あきらめ
みんな、何をやっても後悔しかないという
その前は、夢ならいいのにと現実逃避
お母さんを返してと…嘆き哀しむ
冷たくなった母
魂の抜けた母の身体
最後は骨になった母を見せられるけど
受け入れられない
私は何をしているのか
母は肉体を脱ぎ捨てて
さっさと魂だけの世界に戻って行った
頭では分かっているはずだった
でもほんものを見せられると理解出来ない
見えない世界の話を、教えをずっと学んできたはずなのに
母は眠るようにして、おやさまが行くと、自分から『おやさま』と抱きついてきて、そのまま離れないまま、すぅ～と天国へ行っちゃいました
あの世では若返って、一番綺麗な年頃になって、花園をふふんって歩いていますよ
って教えてもらいました
母は私との約束を、「おやさまが迎えに来たら教えてね」を果たさないから、おやさまが代わりに教えてくれました
見えない世界の話しを…知ることができました
あまりにもあっけなく行ってしまった母はいいでしょう、とってもとってもしあわせでしょう
でも残された側の苦しみはどうなるのでしょうか、みんな憔悴しています、あっけなさ過ぎて、ぽかんとなりました
「それはとってもしあわせなことよ」
と母の心学びの友だちから言われました
「お母さんを愛していたんだね、愛が深いね」とも言ってもらえました
「親子二人でいつも嬉しそうにしていたね」と言われました
私も…とてもうれしいです
私はこの世での母との思い出をいっぱい抱き締めて生きて行くだけ、それで十分
そんなきれいごとを言ってたと思っても、すぐに大きな哀しみの波が襲ってきて、また涙が止まらなくなります
数年位はかかるかな…
はるか昔に母を亡くした友はいいます
あきらめ切れない
ぐずぐずした私
他の誰でもない明るい素敵な母だから、私は生まれて来た
深い深い愛のある母の子供に生まれたかったから
今ここにいる
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