汚い川と夏
汚い川の上で、並走する列車を見ていた。
ここは大阪、川は淀川。
耳元で流れるお気に入りの音楽を無視して、リトルイージーがおしゃべりを始めたので無性に書きたくなった。
音を止める。
どうやら梅雨が明けたらしい。
カラッとしていればまだ良いものの、とてつもない暑さは湿度と共に訪れる。
炎天下の中、青色のつなぎに黄色いヘルメットのおじさんたちが線路の工事・点検に携わっていて、こんなすぐ横を電車が走ってて怖くないんかな。青いつなぎむっちゃ暑そうやな。とか、ひとりでに思う。
ここ最近、風邪をひいてしまってなかなか復活できずにいた。
就活が始まったり、定期試験があったり、TOEICの受験があったり、そういう時期だったのでなかなか痛手を負ってしまう。思えば精神的にも疲労が溜まっていた故に、身体が負けてしまったのだろう。ここから挽回できるように、スーパーポジティブモードでコマを進めたい。
昨日は、駅前に初めて見かける猫がいた。長い間最寄駅の看板猫だったハチワレが、今年の初めに民家で引き取られることになってもう半年が経つ。
日々の憂鬱は、はからずも猫との触れ合いによって幾分か冷静さを取り戻していたようで、ハチワレが居なくなってからの生活はというと、どこか味気なく憂鬱だった。
そんな折に、ニュー地元猫の登場である。
また会えるかは分からないし、かなり厳つい顔の猫だったので仲良くなれるかも分からないけど、なんか未来に期待しちゃう。
夏。猛暑日が揚々と顔を出す今日この頃。
毎年毎年、夏嫌、暑いの無理!と叫ぶけれど、なんとなく今年は夏と仲良くやれそうな気がしている。
なんとなくが、本当になるように、今年の夏を駆け抜けてやろうと思っている。