屋根裏のラジャー
九月に原作を読んで書いた感想文。
映画は意外と感想文通りだったので、自分で読み返して驚いた。
河合隼雄の子どものカウンセリングの話を読んでいると
子どもというのは、ある日唐突に
「ここに来るのは今日で最後」と自分から言ったりするそうだ。
想像の友達であるイマジナリに対しても、別れは突然訪れるのかもしれない。
ただ、死別と離別は違う。
エミリの友達は病気で亡くなり、アマンダは事故で意識不明だった。
厳密には「忘れる」とは違う。
友達にとっての自分の存在意義とか、忘れられてしまう とか
忘れてしまった自分の子供時代とか 幼馴染の事とか
そういうのを考えてしまうと、大人にもちょっと来るものはある。
母と娘の「その後」を考えたりしなければ
クリスマスにふさわしいハッピーエンドではある。
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