人から呼ばれるまでは何者でもない

言葉は想いに届かない 思いは言葉に至らない 
「いつまで?」
僕は君からの応,えを命の天秤の眺めながら見ている。

傷だらけの天使 善悪の彼岸を眺めて。
「死んでもう終わりたい」
僕は現実と冷静の間を紙一重で行ったり来たりしてる。

この刃は歪で狂気 空回って、落ちて 床に刺さる。
「涼ちゃんは 相手にも自分と同じだけの愛情を求めるでしょう」
愛の形は 人間の上を 浮いては 揺れ動いて 行ったり来たりする。

恋しい 愛おしい 死にでもいいから幸せになりたい。
「誰が可愛いって? どこが好きって? ちゃんと目を見て言って?」
遊ばれてる。馬鹿にされてても良い。
僕が死ぬとき。
本当に、もし最後の時、本当にその時は遊んで。殺して。

僕は今日もこの社会、外の世界に立ち向かう。
「目が覚めると 君がいて 温かい温もりがそこにはあって」
夢のような夢見心地、あの心地よさは 遠い煙の空の向こう。

踊るなら 運命の上ではなくて 君の手の中で。
「記憶は香(かおり)から。人の記憶は耳から忘れるんだって」
目を閉じれば 今でも思い出す。けどもう 
「声が聴きたいのですが聴こえないのです」

手を叩かなくても 風化しない。
子犬のような僕は 片カタカタとパソコンのキーを叩く。

風が吹かなくても ㇷと歩いた瞬間 あっと驚くように思い出した。

これは 「ステップ」 だ。

いけない。 

全力で駆け抜けるか 全力で回避しなければ。

逃げ切ろう。

この波に渦に飲み巻き込まれてたまるか…!!

美談はここまでだ!!

・・・・・・

怒りは憎しみに変わり その憎しみはやがて矛先となり、自分へと突き刺さる
「ドン!」

「これも自業自得かあ」

「しっかりせえ」

「だってさあ でもさあ、って。いい事、言うだろう」

「しょうもないこというな しっかりせえ」

「その通りだよ 自業自得だよ いい事、言うだろう」

・・・・・・

事務所に向かう前、外で散歩にはならないが日の光を浴びる。
空見上げて太陽を直で見る。その光を一瞬、目に焼き付けて、その眩しさで 前を向きなおす。風が吹いたら。

いつか 時が解決する日が来れば。いつか僕が救われれば。
いつか、僕が報われれば。いつか僕が変われていれば。
人の業なんかに負けやしないのに。


どうせ、そんな事をしたって
夢は報われも叶いも覚めもしないという事は解っているのだよ。

世界で一番きれいな人に甘く囁かされた夜。
僕は「殺して欲しい」と心から想った。


本当に僕は出逢ってきた人たちに感謝する。
今までの運命に感謝する。
僕を生かしてくれた人たちに感謝する。

いつか夢から冷めようと、次の夢か光に落ちた時は どうか 夏の暑い、暑い、汗の滴るような日の 昼下がり。そんな眩しい空の下で、あるいは雨の音が心をざわつかせる夕方に、そして真夜中が笑い出す頃に。

僕を思い出して、ナンバーガールを聴いて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?