社長に響くプレゼン資料の作り方
お客様、取引先、そして社内...
プレゼン相手は多岐に渡る。
共通しているのは「相手に選ぶ権利がある」ということだ。
せっかく頑張って、考えに考え抜いた仕事を選んでもらえるかどうか。
もちろん中身も大切だけれど、最後のプレゼンがものを言う。
プレゼンは説得(≠理詰めでごり押し)ではない。説得力は必要だけれど、大切なのは「相手に響くこと」。今風に言えば「共感と納得」だ。中身に自信があれば、あとは順番を整えるだけ。
今日は、私がサポート先の企業で社員の皆さんに提案している「社長に響くプレゼン資料の作り方」を紹介したい。
(前半)社長に響くプレゼンのコツ
まずは、忙しい社長に何とか30分、話を聞いてもらう時間をもらった想定で話を進めたい。その時のコツ(考え方)とは。
①分かりやすく、②リズムよく、③説得力を持って
私たちの想像以上に社長は忙しいし、色んなことを考えている。もしかすると、プレゼンの最中、社長だってそわそわして、次のことを考えている可能性があるのだ。
そうだとすれば、私たちが気をつけるべきことは、①プレゼン内容を分かりやすく、②それをリズムよく説明することに尽きる。
そして社長に対し、説得力を持つもの。それは③「数字」と「具体性」。これがなければ、優しい社長は「まあ、いいよ」と言ってくれるかもしれない(≒説得はできる)が、納得してもらうのは難しい。
①+②+③、それはSTAR構造でプレゼン資料を作ることなのだ(後半に続く)。
④簡潔に
そして時間。30分もらったなら、プレゼンは15分で済ませたい。①分かりやすく、②リズムよく、③説得力を持って、④持ち時間の半分で説明すれば、残りの半分は、社長の質問タイムに充てられる。それはすなわち、社長の納得感をさらに増すことになるのだ。
(後半)社長に響くプレゼン資料の作り方
それでは早速、プレゼン資料作りに入っていきたい。今回お伝えしたいのは、「STAR構造でプレゼン資料を作ること」。
「STAR構造」に関しては、検索すればたくさん解説が出てくるので、ここではあまり触れないけれど...Situation、Target、Action、Resultの4つでプレゼンの流れを組み立てると、相手の納得感が得られやすいという考え方。
①プレゼンの骨格(STAR構造)
今回は、とある会社のとある事業の売上をもっと伸ばしていくことを想定してプレゼン資料を作ろうと思う。
分かりやすく、リズムよく、説得力を持って。
そのためには...
まずは、Situaition(現状、それは問題点)。
当社のこの事業、いまこんな感じですよね。ここが問題ですよね。
次に、Target(理想、それは問題点を解決すること)。
そんなに高い理想像じゃあなくていい。Situation(現状、それは問題点)を解決することが、それすなわち「理想」なのだから。
そして、Action(行動、できる限り具体的に)。
社長が気になるのはここ。「ところで具体的に何するの?」。
最後に、Result(結果、それは目標でもある)。
「それをやれば、どうなるの?」。社長が最も気になるのは、ここ。
これらの頭文字を取って「STAR」。この「STAR構造」で資料を作っていこう!
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