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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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2024年7月の記事一覧

Stanford GSBでプレゼン、スタートアップに大事な3つのことを話してきた。

前回のnoteはこちら。 いよいよスタンフォードGSBが主催するSEPも今週でおしまいなのですが、とても幸運なことに、プレゼンテーションをする機会を得ることができた。(Stanford SEPでは通称TEDトークと呼ばれるものだが、実際のTEDではない。)一体全体、このスタートアップオールスターが集まる聖地Stanford GSBで、私のような小物が何を話せるのか?と、本気でやるかどうかすら悩んだが、多くの仲間が背中を押してくれて+以下にも述べる法則を知っている自分として、

1,200人を超えたSmartHRの人事体制をまた再編している話

こんにちは。SmartHR の 日永(@hina)と申します。 2019年11月にSmartHRに入社して以来、ずっと “採用担当の日永です” と自己紹介してきたのですが、2024年7月からは人事体制が大きく変わり、私も所属が変わることになりました💪ということで、今回は、2024年7月からのSmartHRの新しい人事体制についてご紹介をします! 少し遡ると、2024年3月にも人事体制の再編についてnoteを書いておりました。 …それから半年でまた再編...?と思われる方

上場して感じたこと

2024年7月26日、何者でもない学生起業家が作った株式会社タイミーは多くの人に支えられ、東京証券取引所グロース市場への上場を果たすことができました。 タイミーを利用してくださっている働き手の方、事業者の方、投資家の方、家族、先輩起業家のみなさん、友人、タイミーを応援してくださった方……。 本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます! noteを書くか悩んでいたのですが、上場を経験することなんて人生でそう何度もないので、今の素直な気持ちを書き残したいと思い

なぜ、IVRyは飽和するホリゾンタル領域でT2D3立ち上げができたのか

Primaryの過去記事が読み放題 Primary メンバーシップ SaaS関係者必見のコンテンツ多数! *    *    * SaaSスタートアップを取材していると「この企業が伸びているらしい」という噂を度々耳にする。 対話型音声AI SaaSを提供するIVRyもそんな一社だった。 優秀な社員を多く集める様は、誰が呼んだか「人材のブラックホール」 2024年5月には、ALL STAR SAAS FUNDをリード投資家としたシリーズCラウンドで30億円の資金調

¥680

急成長タイミーの礎はいかにして作られたか。小川代表と振り返る「タイミー創業期」の物語

スキマバイトサービスのパイオニアとして、2018年8月のローンチ時から“新しい働き方の選択肢”を広げてきたタイミー。2024年4月末の時点で同社のサービスに登録しているワーカーの数は累計で約770万人、登録事業者の数も25万拠点を突破し、その数は現在も増え続けています。 東京証券取引所グロース市場への上場を経て、さらなる飛躍を見据えるタイミーですが、2017年の設立直後から順風満帆に進んできたかというと、決してそうではありません。実は代表取締役の小川嶺氏は最初に立ち上げたア

経営者が乗りこなすべき「波」の話

先日、東京都のスタートアップ支援プログラム「Tokyo Startup Gateway」のオープニングイベントで登壇させていただきました。15歳から39歳まで、3300人もの方がプログラムにエントリーされているそうです。起業という選択が本当に身近なものになってきている、ということなのだと思います。 登壇の際に、起業をしようか迷っている、あるいはしたばかりの若い経営者・起業家に対して何をお伝えしたいかな、と考えていて、せっかくだから文章にも残しておきたいなと思い、結局登壇では

PIVOTはテクノロジー企業を目指します

PIVOTのプロダクトマネージャー(アプリの開発責任者)の蜂須賀(@PassionateHachi)です。 2024年7月。ユーザーの皆様に「PIVOTは全てのコンテンツを無料化」するご連絡をいたしました。 ユーザーの皆様の喜びの声や驚きの声をいただき、純粋に嬉しく思っています。  今日は、せっかくの機会なので、PIVOTアプリにおける「これまで」と「これから」についてどんなことを考え、どんな世界を見ているのか少しばかりお話しさせていただけたらと思います。  大前提と

累計4億円調達したシリーズAのスタートアップやってたけど破産したヨ

こんにちは、教育系のスタートアップでCTOをしていたヒガシ(@suica_versa)と申します。 表題の通り、私は約6年前から教育機関向けのシステム開発を行うスタートアップでCTOとして働いていましたが、7/10付けで破産開始決定が申し渡されました。 破産に伴い、取引先をはじめ関係各所には大変なご迷惑をおかけしていることを経営メンバーの一人として、謝罪いたします。 このnoteでは、なぜ破産に至ったのか?破産の手続きってどういう内容?破産するとどうなる?という、スター

濃いめのハイボールにより、儚い夢に終わった幻の「YES」を生み出してしまった話(実は執行役員CTO就任による経営体制強化のお話)

今週、当社の執行役員CTOに元メドピアCTOである福村彰展( @fukumura )が就任したことをプレスリリースさせて頂きました!長い時間がかかってしまいましたが、長年追い求めてきたCTO含めた経営体制で事業を伸ばすという環境が整い、起業DAY1のように毎日ワクワクしています。 昨年の6月には、満沢(取締役COO)が当社にジョインした旨をリリースし、約1年間、共に歩みながら、福村という最高のCTOと出会うことができ、かつ、満沢、福村ともに上場経験者であるため、心強い仲間と

個人向け事業における三井住友カードさまとの共創について

『マネーフォワード ME』x 『Olive』で、感動するような金融体験を 本日、『マネーフォワード ME』等の個人向け事業(以下、マネーフォワード Home事業)において、『Olive』を手掛ける三井住友カード株式会社さま(以下「SMCCさま」)との新たな合弁会社設立に向けた、基本合意契約の締結を発表させていただきました。 本日公開したプレスリリースはこちらです。 本noteでは、この発表の背景や込めた想い、これからどんなことを実現していきたいかをお伝えしたいと思います。

LayerXにおけるLLM以降の業務自動化の世界とAi Workforce

先日Ai Workforceについて発表しました。エンタープライズ向けの文書処理業務をサポートするローコード・ノーコードツールと銘打っています。発表といっても、アプリケーション自体は限られたエンタープライズ企業のお客様のみに向けて展開している状況です。そのため、内容については良くわからないという方が多いものと思っています。 ですので今回はLLMの先に何を見ているのか、LLMと業務自動化ということについて書いてみようと思います。 ちなみに本件に関連してイベントも開催しますの

スイングバイIPOという選択肢を選んだ理由

今回は、2024年7月1日にリリースさせて頂いた通り、株式会社HiOLIはオイシックス・ラ・大地グループとの資本業務提携を締結いたしました。その記憶が新しいうちに、私なりの考察も含め、経緯などを記しておこうと思います。 スイングバイとは何かそもそもスイングバイとは そもそもは宇宙の分野で使われていた専門用語です。 打ち上げた衛星が宇宙空間を進む場合、自分が持っている推進燃料を使い、軌道を変換しながら目的地に向かうのが一般的です。 しかしながら、遠い惑星に到達するためには、

キャディ、製造業AIデータプラットフォームとしての、第二章。

こんにちは。キャディの代表の加藤です。 今回は、創業から7年間で最も大きな事業アップデートがありましたので、それについて書いています。最初に言いますが、ウルトラ長いですw 0: 製造業って面白い品質検査結果は、3点とも全て不良。 キャディが2017年11月9日の創業よりちょっと前に受注した記念すべき1号目の製品は、電車に使われる板金製品でした。一番最初は品質が怖いからと、念には念をで20社以上回った加工会社さんの中から、東大阪市を中心にトップ3の会社さんに全く同じ製品を

スタートアップひとり広報が気をつけたい5つの注意点

こんにちは、MAIです。いつもカナダ生活の話が多いですが、今日はリクエストをいただいたので、スタートアップの広報PR支援を行う中で、よくお話する内容について、まとめてみたいと思います。 アーリーフェーズのスタートアップでは、広報部門が存在しなかったり、何もない状態から広報チームの立ち上げが必要だったりすることも少なくありません。また、リソースが限られるスタートアップにおいては、ひとりで複数の役割を担うことも多々あります。 本記事では、様々なフェーズのスタートアップのマーケ