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「しゃーない。」に身を委ねた結果、状況が逆転した話

 先日、「しゃーない。」という記事を書いた。

「自分がコントロールできないものに変に抗うよりは、いっそ "しゃーない" という魔法の言葉に身を委ね、自分がコントロールできる事だけに集中する方が良い」という主旨の記事だった。

 この記事を上げた翌日、展開が大きく動いた。

一通のメールが入り携帯が鳴る。クライアントからの連絡。

開いてみると、

「撮影をリスケ(スケジュール再調整)しました。日時は来月の○〜○日。場所は "沖縄" で行いますが、ご都合のほどはいかがでしょうか?」

との事。

僕はそれを見て、思わず目を疑った。
なんと、クライアントから指定された日時が、まさしく今回旅行を諦めた日程とピッタリ合っていたのだ。

しかも、もともと大阪市内で行う予定だった撮影が「沖縄」に変更。
仕事とは言え、取引先の予算で沖縄に行けるのはテンションが上がるし、実は個人的に沖縄は生まれて初めて行く場所。

 なんというか、なくなった二つの予定同士が、僕の知らぬところで密かに融合を果たし、さらなるアップグレードをもって目の前に再び現れたような感覚。

スケジュールは、一日でも期間がずれていたら他のスケジュールがすでに埋まっており同行不可能だったので、本当に驚いた。

持ち前の瞬発力で「問題ない」旨のメールを返し、しばらく目を閉じる。

「マジでジタバタしなくて良かった…」と独りごちつつ、頭の中では「やっぱりな」という冷静な思考も同時に働いていた。

***

 "しゃーない" という言葉がどこまで神様に届いたのかが判らないが、少なからず僕の「素直に降伏した」姿勢を、ひょっとして気に入ってくれたのかも知れない。

起きる事に意味を持たせず「ただ在る」と認識するように心がけていると、まれにこうした「180°展開が変わる瞬間」を目の当たりに出来たりするから面白い。

誰のせいにもせず、変な執着を捨て、身を委ねるという行為に対して素直にいると、こうした局面も不思議なことに「やっぱりね、そうだろうと思ったよ」と抵抗なく乗っかっていけるものである。

だから、瞬間的に驚こうとも、実はなんとなくこうした展開も頭の片隅に見据えたうえで、冷静さを保ちながら、"しゃーない" というノーガード戦法を僕は貫くのである。

最終的に出てくる所感としては「自分に筋を通した」である。

***

 人間万事塞翁が馬。目にうつる全てのことはメッセージ。

こうして僕の "しゃーない" はより一層のエビデンスを伴い、強化されていく。

今日はこんなところで。

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則宏史(noreason studio)
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