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【必読】初めてメンタルクリニックを受診する方へ!【しくじり先生】

皆さま~!インターネットモンスターのモモですわ!🐯ガオー

初めてメンタルクリニックに行こうと思うと、

何から始めたらいいのか分からない


人が多いのではないでしょうか?
私も、初めてメンタルクリニックを受診するときは右も左も分からず、かなり戸惑いました。
そんな方の参考となるように、私の体験を踏まえてアドバイスを以下に綴りたいと思います。


メンタルクリニック受診を決意したきっかけ

私がメンタルを壊したのは、就活の夏のインターンでした。
周りの学生よりも自分が劣っていることを自覚して、一所懸命に対処するも空回り。どんどんと、心がすり減っていきました。そして、食事の際に「こんな自分に食べられる食材が可哀想だ」と思い、ボロボロと涙が止まらなくなるようになりました。「生きたいと思っていないのに食べなくてはいけないこと」が、苦痛で苦痛でたまりませんでした。そんな私を見て、家族は心底迷惑そうにしていました。
私はこの状況に耐えられないと思い、勇気を出して、メンタルクリニックに電話をかけました。が。
この時点で、私は初心者が起こしがちな勘違いをしています。

初心者が起こしがちな勘違いは、二つ


あります。初心者が起こしがちな勘違いの一つめ、それは、

①すぐに初診の予約が取れるわけではない


ということです。大体、

最短で2週間先


です。
私はそれを全く知らなかったため、電話口で呆然としました。

「この状態で2週間も待たされるの?今死にたいのに、助けてくれないの?」


それによって、またうつ状態が酷くなってしまいました。
その2週間の間、チャットでカウンセリング(のようなもの)をしてくれるサービスも使いましたが、逆効果でした。
私はここ、オススメしません!!
「あなたのいばしょ」ってやつです。

これ、対応する人は何の資格も持ってない「ボランティア相談員」なんですよ。精神を病んだこともなく、知識もないド素人が相談員をしているというのはどうなんだろう?と思います。
私は「あなたのいばしょ」を使って、確実にメンタルが悪化しました。
まじでオススメしません。このサービス。

そんなこんなで2週間を耐え抜き、やっと初診の日がやってきました。
家族には「散歩してくる」と嘘をついて、家を出ました。
メンクリは、最寄り駅から、6駅隣のところです。
市内にもメンクリはいくつかありましたが、
・家族にバレやすい
・地元の人にバレやすい
ということで、少し遠くの、Googleの評価が良さそうなところにしました。
※メンクリの評価は、患者さんによって捉え方が大きく異なるので、参考程度にするのが良いです。ただ、

薬を過剰に投与するメンクリはやめておきましょう。


これは、かなりの確率でヤブ医者の場合が多いので、避けた方が良いと思います。

初診では、
・家族構成
・家族の年齢
・今飲んでいる薬
・生活習慣
など、様々なことをカルテに記入するので、それらを書けるように準備した方がいいと思います。結構書くことが多いので、余裕をもって病院に到着することをオススメします。(私は自分の誕生日はおろか、他人の誕生日も覚えられないので、ちょっと戸惑いました笑)
・何が原因で希死念慮があるのか?
・それはいつからか?
・今考えていること
などを紙にまとめて持参するのも、良いと思います。基本的に初診は30分以上時間をかけてもらえますが、次回からは5分くらいになります。(理由は後述します)初回でいかに情報共有をできるか否かが、メンタルの治療においてかなり重要だと思います。

私が最初に通ったメンクリの先生は、すぐには病名を言わない人でした。
「なるほど、少しうつっぽいですね。そしたら心が落ち着く薬と、意欲が上がる薬を出しておきますね」
初回はこんな感じでした。初めてのメンクリなので、「そんなものなのかなあ?」と思っていましたが、今から思うと割とドライな先生だったようです。

そして、初心者が起こしがちな勘違い二つ目は、

②再診は基本5分


ということです!!
これはメンクリの医療報酬の決まりが原因となって起こっています。

・30分以上→通院精神療法(30分超)→400点
・5分以上→通院精神療法(30分未満)→330点

精神科・心療内科5分診療の「いいわけ」と「本音」より引用

つまり、

最低5分の診療をするのが、医者にとって一番効率が良い


のです。
病院もボランティアではありませんから、利益を出す必要があるのは分かります。しかし、今の診療報酬点数の決まりは現状に合っていないように思います。
これも今後、国として改善してほしいところですね……。

次は、

私がオススメする、メンクリの選び方


を伝授します!
以下の四点の視点で考えてみてください!

①家から無理なく通える距離

基本的に家を出てから病院に到着するまでの時間(Door to Door)が1時間に収まるのが良いと思います。
それ以上になると、行くのが億劫になってしまい、治療が上手くいかない可能性が上がります。

②先生と馬が合う

初診を受けてみて、
・先生と無理なく意思疎通ができるかどうか?
・人として信頼して何でも話せそうか?
を考えてみてください。喋っているだけで疲れるような医者であれば、避けた方が良いでしょう。

③適切に薬を出してくれる先生である

先述しましたが、薬を過剰に処方する医師は少なからず存在します。
色々な薬を処方すれば、副作用や飲み合わせのリスクは高まります。
また一回に多くの量を処方されると、オーバードーズしたくなってしまう人もいるでしょう。
私たちは薬に関して素人ですから、薬局の薬剤師さんとも密にコミュニケーションを取り、処方薬が適切かどうかを考えた方が良いです。

④カウンセラーと提携していると、なお良し

私は利用したことがないのですが、一部のメンクリではカウンセラーさんと提携しているところもあります。認知行動療法などで認知の歪みを直したい人は、カウンセラーがいるかどうかもチェックすると良いでしょう。

受診頻度について

私は一つめのメンクリでは月一で通院していましたが、今は週一に増やしています。

受診頻度は「週一」が一番良い


と私は考えています。その理由は2つあります。

①薬の効果、副作用、感情の波を報告しやすい

抗うつ薬は初めて使うと吐き気が出ることが多いです。また、メンタル疾患の薬は副作用が強いものも多いです。そのため、短いスパンで通った方が着実に治療を進めることができます。

②自立支援医療(精神通院医療)を使っているなら、たくさん行った方がお得(笑)

「自立支援医療(精神通院医療)」という、通院のための医療費の自己 負担を軽減してもらえる制度があります。
これは申請がめちゃくちゃ面倒くさいのですが、通常3割負担のところが1割負担になる上に、月の上限額が5000円(例)になる制度です。
これはたくさん行かなきゃ損ですよね!!笑

まとめ:日本はやっぱり精神障がい者に冷たい

ここまで書いてきたように、「一般的に知られていない」「知らないと損をする」ことが日本には多いように感じます。
そして私は、日本社会がメンタルヘルスの大切さを軽視していると感じます。
欧米ではもっとカウンセリングが身近にあります。
日本は核家族化が進んでいますし、カウンセラーを増やすと同時に給料面でも優遇すべきだと思います。

余談

こちらの本、メンタルヘルスについて理解を深めるのにとても良かったので、オススメです!!🥰

現在、「#かなえたい夢」の投稿企画に参加しています!
応援、どうぞよろしくお願いいたします🙇


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404 / 双極性障害II型
note継続、開発の励みになりますわ~!! どしどしくださいまし!!(土下座)