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【受験生必見】 宅浪で慶應に受かった世界史勉強法


こんにちは!ななです。

今回は宅浪で慶應に受かった世界史勉強法について書いていきたいと思います!

皆さん世界史って好きですか?
私は現代史はそれほど好きでもないんですけど、古代ギリシャやローマ、古代中国あたりの歴史がとても好きです。

世界史は文字通り世界の歴史です。

世界は有史以来、様々な地域で数多の出来事を経て現在に至ります。

教科書1ページの間に数十年の時間が経ったり、いくつかの戦争が勃発して大勢の人々が血を流したりしています。

日本史や地理も言ってみれば世界史の一部ですので、世界史は社会科目の中でいちばん暗記量が多い科目になります。

そんな世界史を効率的にマスターするための方法について話していきたいと思います。
共通テストレベルから早慶レベルまでの世界史に対応できる勉強法です。

他の勉強法の記事は有料記事ですが、
好評につき、多数の方々に購入いただいております!ありがとうございます!

それでは世界史勉強法について話していきます!


1.世界史の勉強を分割する


まずは、他の科目と同様に世界史の勉強を分割していきます。
世界史の勉強は次のように分割できます。

  1. 通史(全体理解)

  2. 文化史

  3. テーマ史

  4. 地図

  5. 問題演習

英語と比べると随分シンプルだと思います。

要はまず全体の流れを覚え、次にテーマ史や文化史、地図を覚えて徐々に肉付けし、最後に問題演習をするといったイメージです。

2.通史(全体理解)の勉強


通史の段階では教科書や参考書を用いて、世界史の全体の流れを理解することが目的です。

私は現役と浪人期の頃は、学校でもらった
山川の教科書や書き込み教科書をそのまま使っていました。

この書き込み教科書はキーワードの部分が空欄になっているため、ある程度通史で知識が定着してきたなと思った段階で使っていました。

しかし、山川の教科書のデメリットは文章が堅いので、読みにくくて頭に入ってこないという人がいるということです。あと、早慶を目指す人にとっては基本的な知識しか載っていないため、情報量としてやや不十分かなと思います。

ですので、私が是非ともおすすめするのは

この「茂木誠の世界史Bが面白いほどわかる本」です。

この本はとてつもなく優秀な参考書で、山川の教科書よりも読みやすく網羅性が高いのに、実況中継シリーズやナビゲーターシリーズと違って一冊に全部まとまっているのです。
私も浪人時代使うべきだったと少し後悔しています。

では、この通史のための参考書をどう使って勉強していけばいいのかを説明します。

暗記法の記事↓でもお話ししましたが、
暗記の勉強ではインプットよりもアウトプットを重視しなければ記憶は定着しにくくなります。

具体的な勉強法としては

まずステップ1
決められた時間内で任意のページ数を読み込み、インプットする。

例えば、1時間以内に50ページ、30分以内に30ページなど。

次にステップ2
・覚えた内容を口に出して一人で説明する

このとき、参考書は見ずに説明してください。先生になったつもりでひとり授業をしてみるのです。
「もう何も思い出せない!」って感じたら、参考書を見て思い出せなかった内容を確認します。

そしてステップ3
・最後のページまで終わったらもう一度ステップ1から繰り返す

最後のページまでステップ1とステップ2をやり終えたら、もう一度最初のページに戻って繰り返します。

最終的に最低3周はこのやり方で参考書を回してください。

1周目よりも2周目の方が、2周目よりも3周目の方が、覚えている内容が多くなるはずなので、インプットの時間は減らせると思います。

この勉強法はアウトプットをメインで行うため、脳にとても負荷がかかります。
なので最初はとても辛い勉強になるかもしれませんが、だんだん覚えてくれば楽しくなる勉強でもあります。

最後に通史の勉強も含め、他の暗記においてもそうですが、復習の回数を多くすることが大事です。

つまり、午後3時に参考書50ページ分の勉強をしたら、寝る前にもう一回「今日はどんな内容を覚えたかな」と大まかに復習します。
そして、朝起きたらまた昨日やった内容を復習するのです。

世界史の勉強は復習が10割です。

絶対に復習を怠らないようにしてください。

2.文化史


文化史の勉強も世界史の問題で高得点を取るためには欠かせません。しかし、通史ばかりに気を取られすぎて文化史をあまりちゃんと覚えられてないという人も結構います。

通史の勉強をやっていて余裕のある人は、文化史も通史の中できちんと覚えるようにしましょう。

ただ、完全に世界史初学者の方はまずは通史を完璧にしてから、文化史に取りかかった方が効率的です。

3.テーマ史


入試問題では時代の流れに沿って問題が作られる場合もありますが、あるテーマに沿って問題が作られている場合も多くあります。

例えば、「資本主義の変遷」とか「農業の歴史」とか(思いつきですが)そういう感じで何かしらのキーワードに基づいて出題されることが多いのです。

こういうテーマ史の勉強は、基本的に通史の勉強と変わりません。
ただ、通史の段階で出来事と出来事の因果関係を意識しながら勉強するとテーマ史に強くなります。

あとは、後に話しますが問題集や過去問を解き、復習をしっかり行うことでテーマ史はだんだんと覚えられるようになってきます。

4.地図


世界史の入試問題で落とし穴となるのが、
地図問題です。

共通テストでも大学の個別試験でも、地図問題が頻繁に出題されます。

どの王朝がどこにあるのか、どの都市がどこにあるのか、理解していないとそういう問題で得点することはできません。

また、地理情報を頭に入れていなければ、通史の勉強も非効率的になってしまいます。
世界がどう変わっていったのかをビジュアルで把握した方が理解度は高くなります。

私が地図問題対策のために使っていた問題集はこちらです。

こちらの問題集は基礎的な地図問題が色々載っており、地図問題が苦手という方でも取り組むことができます。

この問題集と過去問、模試を活用して地図問題にも対処できるようになりましょう。

5.問題演習


通史で8割ぐらい講義系参考書を仕上げたら、問題演習を行なっていきます。
問題演習で知識のアウトプットをし、覚えられていなかったところ、曖昧なところを見つけたら、その都度講義系参考書に戻って印をつけていきましょう。

私が使っていた問題集は下の2冊です。

私はこの2冊ともやったんですが、正直ややオーバーワークだと感じました。
どちらか一方の問題集を解いて、後は過去問に入るのが良いと思います。

・一問一答の使い方

私は問題演習と並行して、一問一答もやっていました。

東進の一問一答がいちばん網羅性が高いので、特に早慶を目指す人にはおすすめです。

ただ、東進の一問一答が網羅性が高い分、かなりのボリュームがあるので効率的にこなしていく必要があります。

おすすめの使い方としては、基礎的で重要度の高い用語から覚えていくことです。

東進の一問一答では、基礎的で重要度が高い用語には星3、そこそこ大事な用語には星2、マイナーな用語には星1がついています。

最初から星1のマイナー用語まで覚えようとすると挫折しやすいので、まずは星3のみ、あるいは星3と星2のみの用語を覚えていきましょう。

私は1日に50ページ進めて、5日目と6日目で4日進めた分の200ページを復習するというやり方でやってました。
(武田塾の4日2日ペースと同じ)

それで星3の用語を覚えきったら、星2、星1と覚えていって知識の肉付けをしていくのです。

そして、問題集や過去問を解いていて分からなかった用語が出てくれば、講義系参考書で確認すると共に一問一答でも確認して印をつけるのが良いと思います。

東進の一問一答を完璧にすれば早慶の過去問でも8割は安定して取れるようになります。

(早慶の過去問で9割以上を目指す場合は、一問一答に加えて山川の世界史用語集を隅々まで覚えなければ取れないと個人的に思います……)

・復習ノートを作る


問題集や過去問、一問一答をやっているときに「ここら辺の流れよく分からないな…」とか、「この用語覚えづらい…」と感じる場面があると思います。

そういう時は参考書や一問一答を確認して印をつけるだけでなく、ノートにまとめて復習ノートを作るのがおすすめです。

このノートを寝る前に復習して接触回数を増やしていけば、特定の分野に対する苦手意識も無くなっていきます。

まとめ


以上が世界史の勉強法になります。

世界史の勉強法は国語や英語と違って、入試当日のコンディションで点数が左右されにくい科目です。

なので、やったらやった分だけ点数が伸びていく科目です。歴史科目を得点源に出来れば強いです。

ただし、点数を伸ばすためには地道にインプットとアウトプットを繰り返していくしかありません。

早慶レベルまで目指すとなると大変だとは思いますが、取り組んでる1問1問が入試に出るかもしれないと思って頑張ってください!🔥

応援しています!

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