ルーティンの功罪

健康づくりの運動を、定期的かつ規則的に行っている人は、本当に素晴らしいと思います。まずそれができる人が少ないですから。健康づくりには、血流促進、筋刺激、バランス調整がポイントとなりますが、ルーティン化できている人は、血流促進と筋刺激はある程度、担保されていそうです。

ただ、人は動いたようにしか成りません。同じ運動しかしていないと、それ以外の動きに対しては特異的に弱くなっていきます。いつも運動しているのに、スノーボードをしたら筋肉痛になった。いつもトレッドミルで走っているのに、地面を走ると疲れる。週３回、外を走っているけれど、一日の大半はデスクワークで座りっぱなし。こんな経験や生活スタイルは、心当たりがないでしょうか。ルーティンをこなすことを自賛しながらも「いつもと違う」動きを、軟派な気持ちで取り入れたいものです。