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#スポーツ 記事まとめ

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noteに公開されているスポーツ系の記事をこのマガジンで紹介していきます。
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2019年12月の記事一覧

レスリング阪部創選手のドーピング冤罪についての薬剤師的な私見

 これはなかなかに悩ましい事件で、おそらく最終的な帰結までにとても長い時間を要するだろうから、ここらへんで現状俺の知るところをまとめてみることにしました。某NBA放送に投稿した内容+αって感じで、興味がある人だけ読めればいいのでちょっぴり専門的な内容や、自分なりの考察のようなところも交えていこうと思う次第。笑い事じゃない内容だけども楽しんでいただければ何よりです。  ことのはじまりは昨年6月、レスリングの阪部創選手(イケメン)がアセタゾラミドという利尿薬を使用していたとして

過度な「競技化」は「愛好者」を減らす

こんにちは。佐藤奨(さとうつとむ)です。 私は、スポーツなどのイベントプロデュースを行うケースが多く、さまざまなスポーツや様々なジャンルのコミュニティに触れることが多いです。 その中で中で感じたこと。 過度な「競技化」は「愛好者」を減らす。 今回は、陥りやすい、競技のコミュニティの傾向、「愛好者」と「ガチ勢」で起こりやすい話について掘り下げてみる。 過度な「競技化」は「愛好者」を減らす 過度な「競技化」は「愛好者」を減らす。とは、よく言われるフレーズ。例えばだが、固

岡田武史さんがサッカーを理論的に体系化したーー書籍『岡田メソッド』ができるまで

縁あって、サッカーの元日本代表監督である岡田武史さんの本の制作に携わった。 ご存知の人も多いと思うが、岡田さんは、日本代表やクラブ監督をいくつか歴任された後、2014年から愛媛県の今治市で「FC今治」というサッカークラブのオーナーになられている。 その岡田さんが、ご自身のサッカー指導者としてのキャリアで培われてきた指導法やサッカー観を集約した「岡田メソッド」をまとめて本にする。これが今回のプロジェクトのミッションである。 はじめて岡田さんにお会いしたのは3年前、雑誌の仕事

未来を追いかけた2019シーズン

 私は水戸ホーリーホックと東京ヴェルディ、浦和レッズを応援している。そんな私が2019年最も力を入れて応援したものは何かということをテーマに、つらつら言葉を奏でます。 第1章 最初中の最初 今シーズン、私を最も熱くさせたもの、それは水戸ホーリーホックのユースです。TwitterやInstagramをフォローしていた人にはお馴染みになったであろう。  ではまずユースを観に行くようになったきっかけからお話ししましょう。  2018年、私の水戸ホーリーホック愛は最高潮になって

「フットボールの物語は永遠に」。23歳の記者と考えた、変わりゆくスポーツメディアの未来

 新聞が売れない。本が売れない。雑誌が売れない。  近年、いわゆる「紙媒体」と言われるメディアの苦境が叫ばれている。一方でインターネットやソーシャルメディアの発達によって、世の中に情報が溢れ、その消費スピードはどんどん上がっていく。  毎日膨大な量の情報が生産され、消費され、埋もれていく。メディアの世界で働く1人として、自分の書いた記事がどんなにいい内容だったとしても、1週間も経てば世の中に忘れ去られ、そもそも果てしない量の情報の中に埋もれたまま気づかれていない可能性すら

RIZIN大晦日大会の試合感想と雑感。

RIZIN大晦日大会。実家のある静岡からテレビ観戦です。 今年もお疲れ様でした。昼からちょろちょろスケジュール調整の連絡が入って、休みといえども仕事してるなあと思っていました。年末大会には2015年以来出場していないけれども、年末に試合をしないスケジュールにも慣れてきたところです。 さて今回の大会は切符が完売。RIZINは切符が売れてなんぼのビジネスモデルのように感じているので、切符が完売なことは何よりではないかと思うのです。日本の格闘技の場合はどうしてもゲート収入を無視で

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『HADO』が2019年にやった事を振り返ろう!

またまたご無沙汰になってしましました。 全然更新していなかったにも関わらず、日々フォロワーが増えていっており、今では2,600名以上となりました。 皆様本当にありがとうございます。2020年はもっと頻度上げていきますね。 さぁ、2019年も最後の日という事なので、2019年に『HADO』が行ったことについて簡単に振り返ってみようと思います。 なお、基本は私が関与したものを中心にいくつかに絞って書いていますので、本当は地方でのイベントとか、番組企画(BEAST COLOSSE

NIKE TOKYO TCは解散します

こんにちは。横田です。 いい機会なのでnoteを始めてみました。 Twitterで報告をさせて頂いた通り、2019年12月31日をもちましてNIKE TOKYO TCは解散することになりました。 理由は成績不振です。 ちなみに、オレゴンプロジェクトの一件はまったく関係ありません。あの件が出て来る前からNIKE TOKYO TCがなくなることは決まっていました。 2016年10月に現役を引退し、 2017年4月にチームをゼロからスタートさせ、この2年半で、 ・世界陸

だから、わたしは世界を走るの

今年は終盤の12月にかけて、人に知ってもらう機会を多々いただきました。ありがたい限りです。 せっかくなので、頂いた機会に便乗して結構重めのnoteを書いてみることにしました。目を通してもらえると幸いです。 1.そもそもどうして海外マラソンジャンキーになったのかそもそも根っからの文化部出身のわたしがなぜマラソンを始めたのかは、前回のnoteをお読みください。からだを張った写真と共に説明しています。 今回はそのあとの話をつらつらとしていきたく存じます。 ホノルルマラソンを終え

2019年総括①平均タイムから見るチームの成長

こんにちは。マネージャーの渡部です。 いよいよ2019年も終わりに近づきました。今年1年間の振り返りをしている方も多いのではないでしょうか。 そこで、僕たちのチームも総括として、今日から4日間に渡って2019年のチームを振り返っていきます! 初日の本日は、自己ベストの平均タイムから2019年の成長を見てみようと思います! 2018年と2019年の5000m、10000mの上位10名の平均タイムをまとめました。 (2018年) 5000m:14分49秒78 10000

主役ばかりではチームは成り立たないことを思い知った2019年シーズン。

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第五話 リバポーのお財布事情①  「襲撃」

今や世界一との呼び声高いこのクラブ。オーウェン、ジェラード、リーセ、トーレス、バロシュ、チャビ・アロンソなどなど、個人的にも好きな選手が多く在籍していました。昨年度は稀に見る超ハイレベルなデッドヒートの末Man Cに破れ、プレミアは2位。しかしCLを取り、今年度はプレミアで首位を独走、クラブW杯も獲得。南野選手の電撃移籍で日本でもフィーバーが起こっとるようです。話変わって10月末に実施したファイナンスの授業課題、12月31日提出のためしばらく放置してました。完成したので内容整

叶うばかりが夢じゃない、のだ。

『夢を見る』こと。 それ自体はいつもいいことだとされている。 でも年を重ねるにつれ、周囲の目はだんだんと厳しくなっていく。 昔は称賛された挑戦が、『失敗できない計画』になっていく。 *** いっておいでよ、と書いてから1ヶ月半。 最終的に菊池が下した結論は、広島への残留だった。 彼の決断に対して、はじめからわかっていたことだと批難するのは簡単だ。 メジャーは日本の何倍も打力が求められる世界だ。 菊池はお世辞にも強打者とはいえない選手だし、たとえオファーが来てもマイ

住村竜一朗の敗北。努力は人を平気で裏切る。

12月29日15時45分。さいたまスーパーアリーナ。 大舞台での雪辱と活躍を誓って、文字通り全てを賭けて生きてきた選手が花道を歩く。パフォーマンスをするわけでもなく、観客に答えるわけでもなく、花道を噛み締めて歩く。どこか申し訳なさそうに、また怯えているように。 ファンは非常だ。冷酷にセコンドのK-1の皇治と僕の名前を呼ぶ。 選手よりもセコンドが注目されている。こんな失礼な話があるかと思う。いつからこんな文化レベルの低い状態になったんだ。日本のファンは格闘技を愛していて素晴ら

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