2023年9月の記事一覧
「頭のなかだけで、壁をリリカルに表現しようとした」ーーJ.COLUMBUS & MASS-HOLEが語る共作アルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』(後編)
雑踏でふと耳にした「独白」が、ビートを得て姿を成し、響きだけを残して消えていく……。『ON THE GROOVE, IN THE CITY』は、そんな心象風景が鮮明に浮かぶ作品です。 J.COLUMBUSは「この音楽が流れている街には行きたくない」ともいいます。 6月に東京・小岩BushBashで行われたRIVERSIDE READING CLUBのイベントにライブ出演をしたJ.COLUMBUSとMASS-HOLEに話を訊きました。 (前後編の後編。前編はこちらから)
「衝動的なものをエディットしている」ーーJ.COLUMBUS & MASS-HOLEが語る共作アルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』(前編)
WDsounds主宰で、PayBackBoysのフロントマンのLil Mercyが、旧知の仲であるMASS-HOLEとラッパーJ.COLUMBUSとして共作したアルバム『ON THE GROOVE, IN THE CITY』をリリースしました。 6月に東京・小岩BushBashで行われた読書家集団・REVERSIDE READING CLUB(RRC)のイベントにライブで出演したJ.COLUMBUSとMASS-HOLEに話を訊きました。 「最近のJ.COLUMBUSは、こ
Interview Jeanette Wong (SFJAZZ):ジャズの博物館ではなく日常に取り入れられる音楽の提供のために(7,500字)
サンフランシスコにはSFジャズという団体がいて、彼らが運営するSF ジャズ・センターは西海岸ジャズの拠点になっている。 彼らはSFジャズ・コレクティヴというグループを運営していて、その活動はアメリカのジャズシーンにおいて重要な意味を持っている。SFジャズ・コレクティヴが特別なグループであることは以下の別記事で解説しているので是非読んでほしい。。 ここではそのSFジャズ・コレクティブを運営しているSFジャズについて深堀するために、Associate Director、Art
Charデビュー45周年企画として開催された、伝説のバンドPINK CLOUDトリビュート公演。ゲストにミッキー吉野を迎えたステージを通じて感じた、Charが音楽に込めた特別な想い
デビュー以来約半世紀にわたり、独自の存在感を放ち続けるChar。ギタリストとして、様々な楽器を駆使するマルチプレーヤーとして、その評価は他の追随を許さない。 2016年、ギターマガジン誌による、プロギタリストを中心とした音楽関係者へのアンケート投票「ニッポンの偉大なギタリスト100」にて1位に選ばれたことはその証左でもある。 また、シンガーソングライター、作曲家・プロデューサーとしての幅広い活動。そして、二度にわたるレーベル設立など新たな音楽ビジネススキーム構築を目