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心理的安全性が高まることの7つのメリット:多様性に向き合う


多様性の重要性が語られる昨今ですが、仕事の場においても多様性に向き合う場面が増えてきているように思います。


多様性を認めることと同様に、仕事においてチームの“心理的安全性”をいかに確保するのかということもよく語られています。



心理的安全性とは?


心理的安全性(Psychological safety)について考えます。

心理的安全性とは、従業員が安心して、自分の考えを自由に発言したり行動に移したりできる状態を指します

上司も含めて、チームのメンバー同士がお互いに気兼ねなく発言できる状態のことですね、


多様性の重要性が語られる昨今ですが、仕事の場においても多様性に向き合う場面が増えてきているように思います。




この心理的安全性を重要視している企業として、グーグルが特に有名です。独自に『アリストテレスプロジェクト』というプロジェクトにおいて、心理的安全性が最も成果を上げるチームに必要である、と結論付けられました。

具体的な心理的安全性が高まることの価値として7つのメリットが整理されています。



Googleのプロジェクト・アリストテレスとは

「生産性の高いチームの条件は何か」に答えを見つけ出すことを目的に
プロジェクト・アリストテレスとは、何百万ドルもの資金と約4年の歳月を費やして実施された、2012年にGoogleが開始した労働改革プロジェクトです。

Google内の生産性の高いチームが持つ共通点から、生産性向上の成功要因を見つけ出し、より生産性の高い働き方を見つけることを目指しました。

そして結果、

「生産性の高いチームの条件は何か」は心理的安全性があること と結論づけられました。


心理的安全性を測る7つの質問

組織行動学者エイミー・エドモンソン氏が提唱した以下の7つの質問です。

・質問①:「チームの中でミスをすると、たいてい非難される」
・質問②:「チームのメンバーの間で、課題や難しい問題を指摘し合える」
・質問③:「チームのメンバーは、自分と異なることを理由に、他者を拒絶することがある」
・質問④:「チームに対してリスクのある行動を取っても安全である」
・質問⑤:「チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい」
・質問⑥:「チームメンバーは誰も、他人の仕事を意図的におとしめるような行動をしない」
・質問⑦:「チームメンバーと一緒に仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる」

これらの質問に対して、ポジティブな回答が多ければ「心理的安全性の高いチーム」、逆にネガティブな回答が多ければ「心理的安全性の低いチーム」だと判断することが可能です。



結論:心理的安全性が高まることの7つのメリット


メリットは以下の7つであると、ハーバードビジネススクールのエイミー・C・エドモンドソン教授の著書「チームが機能するとはどういうことか」で整理されています。


その7つのメリットとは、以下の7つです。


コメント 2020-03-28 164352

チーム研究の第一人者による、組織づくりの新バイブル!これまでの「チーム」とは、スポーツチームや音楽家のグループのように、
物理的に同じ場所にいて、信頼を築く時間がある、固定された集団だった。
しかし現在はどうだろう。
メンバーは世界中にいて、目的達成とともに解散する、流動的な集団へと変わりつつある。
――いま、チームを機能させるためには何が必要なのか?


エイミーC・エドモンドソンの書籍


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