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『人生の教養が身につく名言集』を読んで|④/④|「自分の辞書」にはどんな名言がありますか?

この本を読んだので、全4回に分けて、名言への所感とともに紹介します.

読み終えて、自分の中の、ふわふわしている気持ちや意識を明文化してくれたような気がしました.


①はじめに/1章 人生について考えが深まる名言集

②2章 人間関係の心得を教えてくれる名言集/3章 読むだけで「考える力」がつく名言集

③4章 より賢く生きるための名言集/5章 「仕事の極意」を教えてくれる名言集

④6章 「生きる知恵」を教えてくれる名言集/筆者のインプット手法


今回はこれです!
④6章 「生きる知恵」を教えてくれる名言集/筆者のインプット手法

6章 「生きる知恵」を教えてくれる名言集

「生ぜしも独りなり、死するも独りなり、されば人とともに住するも独りなり。そひはつべき人なきゆえなり」
(一遍上人(いっぺんしょうにん))
P.239

この言葉は、結局、自分は一人であることを自覚しなさい、というものです.

いまの私には、
人間関係も大切だけど、それ以上に、そもそも人は一人で生きていくものだから、自分に向きあう時間も大切にしよう
と思える言葉でした.

このほかにも、何か感じたものがありましたが、うまく言語化できませんでした…
また、この言葉を咀嚼できる機会があれば、向きあいたいと思います.

「金銭は肥料のようなものであって、ばらまかなければ役に立たない」
(フランシス・ベーコン『ベーコン随想録』)
P.253

お金は使いましょう、という意味の言葉です.

昨今、「投資」が流行っています.私も一時期、調べました.
政府の政策の一環でもあると思います.

子どもの頃にイメージしていた投資とは異なり、多種多様なものがあることがわかりました.現在も少しずつですが、いくつかやっています.

ちなみに、日本人に根強くある貯蓄が一番とする考え方は、第2次世界大戦後の復興のお金集めのために、政府が「郵便貯金」」や「銀行預金」「生命保険」などという形で、市民のタンス預金からお金を集めたことがきっかけのようです.
「1940年体制」(野口悠紀雄(のぐちゆきお)の造語)

潤沢な資本のない私が、投資を学んだことを通して、出した答えは、
いまの自分にとって、ローリスクハイリターンな投資は、「自己投資」ということです.

勉強も、経験も、食べものも、すべて「自己投資」だと思います.
知識や経験があれば、仕事は上手くいきます。健康であれば、長く生きられます。結果的に、より多くの資本がもらえます.
なにより、長期的にみても、暴落することはないので、安心です.

皆さんも自分の可能性を信じて、投資してみてください.

「鉄が使用せずにして錆び、水がくさり、また寒中が凍るように、才能も用いずしては損なわれる」
(レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』)
P.259

有名な偉人、ダ・ヴィンチが残した言葉です。
ダ・ヴィンチは、ご存じのとおり、ルネサンス期の万能の天才です.

その天才が、才能は使わないと損なわれる、と言っています.
私がもつような、弱く小さな才能でさえも、使わなければ錆びて、くさるのでしょう.

先ほどのベーコンの名言で記載したことに通じることもありますが、自分の力を過信せず、けれど信じて、できることやれることを日々取組んでいきたいと思いました.

筆者が心がけるインプット方法|「縦横志向」

目次の章立てからは外れますが、本書にインプットのコツが紹介されていて、参考になると感じました.

メモ的な表現ですが、「自分の辞書」に残すために記載しておきます.

筆者の知識のインプットの源泉は、人、本、旅.
意識することは、「縦から横から」.

縦は時間軸、歴史軸です。
横は空間軸、世界軸です。
P.118

さいごに

本書には、このほかにも多数の名言が収録されています.
ぜひご自身で読んでみてください!

本書では、筆者のフィルターを通した名言の捉え方が記されています.
感性は人それぞれ違います.名言の元となった書籍、その人物の歴史をみて、改めて自分がどのように感じるのか、知りたいと思いました.


以上となります.ご覧いただきありがとうございました!

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のおと

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