

はっきり言って、義務教育中の子供はみんな夢を持っています。

夢があって、やりたい事があって、趣味や芸能、芸術、スポーツなどあらゆるジャンルの中から、夢のかけらを持っています。

積極的不登校の子供には不登校が絶対的な悪であると植え付けるのは良くありません。

上手いこと人生の目的を聞き出して、一切否定せずに、人生の目的を達成する為のアドバイスをして、親は人生の協力者である事を植え付ける必要があります。

当然学校に通う様に軌道修正は必要ですが、積極的不登校は親と子供が対等の立場で話し合う必要があります。

親から見たら馬鹿げた夢でも、子供からしたら大真面目に夢を語っています。

成功すると信じ抜く事ができれば、成功の道が開かれるというのは、成功する道を探し続ける脳力開発です。

これは成功哲学ですが、自由意志を発揮した子供はちゃんと自分の哲学を持っています。

馬鹿にせずに、子供の哲学をお聞きいただきたいと思います。

そして消極的不登校は学校が嫌で、勉強が嫌で、人間関係が上手くいかない場合になります。

消極的不登校は何が嫌で学校に行きたくないのかを探るよりは、そばに寄り添って、絶対的な味方である事をアピールする必要があります。

積極的不登校が自分の拠り所を見つけているのに対して、消極的不登校は自分の味方を見つける事ができていません。

親はなるべく普段の生活を続けて、自然に振る舞う事が大事です。

不登校が一大事だと悟られると、取り返しがつきませんから、不登校になる事もあるよと思う心で、受け止めなければなりません。

ここで親にも仕事があるとか、お金稼がないと生活できないとか親が子供に対して言い訳するとどうにもなりませんから、子供以外のことは一旦置いておいて、考える必要があります。

消極的不登校は親の行動と子供に自信を持たせる事が大事になります。

【消極的不登校改善プログラム】

親の行動は
①朝必ず学校に行く時間に子供を起こす。
②朝の空気を取り入れる。
③朝食の前に飲み物を与える。
④学校に行くか、学校に行かないかを選択させる。
⑤学校に行く場合には学校に一緒に行くか近くまでついて行くか、玄関までの見送りでいいのか選択させる。
⑥学校に行かない場合は1日のスケジュールを決めさせる。
⑦学校から帰ってくる時間には玄関の前で帰りを待つ。
⑧学校から帰ってきたらお茶を飲ませる。
⑨夕飯は必ず一緒に食べて、子供が好きなおかずを必ず用意する。
⑩寝る前に明日も朝起こすからねと伝える。

①朝必ず学校に行く時間に子供を起こす。
義務教育中は生活リズムを壊さない事が大切です。
学校に行くか行かないかは関係なく必ず朝は起こしてください。
生活リズムは習慣作りです。
生活リズムが安定すると習慣が作れて、生活リズムが不安定になると習慣が作れません。
人間を動かしているものは習慣ですから、このリズムを一定に保つ事は大切になります。

②朝の空気を取り入れる。
暑くても、朝は全ての部屋のカーテンを開けて、窓を開けてお日様の光を入れる事と換気をして下さい。
エアコンをつけるなら、一度換気をしてからつけて下さい。
常に空調の効いている家でも、少しの時間は外の空気を取り入れて下さい。
雨の日でも、数秒でも開けて閉めるだけでもいいので、換気をして、日中の明るさを取り入れてください。
これは最初は親がやっても良いですが、いつかは自分の部屋は自分でやる様に習慣づけて下さい。
子供がやらない時は親がやって下さい。
本当に子供の気持ちが病んできますと、カーテンも開けれない子供になりますから、子供の体調管理の一環としても、カーテンの開け閉め、窓の開け閉めを取り入れてみて下さい。

③朝食の前に飲み物を与える。
朝起きてきたらまず飲み物を出してあげて下さい。
自分で用意させるのではなくて、親が子供の大好きな飲み物を与えて下さい。
何を飲みたいが聞いても良いので、今飲みたがっている飲み物を出してあげて下さい。
この親が子供に与える動作に魔法があります。
何飲むか聞いて、飲みたい飲み物を出してあげるでもいいですし、今家にない飲み物を飲みたいと言ったら今後はその飲み物だけは用意しておいてあげて下さい。
飲むか飲まないかはどうでもいいです。
親が子供に好きな飲み物を与える事が大事です。
意味は分からなくてもいいのでやってみてください。

④学校に行くか、学校に行かないかを選択させる。
学校に行かせる事を前提に子供を起こしますと、自然と起きない子供になります。
社会で生きていく為には生活習慣を崩さない事が大事です。
学校に行くか行かないかは朝食後に本人に決めさせて下さい。
本人は自由意志を発揮した人間ですから、ある程度本人の意思を尊重して下さい。
ここはめんどくさくても毎日聞いてください。
毎日行かないと言っても、毎日聞いて下さい。
ここも習慣性です。
突然聞くのをやめると、子供は見捨てられた孤独感が湧き上がりますから、できるだけ辛抱強く聞いて下さい。
大人は毎日学校に行かなかったら、高校はどうするとか将来はどうなるとか考えますが、子供はそんな事考えてる場合ではないくらい追い詰められている可能性があります。
親が余裕を持って対応する強さが必要です。
今生きていけない子供が不登校の先の人生なんて考えられるはずがないので、それは消極的不登校を脱出した後に考えましょう。
なんとでもなりますから、後からでも高校卒業の資格は取れますから、今目の前の事を大事にして下さい。
今の人間は追い詰めると簡単に死を選びますから、逃げ道は作れるだけ作って下さい。

⑤学校に行く場合には学校に一緒に行くか近くまでついて行くか、玄関までの見送りでいいのか選択させる。
学校に行く選択をした時は親が職員室に挨拶に行く事が理想です。
親のフットワークの軽さは子供に勇気を与えます。
子供が嫌がる場合は担任の先生に電話やメールでお知らせして下さい。
学校に行く場合には学校まで車で送ってもいいですし、知ってる友達がいれば友達に頼むのもいいと思います。
登校手段は子供の自由にさせる事が良いですが、子供が嫌がらないのなら、親も一緒に登校するのが良いと思います。
子供は一度行くと決めても、気が変われば全然違う所に行ってしまいますから、ここは信用と不審の狭間です。
信用して思い通りにさせるのか、学校までついていくのかは親の裁量です。
判断ミスのない様にお願いします。
玄関まででいいと言われても必ず玄関の外まで見送って下さい。
玄関の中と外では大違いなので覚えておいてください。

⑥学校に行かない場合は1日のスケジュールを決めさせる。
これは勉強だけでなくても良いです。
ゲームならゲーム、マンガ本ならマンガ本でも良いですが、時間管理を覚えさせて下さい。
最初はゲームだけとかマンガだけでも良いですが、決めた通りに行動させて下さい。
自由意志を発揮した子供は自分で決めた事には責任を持って行動する事ができますので、自分で決めたスケジュール通りに行動して成功体験を積み上げて下さい。
自分で決めたスケジュール通りに行動する事を習慣にして下さい。

⑦学校から帰ってくる時間には玄関の外で帰りを待つ。
学校に行く事を選択した場合には、学校から帰宅する時間に最低でも玄関の外で待っていてあげて下さい。
待つのが嫌いな人は通学路を歩いて迎えに行っても良いですが、もし友達と帰宅していたら邪魔になってしまうので、玄関の外で帰りを待つ事をお勧めします。
登校の時に玄関の外で見送って、帰りに玄関の外で待っていると、子供の脳は親がずっと玄関の外で待っていたと錯覚して、その姿を想像します。
子供は本来親を悲しませたくないと思っていますから何も言わずに玄関の外で帰りを待つだけでも効果があります。
子供を守るという事は綺麗事ではありません。
確かに経済力も必要です。
しかし親が仕事だ金だ品物だと言い訳した先に子供に甚大な被害が及ぶ事も理解しなければなりません。
今本当に大事なものは何かを考えて行動して下さい。

⑧学校から帰ってきたらお茶を用意する。
これはお茶を用意して与えるという2つの要素があります。
子供のためにお茶を用意して、与えるという作業は愛情の現れです。
玄関でお茶を持って待っているのも理想ですが、時期によって温かいお茶であったり、冷たいお茶であったりするので、帰ってきたらすぐに与える事が大切です。

⑨夕飯は必ず一緒に食べて、子供が好きなおかずを必ず用意する。
お腹が満たされると心も満たされます。
ひもじい思いをさせない様に、夕飯は必ず一緒に食べて、子供の大好物を用意してあげて下さい。
それを継続する事で、子供は愛情を自然と感じます。
見える愛情なんて限度がありますから、見えない所にどれだけの愛情を注げるかで、信用も、信頼も変わってきます。
是非楽しい会話をしながら愛情を注いでください。

⑩寝る前に明日も朝起こすからねと伝える。
これは夜更かしの予防の意味合いもあります。
この言葉を伝える事によって、夜更かしが多少減少されるのではないかと考えています。
もちろん全然効果のない言葉かもしれませんが、いつも思っている事は伝わると思います。
寝不足は起きる事が嫌になる原因ですから、遅くても20時〜21時の間には寝かせる事が理想です。

子育ては難しいですし、子供の個性によって違うので、一律の教科書は存在しません。
教科書は自分自身で作るしかありません。
それでも親が苦労している姿を子供に見せるのはあまり良くありません。
親が子供に見せて良い感情は悲しみと喜びです。
悲しい事があったら悲しいと伝え、嬉しい事があれば嬉しいと伝える。
しつけは親が怒らなくても、子供が悪い事をした時に、悲しみの感情を伝えれば、子供は反省します。

是非馬鹿にしないで不登校10ヵ条を自分なりにアレンジしながらお試しください。

ありがとうございました。

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