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ミス・シェパードをお手本に

邦題よりも、原題の方がふさわしい。
バンの中で長いこと暮らし、老女になっていろいろ不自由になっても
他人に頼らず(?)暮らし、亡くなった女性。

お風呂もなかなか入れないし洗濯もなかなかできないので
体もくさいし、駐車違反であちこち追われ
脚本家の家の駐車場に住みつく。
脚本家には老いた母親もいて、このミスシェパードと母親の話で
脚本を書いている。

ピアノを弾いている若い女性が何度も折り込まれ
きっとミスシェパードの若いころ化もと思わせるのだが
どうもそうでもなさそうな。


湿っぽい描き方をしていない。ファンタジーみたいに見せている。


何をお手本にするのか、と邦題を改めて見て驚いた。

予備知識もほとんどなく、あ、マギー・スミスだと思って見てみた私。
マギースミスが九月に亡くなっていたことも知らなかった。

最初のハリーポッターの、猫から変身していく彼女の姿が
とてもインパクトがあって、その後マギースミスの作品を探して
続けて何作か見たのであったが。
 (その割にダウントンアビーは見ていない)

いろいろな老女を演じてきたと思うけれど
このミスシェパードが一番悲惨な生活をしていたのではないか。
2016年の作品だそうだ。
まさかこれが遺作かと思ったらとんでもなかった。

演じることに真摯であったマギースミスのことはお手本にしたい。

改めてニュースなどを見たらずっと何かしらの病気と闘っていたのだという。ハリーポッターの初期の時から。



坂道を車いすで疾走
怖そうだ

あちらでもご活躍を と祈ってもいいだろうか。



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