社会人一年生へのお薦め本(その2)
「読書」が趣味というわけではありませんが、通勤電車の中での時間の使い方として「本」を読むことは多いですね。読む本のジャンルはバラバラ、いわゆる「乱読」です。
先の投稿でも “仕事をするうえでの参考” という観点から、私が昔読んで刺激を受けた本を3冊ほど並べてみましたが、今回は、その他、こんな本はどうでしょうという紹介です。
・方法序説 (デカルト)
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「われ思う、ゆえにわれあり」(コギト・エルゴ・スム) というフレーズはあまりに有名で、世界史の教科書にも必ず登場する著作です。
こういったいわゆる「古典的名著」を1冊でも読んでみると、内容は完全に理解できなくても 何かいい気持ちになれます。
その点本書は、超有名であり、かつ文庫本で150ページにも満たない著作なので、誰でもトライしやすいものだと思います。
・夢を力に (本田 宗一郎)
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日本経済新聞社に連載した「私の履歴書」をまとめた本です。
有名な経営者「私の履歴書」の採録としては、松下幸之助さん・井深大さん等の本もありますが、読んでいてワクワク感が一番なのは、やはりHONDAの社長だった本田宗一郎さんの版だでしょう。
本田さんの強烈なエピソードやエンジニアとしての考え方がストレートに表れていて、一世代前の叩き上げ経営者の心意気が感じられる一冊です。
この本を読んだ後は、藤沢武夫さんの「経営に終わりはない」( https://amzn.to/341XDDL )を続けて読むと楽しいです。
・生物と無生物のあいだ (福岡 伸一)
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以前から科学者の方の中には、素晴らしいストーリーテラーがいらっしゃいます。今の時代だと福岡伸一さん(青山学院大学教授)も代表者の一人でしょう。
本書は物語ではありませんが、エッセイ的な要素も含みつつ、昨今の分子生物学のトピックをとても流暢に分かりやすく説き起こしてくれています。