小野照崎神社
日常の中にある神社の豆知識💡を集めました。
お祭りは、祈りです。 私たちは毎年、多くの方々と力を合わせて、神と人、国や地域の安寧を願ってきました。 ゆっくり、お祭りを感じて、皆さまの心に温かい気持ちが広がりますようにと、小野照崎神社のお祭りや催しをお知らせするマガジンをつくりました。 一人でも多くの方の心に届けば幸いです。
小野照崎神社の歴史や、御祭神である小野篁卿、御配神である菅原道真公のご遺蹟を紹介した記事をまとめたマガジンです。
来たる秋のはじまりに、移り行く四季を感じながら「秋詣」として心新たにお参りを頂ければ幸いです。 収穫の秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、などと、秋は多様な呼称がある実り豊かな季節でありますが、大事な収穫感謝の祭礼が行われる季節でもあります。生活の中で馴染みが薄い文化や伝統的な習俗も丁寧に紐解き、お伝えできればと思います。
毎月、月替わりで替わる小野照崎神社の御朱印をまとめたマガジンです。
春爛漫の季節になりました😊 当社境内でも、八重桜や照手桃など様々な花々が見頃を迎えています…! 当社は4月末まで「さくら詣」の期間🌸 新年度に心新たに、清々しくお参りをいただければと、皆さまのご参拝を特別なご用意にてお待ちしております。 またこの期間、当社ではを桜色の和紙で包んだ特別な“お神札”をお分かちしております。 心新たにお神札を御奉斎いただく機会になればと、お神札をお受けいただいた方に簡易的な“お札立て”とお札のおまつりの仕方を書いた“特別な栞”を併せてお分
秋も深まり、年末に向けて日々の忙しさも増してまいりました🍂 すっかり朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、お体には十分お気をつけください。 さて、当社では先月に秋季例祭の神賑行事として、本殿前に特設舞台を設え「雅楽の夕べ」を催し、毎年恒例の雅楽の奉納演奏を行いました。 「雅楽の夕べ」にて御神前で演奏した、神様に捧げる音楽は「雅楽」といいます。 また、そこで演じられる「神楽」は、御神前で神さまをもてなすために奉納される歌舞です。 今回は目にする機会はあるけどよく知らない
寒さが日増しに募る11月。 いかがお過ごしでしょうか。 境内の木々は、大分色づいて参りました…♪ もうすぐ11月23日。この日は国民の祝日である「勤労感謝の日」です。 毎年この日には、皇居をはじめ全国の神社で行われている大切なお祭り「新嘗祭」が催されています。 11月の日本の大切なお祭りを知っていただく機会にできればと、今月は「みのり」「むすび」をテーマにした御朱印を用意しております♪ ◆現在の「勤労感謝の日」と新嘗祭11月23日の「勤労感謝の日」は、勤労を尊び、生
秋風が心地よく、木々が紅葉に包まれる季節がやってきました🍂 紅葉の美しさを感じながら、秋を満喫したいですね😊 赤や黄色の紅葉は、日本の自然が生みだしたもの。 そんな季節の移ろいに合わせて色を変える紅葉には、華やかさだけではなくどこか物悲しさも感じますね…🍁 ◆ 日本特有の美意識「侘び寂び」 冬を前に、生命が枯れていくことで彩られる秋の葉の色づきは、葉に含まれる物質の変化によって引き起こされる自然現象。 つまり紅葉は、季節の移ろいに伴う命の循環です。 そんな紅葉に、日本人
収穫の秋を迎え、すがすがしい風が心地よい季節となりました🌾 今月授与している「みのり・むすび」特別御朱印。 こちらの御朱印で、キーワードとなるのが「むすび」という言葉です🎀 ◆「むすび」という言葉から何を思い浮かべますか? 「結ぶ」という言葉には、“ひも状のものをくくる”という意味のほかにも「繋げる」「まとめる」「創る」「固まる」「締める」のようなさまざまな意味があり、「人と関係をむすぶ」「契りをむすぶ」といった“ご縁や心をつなぐ”意味でも使われます。 古来、願いを込
当社の本殿の向いに鎮まります庚申塚には、日本神話にも登場する「道ひらき」の神様、猿田彦大神がお祀りされています。 11基もの庚申像や庚申塔が集められたこの庚申塚は「日本三大庚申塚」の一つとされ、その多くが17世紀の中頃、今から約370年前頃のものと歴史の深いもの。 今月の「道ひらき」特別御朱印の主役もこの猿田彦大神となります…✨ ◆“道ひらき”の神様「猿田彦大神」今月の「道ひらき」特別御朱印は、当社本殿向かいにある庚申塚に祀られる“道ひらき”の神様「猿田彦大神」の物語で
暑さも落ち着き、一雨一雨に秋の深まりを感じる季節となりました。 今年は酷暑だったこともあり境内のイチョウが色づくのはもう少し先、黄金色の境内になるのは12月の初旬くらいでしょうか。 ◆「書ノ神」特別御朱印当社、小野照崎神社の御祭神である小野篁卿、御配神としてお祀りをしております菅原道真公は、ともに平安時代に実在した人物であり、「書の神」と称えられるような才能あふれた神様です。 この躍動する「書ノ神」という文字を書き上げるのは、篁卿と道真公。 その力強さと繊細さが共存す
11月は「むすび」の月。 春に蒔いた種が実を結び、その結果秋の収穫という形であらわれます🌾 11月はそんな秋の収穫に感謝する「新嘗祭」の月ですが、子供の成長に感謝する「七五三」の月でもあります。 七五三の頃は境内に晴れ着のお子様とご家族が多くいらっしゃり、神社に笑顔があふれる季節です😊 ◆子供の成長を節目で感謝する「七五三」「子供は神様からの授かりもの」という言葉がありますが、子供が生まれると、ひと月を過ぎた頃に初宮参りをして、氏神様に無事の出産・生育に対する感謝とご
11月は「むすび」の月。 宮中をはじめ、全国の神社で一年の実りを神様に捧げる「新嘗祭」が行われる月です😊 今年いただいた多くの実りや結びに感謝を捧げる機会とされてください✨ ◆「書ノ神」特別御朱印当社、小野照崎神社の御祭神である小野篁卿、御配神としてお祀りをしております菅原道真公は、ともに平安時代に実在した人物であり、「書ノ神」と称えられるような才能あふれた神様です。 この躍動する「書ノ神」という文字を書き上げるのは、篁卿と道真公。 その力強さと繊細さが共存する美し
今回は、日本最古の歴史書である『日本書紀』についてのお話の続きです。 今回は日本最古の歴史書『日本書紀』についてのお話ですが、「『日本書紀』は難しい」というイメージを持つ人は多いかもしれません。 確かに、『日本書紀』を読む際には翻訳や背景の理解が必要で、内容も難解な部分があります。 しかし、『日本書紀』に基づいた昔話や童話も多く存在するため、実際に読んでみるとどこかで聞いたことがあるようななじみ深いお話も多くあります。神話は私たちに身近な存在なのです…✨ では、今回も
今回は日本最古の歴史書『日本書紀』についてのお話です✨ 皆さんの中には、‟『日本書紀』は難しい”というイメージを持つ人も多いかもしれません。 確かに、『日本書紀』を読む際には翻訳や背景の理解が必要で、内容も難解な部分が多くあります。 しかし、『日本書紀』に基づいた昔話や童話も多く存在するため、実際に読んでみるとどこかで聞いたことがあるような、なじみ深いお話も多くあります。 また、相撲に結婚・離婚、稲作や皇室など、“様々な物事のはじまり”が描かれている書物でもあり、日本
ようやく秋風が心地よく感じられる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 ◆意中の人の父親に? 不可能を可能にした奇跡のラブレター 当社御祭神である小野篁卿がその生涯を送った平安時代のお話。 当時、上級貴族である藤原家の大臣が、身分も低い大学寮の学生を娘婿に迎えることは考えられないことでした。 そんな不可能を「可能」にしたのが、篁卿が送った一通のラブレター。 それも、意中の人の“父親”にあてたラブレターでした。 春夏秋冬、めぐる季節の中で想いを込めた恋文をしたた
季節が移り変わり、秋の訪れを感じられる爽やかな季節になりましたね😊 秋は、「スポーツの秋」や「芸術の秋」とも呼ばれる活力に満ちた季節です😊 実際に、マラソンをはじめ多くのスポーツの大会が催されたり、二科展や日展、院展といった日本を代表する展覧会が開催されるのもこの季節です🖌 ◆「文武芸道」特別御朱印学問と武道を同等によく納められ、優れていることを表した「文武両道」という言葉がありますが、今月の「文武芸道」特別御朱印はさらに「芸術」をプラスした「文武芸道」。 “芸術・芸能の
ようやく秋を感じられるような季節になってきましたね🍂 紅葉はもう少し先ですが、「実りの秋」とも呼ばれるように10月11月は「収穫の月」。神社でも収穫感謝のお祭りが続きます😊 ◆伊勢の神宮と皇居で行われる「神嘗祭」秋は10月の「神嘗祭」、11月の「新嘗祭」と、今年の実りを感謝する国の基となる大事なお祭りが続きます。 10月17日の「神嘗祭」は、皇居の賢所と伊勢の神宮において、今年の初穂を八百万の神々に先駆けて天照大御神に捧げるお祭りです。 神嘗祭では天皇陛下が自らお育て
秋が深まり、美しい月が夜空に輝く季節がやってきましたね🌕 お月見といえば十五夜の「中秋の名月」が有名ですが、日本由来のお月見の風習で、「十三夜」があることをご存じでしょうか。 今回はそんな10月15日(令和6年)の「十三夜」、そしてお月見の風習についてのお話です🌕 ◆日本で生まれた「十三夜」🌕お月見といえば、一般的には中秋の名月「十五夜」のイメージが強いと思います。 十五夜は旧暦の8月15日の夜のこと。 「中秋の名月」という名前は旧暦で7月を初秋、8月を中秋、9月を晩
急に秋も進み、この間までの夏日が嘘のような気候となりました🍂 今月の「秋奉 -紅葉-」特別御朱印では、当社御配神・菅原道真公が詠まれた百人一首でもおなじみの和歌を記しました。 35歳の若さで学者としての最高の権威・文章博士となった道真公。 日本史上に残る指折りの学者でしたので、尊敬をこめて「菅家」や「菅公」とも呼ばれます。 ◆「このたびは」に込められた秋の情景この歌は、宇多上皇の御幸(上位皇族の外出・旅行)に同行した際に詠まれた一首です。 宇多上皇は道真公の才能を評