過去に自分が詠んだ歌を推敲してみる
先週「プロフェッショナル」に俵万智さんが登場した。番組のTwitterアカウントで、恋歌を詠んで俵万智さんに大賞を決めていただこう、という企画投稿があった。
テーマについて詠むことに慣れていないが、俵万智先生の目に触れるのであれば、詠んでみたい。うんうん唸っただけど、全然出てこない。そこで過去に詠んだ歌から探すことにした。短歌会の会報誌に取り上げられてもので、いいな、と思うものはあったが、新作がいいだろう。しかし、一年分遡ってもピンとくるものがない。そこで、短歌会に投稿したものの中で、会報誌に取り上げられずボツになったものまで広げて探してみた。一首、これにしようかな、というものを見つけた。
毎月の「ひとり歌会」というnoteに投稿した元歌はこれ。
まぁ、目の前で起きた事象のまんまだ。
次が、推敲して、短歌会に送って不採用になった短歌だ。
アドバイスという余計なことを消した。
次に、待つ時間を具体的にイメージできるように時間を入れて、その理由を入れてみた。
下の句にある「だけど」が、なんの逆接かわからないので修正することにする。あと日常使いの「俺」ではなく「僕」にした。恋する相手の「君」に対して、「僕」のほうが、恋歌っぽいかな、と感じたため。
うーん、五分は長いかな。同じ音の長さの二分にしたらどうだろう。二分のほうがせっかちな性格が出るかもしれない。「二分くらい待てよ」と誰かの突っ込みも想像できる。あと、投稿する時の横書きで見た場合、「見て二分」だと字の並びが平べったい。「見て2分」のほうがいいかな。
ということで推敲したものを投稿してみた。
一瞬でいいので、どうか俵万智先生の目に留まりますように。
(そして推敲したからよくなるかどうかとは別の話ですね)
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