マガジンのカバー画像

伝統芸能 記事まとめ

487
伝統芸能について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#伝統芸能」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

神様の魂を震わせるおもてなし「神楽」と「雅楽」

年末に向けて慌ただしい時期に入って参りましたね🍂 すっかり朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、体調など崩されていないでしょうか。 さて、先月10日には3年振りとなる「雅楽の夕べ」を行ない、そこで雅楽の奉納を行いました。 「雅楽の夕べ」にて御神前で演奏した、神様に捧げる音楽は「雅楽」といいます。また、御神前で神さまをもてなすために奉納される歌舞として「神楽」もあります。 今回は目にする機会はあるけどよく知らない…「雅楽」「神楽」についてのお話です! 神様の魂を震わせ

「能」「狂言」っておもしろいの?きっちり確かめる

■そもそもおもしろいの? 断言する。 この記事のタイトルを見て本文に入ってくれた人は、能・狂言に多少は興味を持っているはずだ。 しかし、実際にチケットを買って足を運んだことのある人は、ほとんどいないだろう。 少なくとも、私の周りで「観た」という人は聞いたことがない。というか、周りの一部は、来年2023年2月に行われるらしいレッド・ホット・チリ・ペッパーズ来日公演に今から浮かれている。 ということは、だ。 彼らにとっては、能や狂言を観ることより、東京ドームで米粒ほど

あなたの中のコンガは、本当にコンガですか?

あなたは、コンガという楽器をご存じでしょうか。 ギターやドラム、ピアノなど有名な楽器は様々ありますが、少しマイナーな打楽器コンガですが、なんとなく形が想像できる人も多いのではないでしょうか。太鼓をふたつつなげた、海外の民族楽器といえば、もう少しイメージしやすいでしょうか。 加えてコンガは、マリオのキャラクターであるドンキーコングが持っている楽器ということで少し有名になりました。ドンキーコンガという音ゲーも生まれ、マイナーだったコンガが少しだけ日の目を見た瞬間だったと思いま

大好きな曲を、大好きな音色で聴く幸せ___閑崎ひで佳×髙橋望「ピアノと舞の出会い」_2022年11月15日

”着物の日”である11月15日、地唄舞師範の閑崎ひで佳さんと、ピアニストの髙橋望さんによる「ピアノと舞の出会い~着物で舞うクラシック音楽の試み」に行ってきました。 曲目は、 ラヴェルの「亡き王女のパヴァーヌ」、ドビュッシー の「アラベスク第1番」と「月の光」。 --大好きな曲を、大好きな音色で聴く。 文字にするとたったこれだけ。けれどその体験はこんなにも魂を深く癒すのかと、しみじみ感動しました。 曲によってアルペジオ(和音をバラバラにして順に弾く)が桜の花びらに見えたり

褒められると嬉しい

甥っ子の結婚式に参列した。大安吉日、文字どおり雲一つない秋晴れの日。新郎は細君のほうの甥っ子あっくん。その奥さんになる新婦はゆいちゃん。コ◇ナで延び延びになっていたのだが、ようやく挙式の運びとなった。 場所はゆいちゃんの地元志摩から近い伊勢の猿田彦神社。古式ゆかしい神前式だった。雅楽が奏でられ太鼓が打ち鳴らされる。斎主による御祓い、祝詞の奏上、巫女の舞、三三九度の杯と式は静謐に流れてゆく。久しぶりの神前式。なかなかいいものだ。私は二人の幸せ、ご両親や親族のいやさかを祈りつつ

第17回ダイワハウスコンペで優秀賞を受賞しました。

第17回ダイワハウスコンペで優秀賞を受賞しました。最優秀賞は一つ、優秀賞が二つで、優秀賞の間の優劣は決まってはいないので192作品中の2位とのことです。8月に参加を宣言してからなんとか最後まで来られてよかったと思う。ただまあ負けた悔しさもあるし考えたことも色々とあるので、気持ちの整理としても書いておきたい(後半は課金バリアありますのであしからず)。 Ⅰ:作品のこと初めに、自分の作品について書いておく。他の作品についてはまだYouTubeでしか出ていないようなので、詳細に読ま

【週末きもの愛好家しろたえ(日本舞踊/和のことうまいもん)】おむすびチャンネル配信者インタビュー Vol.74

こんにちは。おむすびチャンネル運営です。 おむすびチャンネルの配信者インタビュー企画、第74弾です!今回は、「週末きもの愛好家しろたえ(日本舞踊/和のことうまいもん)」さんをご紹介いたします。 (※)おむすびチャンネルとは、ライブ配信型のデジタル・メンバーシップ・プラットフォームです。配信者には、日本語を学ぶ海外の方、英語で話す海外の方、海外に暮らす日本人の方、海外経験があり今は日本に住む方などなど国際的な方々や、何か特別な技術や知識、経験、バックグラウンドを持つユニーク

タイの太鼓村に行く 

タイで太鼓を入手する方法を調べてAngthong県という場所を見つけた。ここには太鼓生産が主産業となっている「太鼓村」があるという。今回はここに行った記録。 本当にあるのかAngthong県は有名観光地アユタヤの一個北、タイの中央部に位置する。 日本人にこの名を聞いても知っている人は誰もいなかった。太鼓村はこの県のPamokという場所にあるらしい。 全く行き方がわからない。Googleで調べてもはっきりとした行き方は出てこない。インターンの仕事の休みは週に1日。なんとか日

柳川藩主立花邸 御花の「能楽」体験について語らせておくれ

2m先に狂言師の方がいて、面から落ちる汗が見える。あたりはふんわりと良い香りがして、その光景や緊張感に日常を忘れて歴史・文化を嗜む贅沢さを感じられる—— 先日、福岡にある『柳川藩主立花邸 御花』の能楽公演で素晴らしい体験ができましたので少しでも感じたことを残しておきたいので記事にいたします。(まだ体験のチャンスはあるよ!) 初めての能楽体験能楽について私がどれくらい知識があったかというとほぼ皆無という状態でした。チョコプラ長田さん、もとい、和泉元彌さんの「そろり、そろり」