隠岐伝説殺人事件 (内田 康夫)
かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始ました。
この作品は「第28作目」です。今回の舞台は “隠岐(島根県)”。
隠岐はもとより島根県は仕事関係で立ち寄ったことはありません。
プライベートでは、あまり定かな記憶ではないのですが、幼いころ「松江」には旅行にいったことがあるのと、社会人になってから「津和野」を訪れたぐらいです。
ミステリー小説なのでネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、シリーズの中では比較的力作といえる部類の作品でしょう。
最後の手段・方法についての謎解きはかなり強引ではありますが、“源氏物語絵巻” をモチーフにしたエピソード設定にはオリジナリティを感じました。
さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。
次は、29作目の「城崎殺人事件」ですね。