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春を待つ受験生の皆さんへ 【共テ直前・大学受験】

こんにちは、ななです。

やや遅れましたが、明けましておめでとうございます。2025年もよろしくお願いいたします。

さて、1月といえば3年前のあの日を思い出します。

そうです、大学入学共通テストです。

今でも共通テストを受けた日を思い出すと、少し心臓が痛みます。それにちょうど私が受けた年は数学が激難化し、平均点32点(多分そのぐらいだったはず)を叩き出した異例の年でした。

テストを受けている間、「やばい……」と絶望しましたが、それは他の受験生も同じだったみたいです。数1Aのテストが終わった後の会場は、まさにお通夜みたいな空気でした。

共通テストのやばいところは、今年はどんな問題が来るか分からない、易化と難化の差が激しいという傾向の読めなさです。

しかも、今年は共通テストの科目が新課程の科目に変わり、いったいどんな問題が出るのかさらに予想が難しくなっています。

そんな共通テストを控えている受験生の皆さん。皆さんはその共通テストに立ち向かわなければなりません。
私立志望の受験生の皆さんも、あと1か月後には入試が始まります。

不安ですよね。分かります。
胸の中がざわついてよく眠れない日もある。

今回は、おこがましいかもしれませんが、受験生の皆さんを少しでも安心させ、鼓舞させたいと思っています。
前半は心構え、後半はメッセージみたいなものを伝えたいと思います。


最後の方に書いていることの方がより伝えたいことなので、最後まで読んでいただけるとありがたいです!



心構え① 徹底的に準備する


ここで言う準備とは、持ち物の準備だけに限りません。

入試前日はどう過ごすか、当日は何時に起きるか、朝食は何を食べるか、受験会場へはどう行くか、休憩時間は何をするか、そういう入試当日の動きを詳細にイメージすることも必要な準備です。

そしてできれば入試当日の1週間ぐらい前から、入試当日と同じような流れの一日を過ごすようにすることをおすすめします。

もし入試当日は7時に起きるのだとしたら、1週間前から7時に起きるようにするのです。

つまりは、あらかじめルーティーンを確立させておくのが大事ということです。

ルーティーンを確立させておけば、練習と同じように本番も臨めるというメリットがあります。

ちなみに私は、テストが始まる前に深呼吸するとか、昼食は必ずカロリーメイトバニラ味を食べるとか決めていました。

本番だから緊張してうまく問題に集中できなかった、という事態を防いでくれるのがルーティーンです。

もちろん持ち物の準備も徹底的に行なってくださいね。

受験票を忘れたとしても再発行してもらえますが、受験票を忘れたことに気づいて動揺しドタバタした後では、落ち着いて試験に臨むことが難しくなります。

必ず持ち物のチェックしておきましょう。

心構え② 解けない問題にこだわらない


試験中、必ずと言っていいほど、難問がいくつか出題されます。その際、その問題にこだわってはいけません。

「あ、これ今は解けないな」と思ったら、次の問題に移ってください。

解ける問題から解いていく。

学校や予備校などで日頃から言われていることだとは思いますが、本番では焦ってしまいそのことを忘れることがあります。

大丈夫です。安心してください。


あなたが難しいと思っている問題は他の受験生も難しいと思っています。あなただけがその問題に苦戦しているわけではありません。

大事なのはそういう難問を解くことではなく、基礎の問題を落とさないことです。

ケアレスミスや勘違い、読み間違いなどで本来解けるはずだった問題を間違えてしまうことは私もありました。本番でもあったと思います。
自己採点をするときに、「ああ、なんでこんな問題落としたんやろ……」と、落ち込んでしまい、その日以降の試験に悪影響を及ぼす可能性もあります。

ですので、見直しを徹底してください。

難問では意外に差がつきませんが、基礎の問題では差がついてしまいます。

心構え③ 何があっても落ち着く


何があっても落ち着く。

結局のところ、これがいちばん大事な気がします。

断言します。どんなに勉強や準備を徹底的にしていても、必ず大なり小なり想定外のことは起こります。

そういうときにテンパってしまった人が入試では負けます。動揺しなかった人が勝ちます。

とはいえ、何があっても落ち着くのは難しいです。そこでおすすめなのは、深呼吸+目線を上げることです。

何か想定外のことが起きたとき、何回か深呼吸し、少しだけ目線を上げてみてください。
(カンニングを疑われない程度に)

目線を上げると、他の受験生の背中だったり、試験官の姿が見えると思います。あとは黒板だったり、ホワイトボードだったり、会場の様子が分かると思います。

そうやって色んなものを眺めていると、自然と気持ちは落ち着いてきます。
あくまで参考までに試してみてください。

心構え④ 感謝する


入試本番が近づくにつれ、きっと皆さんは心に余裕が無くなってきていると思います。

視野が狭まり、受かるか落ちるかという極限状態にいるんだと思い込みます。

そして、不思議なことに人間という生き物は視野が狭くなればなるほど心を病むようになっています。

なぜなら、逃げ道がなくなるからです。


視野を狭くすることには、エネルギーを集中させることができるというメリットもありますが、そのメリットは長く持続されません。そのエネルギー集中状態には、限界があります。

なので、私が提案するのは視野を少しだけ広げることです。

何が見えるようになるまで視野を広げるのか?

それは自分の周りの人たちです。

具体的には、家族や友人、先生などのたった数人の人々です。

彼らが自分に与えてくれたもの。
それを思い出してみてください。ほんのささいなものでもいいです。

母がいつも朝食を作ってくれたとか、友だちがちょっとしたギャグを言って私を笑わせてくれたとか。

そうやって考え始めると、ある事実に気づくはずです。

あなたはあなただけの力で生きてきたわけではないという事実です。

生きていると同時に他者に生かされているのが人間です。

すると、自然に感謝の気持ちが湧き上がってくると思います。これは一種の悟りです。
そして他者に感謝の気持ちを持った人たちは強いです。

自分は独りではなく、一緒に戦ってくれる人がいることを自覚しているのですから。

また、感謝することにより、肩の力を適度に抜くことができます。
誰しも入試本番では緊張すると思いますが、ふと家族や友人の顔を思い出すと多少リラックスできるのではないでしょうか。

少し仏教的な話になってしまいましたが、感謝を忘れないことは、受験に限らず今後の人生でも非常に大切なことだと思います。

最後に︰神は乗り越えられる試練しか与えない、って本当?


年末年始、私は『仁 ―JIN―』という10年以上前に放送されていたドラマをNetflixで観ていました。そのドラマの中に繰り返し登場する言葉があります。

それは
「神は乗り越えられる試練しか与えない」という言葉です。

主人公の南方仁は江戸時代にタイムスリップし、その時代では不可能と思われる外科手術を行わなければなりませんでした。

そうしなければ、患者が死ぬ。

彼はそのプレッシャーに打ち勝つために、「神は乗り越えられる試練しか与えない」とつぶやいて自分自身を奮起させるのです。

受験生にとって、受験は言うまでもなく大きな試練です。

その試練の重圧に押しつぶされそうになりながら、もう吐ききったはずの血反吐を吐きながら、日々勉強を続けている。

その入試という試練は「乗り越えられる」。
と私は伝えようとしています。

これは決して綺麗事を言っているわけではありません。

なぜなら、それが叶えられるためには、条件があるからです。無条件にどんな試練でも乗り越えられるよとは言っていません。

その条件とは、
「乗り越えられる試練しか自分は与えられていない」、「必ずこの試練は乗り越えられる」と信じることです。

何だか抽象的で、禅問答みたいですよね笑

でも、私は結局これが本当なんだと思っています。

言ってしまえば、「神は乗り越えられる試練しか与えない」という言葉には何の根拠もないのです。

神はいないかもしれないし、乗り越えられない試練を与えるかもしれない。この言葉が事実ではない可能性の方が大いにあります。

しかし、ドラマの中の南方仁はこの言葉を事実として言っているわけではないと思います。

この言葉は文字通りに受け止めれば、単なる結果論でしかありません。

事実確認として、あるいは私のように自分の経験に基づいて誰かにこの言葉を言っている人は、結果的に自分が上手く言ったからこんなことを言えるのです。

では、南方仁のように、あるいはこれから入試を控えている皆さんのように、まだ結果が出ていない人が言っても意味は無いのか。

それは違います。

南方仁はなぜ「神は乗り越えられる試練しか与えない」という根拠もない言葉を言ったのか。

彼は、信じようとしていたのです。

もちろん、信じた結果、それが本当に叶うかどうかは分かりません。叶わないことだってある。

しかし、それを叶えることができた者はそれを信じた者です。

それを信じた者にしか、それを見ることはできません。自分は合格すると信じた者しか合格することはできません。

私も今の時期、不安に押しつぶされそうになったことが何度もありましたが、自分の今までやってきたことを振り返ると、「こんなに勉強してきた自分が落ちるわけがない」と自分を信じることができました。

順序が逆なんです。
事実や結果が先にあるから信じるのではなく、とりあえず信じて事実や結果が後から出てくるのです。

この私の話を聞いて「本当?」と思うこともまた自然です。しかし、これについてもまた信じることが先にあります。

「神は乗り越えられる試練しか与えない」
そう信じることにデメリットはないのです。受験も、人生もこの言葉を信じた方が合理的です。

共通テスト直前期。
受験生の皆さんにとっては今とても不安な時期ではあります。

しかし、だからこそ受験生の皆さんが自分自身と自らの明るい未来を信じ、良い結果が出せることを祈っております。


思考は現実化する。
ナポレオン・ヒルの言葉です。 

あなたに暖かい春が訪れますように。

(↑好きなカロリーメイトの受験CMです。ぜひ観てみてください!)


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