④ショック療法
なんで、なんでと新幹線に乗る時に私が思っているまさにその頃に
「ショック療法も必要かもよ」
と横でつぶやいた
えぇ、なあに
そのショック療法って
私を現実の世界へ引き戻すためのもの
ものすごく引きこもっていて
どうにもならない私に
外に出て多少のショックを与えてみたらいいかもしれない
ということらしい
少しは母のいない現実を見渡すことができるようにならないか?
なんにも出来ないポンコツで
いつのまにやらお荷物でしかなくなっている
ひとりで立って、ひとりで生きてゆかないと
そんなことは百も承知
ごねてみせているだけ
困らせているだけなのか
わかっているよ
多分ね、こころのどこかで
これではダメでしょって感じてる
今はね、こころの中のおおきな袋にかなしみがいっぱい詰まっているから
いつかはそれがよろこびに変わればいい
期待して、希望のひかりを持って生きてゆきたい
というか自分が変わらないとなんだけど
あぁ、ショック療法は効いたか効かぬかはまだまだわからない
少しずつ時間はかかる
もう少しだけ生きたいと思った時におやさまが迎えに来てくれるらしいから
その時まで私は生きてゆかないと
本当はね、早く早くとお迎えを首をながぁ~くして待ってるよ
京都から帰って来てから
二晩続きで異常な寝汗
これもショック療法の賜物か
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