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《2》韓国の独立系書店「북살롱 텍스트북(Booksalon Textbook)」訪問記

 今年はソウルや近郊の書店めぐりをたくさんしていきたく、パジュの『私的な書店(사적인 서점 )』に続いて訪れたのは、景福宮の西側、西村(ソチョン)エリアにある独立書店『북살롱 텍스트북 (Booksalon Textbook)』。昔、外国人宣教師の宿舎だったというレンガ造りの建物の2階にあった。

책,나를 비추다(本、私を照らす)という言葉が胸にじんとくる

 コーヒーやワインが飲めるブックカフェで、注文すれば席に座って店内の本を読むこともできる(ただし、売り物なので大事に読んでくださいね、とのこと)。ちょっと小高いところに位置しているので、窓から見える眺めも良い。

入口
入口前にも本が
木のぬくもりを感じながら本に触れられる

 ハン・ガン作家の書籍を展示したコーナーから、注目作家の小説•エッセイ、翻訳本コーナーなど、それぞれ見やすく展示されていて、映画『人生フルーツ』のつばた英子さん、つばたしゅういちさんの書籍『ひでこさんのたからもの。』の翻訳本もさりげなく置かれていた。

ハン・ガン作家のコーナー
私が半農生活を夢見るきっかけとなった、つばた夫妻の本の翻訳本が!

 写真を撮影しても良いか尋ねたら、「ぜひ宣伝してください」とスタッフの方がにっこり。1人でも友人と一緒でも、居心地の良い時間が過ごせそうな空間だった。1階のカフェも人気店の様子。西村を訪れる時は、ぜひまた立ち寄りたい。

この日はミルクティーを味わいながら、本をじっくり見させていただいた

 同じく西村にある、ハン•ガンさんが運営されていたという書店『책방오늘(Onulbooks)』は前を通ると列ができていて、今回は断念。15時~19時と運営時間も短いので、次はオープンとともに入れるよう行ってみたい。

景福宮の西側に広がるエリア、西村(ソチョン)の小高い丘の上にある


【ソウル・西村】
북살롱 텍스트북 (Booksalon Textbook)
서울특별시 종로구 사직로9길 22 (필운동) 2층
+82 02-722-0934
月~金 10~22時
週末・公休日 10~21時


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