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【発酵】焼き酒粕:お気に入りのシンプルな食べ方と酒粕について
新酒の季節になりました。
私にとっては搾りたての「酒粕」の時期になりました。
今年もどんな酒粕に出会えるかな~とウキウキしちゃいます。
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酒粕には、食物繊維やタンパク質、ビタミンB群など栄養が豊富であること、レジスタントプロテイン(お腹の掃除をしてくれていると思っている)などの嬉しい働きをする栄養も豊富に含まれている、まさに栄養の宝庫とも言われています。
そのため、腸内環境を整えてくれたり、冷え性の改善、美肌、生活習慣病の予防などの効果が期待できると言われています。
私自身もひどい冷え性とお腹の不調にずっと悩んできましたが、酒粕が体質改善にも一役買ってくれました。おいしいことと、身体の変化を体感してしまった私はすっかり酒粕沼にはまっております。
酒のカスと書くのに、全くカスではない!と叫びたいのです。
酒粕による身体の変化や、おいしさでどっぷり酒粕沼にはまった話については、数年前の以下のnoteにも書いています。
そして、今期も、毎年購入させていただいている酒造さんに酒粕を買いに行ってきました。(昨年末)
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お店の方が「まだ搾りたてで個包装もしていないけどいい?」と蔵からとってきてくださいました。(逆に手間をかけてしまいすいません)
いかにも搾ったものをその場でとってきたような(イメージの)酒粕!
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酒粕の香りをぷんぷんいわせて、ウハウハして帰りました。
夜、さっそく味見してみると、酒粕としてまだ熟成も浅いせいかわかりませんが、フルーティでおいしいです。
うん、幸せ。
「酒粕が好き」
というとたいてい
「酒粕をどうやって食べるの?」
と聞かれます。
酒粕は固まりのため、そのままでは料理に使いにくいため、わが家では通常酒粕ペーストにしています。
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酒粕ペーストについてはこちらの記事に書いてあります。
さらには、旦那さんがいまだに酒粕生活を続けているので、常にこの酒粕ペーストの状態でストックをしています。(旦那さんの効果はいかに!?)
酒粕の食べ方実験についてもこちらの記事に書いてあります。
そして食べ方としては、私は、酒粕ペーストをそのままペロッと舐めたり、豆乳とシナモンを加えたホットドリンクにしてよくとります。
あとは、料理に入れたりと色々と使えます。
(ただしアルコールが残っているのでご注意を)
そして今回ご紹介する食べ方はこちら。
焼き酒粕(酒粕の炙り焼き、酒粕焼きなどとも言う)
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今回のようにおいしい板粕が手に入ったとき作る、シンプルにトースターでカリっと焼くだけ。
焼くことでちょっとチーズっぽい感じにもなります。そして、お好みで塩気や甘みを足す食べ方です。(アルコールは残っているので注意)
焼き酒粕の作り方
<材料>
〇板粕
(バラ粕でもよいが水分がすくないものがおすすめ)
〇味付けはお好みで
・醤油
・味噌
・粉チーズ
・粗びきコショウ
・クリームチーズ
・シナモンパウダー
・砂糖
・はちみつ
・メープルシロップ
など
<作り方>
1.酒粕を1~2㎜くらいに薄く伸ばす
直接伸ばし棒で伸ばすとくっつくので、クッキングシートやラップを被せて伸ばすとくっつきにくい。
(手で押し伸ばしてもよい)
2.3cm角くらいに切る
3.くっつかないホイルなどに並べる
(通常のクッキングシートは焦げるのでトースターでは使用しない)
4.トースターやグリルで焼く
私はトースターで200℃3~4分※(焦げに注意)
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5.裏返し余熱で約1分庫内におく
6.表面がかりっとしたらOK
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7.お好みの味付けをトッピングしてできあがり
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写真は上から時計回りに
・メープルシロップ
・はちみつ
・味噌
・シナモン
・黒コショウ です。
※焦げやすいです。
そして焦げはあんまり身体によろしくない。ということで焦げないようにトースターの前で番人をするなどして様子を見ながら焼いてください。
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焼いた直後は中心がしっとりしているかもしれませんが、ちょっと庫内においておくことでイイ感じに表面が固くなります。
ただなかなか焦げとカリカリが隣り合わせなので、焦げがいやな場合は、ちょっと中心がしっとりくらいでOKにしてください。
でもやっぱり、しっかりカリカリにしたい場合は、低温でじっくり焼いてください。(私は待てないので高温で数分)
ここではより簡単に、味付けは最後にかける方法ですが、味噌やはちみつなどは酒粕に練り込んでから焼いてもOKです。
ただしさらに焦げやすくなるので、温度を下げて焼く時間をのばすか、焦げそうになったらアルミホイルをかけるかしてください。
焼き酒粕はおつまみや大人のおやつにもどうぞ。
酒粕の甘味とチーズっぽさがクセになります。
でもそれこそクセもあるので、苦手な人にはおすすめしません。
ただ、酒粕が好きな人に聞くと、「酒粕を焼いて食べるのが好き」という声もよく聞きます。
スイーツ感覚ならメープルシロップとシナモンをかけてもおいしいです。
私の最近のお気に入りは「クリームチーズとシナモン」甘味加えるならプラス「メープルシロップ」です。
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おつまみなら、お味噌やしょうゆなどをかけてさらにちょっと香ばしく焼いてもおいしいです。
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繰り返しになりますが、酒粕は8%近くアルコールが入っていることと、ちょっと加熱しただけではアルコールはしっかり残っています。
車や機械の運転をする前、妊婦さんやお子さんは食べないこと。
おいしく安全にいただいてくださいね。
酒粕のアルコールを減らす方法を色々調べた結果、ある方法がよいらしく試してみたので、また別の記事に書く予定です。
あと酒粕のチーズケーキ風も書きたいと思っています。
お楽しみに。
ちなみに酒粕はネットでも買えます。
先ほどの酒造メーカーの近くにあるこちらも有名な「中島醸造」の小左衛門の純米吟醸の酒粕はAmazonにもあります。
こちらの酒粕はすっきりしておいしいです。
あと私は、使いやすいので竹屋さんのやわらかいバラ粕もリピートして買っています。
5㎏とか10㎏とかまとめ買いして冷凍庫が酒粕だらけです(笑)。
ぜひ酒粕もおいしいこの季節、
お気に入りの酒粕で、お好みの食べ方でお楽しみください。
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