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死体掃除屋、「屍蟹」。
「仕事するにはね、打って付けのね、場所なのね」
青色の照明に照らされた客のいない浴場に、少女の楽しそうな声が響く。
じょぎん、じょぎん……。
彼女は空になった浴槽の中で、壊れていないか確認するみたいに、右手に持った大振りの鋏の刃を何度も開閉した。
「うんうん、問題ないね」
都内にある人の闇が蠢く街、「闇の街」。麻薬密売、売春、カルト教団、殺人請負……。ここは、そんな欲望渦巻く街の住宅街にあ
闇の街のアングラ情報。
都内にある人の闇が蔓延る街、「闇の街」。
麻薬密売、人肉売買、売春、殺人請負、死体掃除……。この街には、様々なアンダーグラウンドが路地裏で息を潜めている。そんな危険と隣り合わせの街を訪れてみたい、アングラ好きのあなたへ。
闇の街観光、もしくは移住希望の方の手助けになればと思い、取材で知り得た情報を纏めてみた。
ようこそ、欲望渦巻くアングラ街へ。
※記事は定期的に更新します。
【アン
殺し屋、「闇」と「病」。
人の闇が蠢く街、「闇の街」。
都内にあるこのアングラ街は、他の街より命や身体に対する尊厳がない。闇が犇く路地裏から、常に人の皮を被った化け物が獲物を探して目を光らせている。
アングラ街ライターである僕にとっては、ネタの宝庫だ。ふらっとそこら辺を歩いただけで、街に蔓延る闇を垣間見ることが出来る。
18時頃、記事を書く為の材料を探すべく、闇の街の居酒屋街を歩いていた。
「蟇」という名前の居酒屋
ラジオを祀る、とある教団について。
本日は、「ラジオを祀る、とある教団」について書きたいと思う。
僕が主に取材しているこの街は、様々な闇が蠢いている。金や性欲、その他の特殊な性癖……。街の住人の殆どは、己の欲望を満たす為に犯罪であろうと関係なく動いている。だが、極稀に目的が分からない存在がいる。何の為に? いくら考えても、答えが見付からない。
今回は、そんな不可解な集団を取材してきた。
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目的地を目指して、夜の居酒