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呼吸の仕組みと養生
こんにちは。
養生担当“ のぶ ”こと千葉宣貴です。
当月も宜しくお願い申し上げます。
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はじめに
前回の記事では『ジブンの呼吸をチェックしよう』と題して、まず肋骨や腹部を観察していただきました。
今回はそこでみた【呼吸の仕組み】が養生とどうつながるか書きます。
「養生に呼吸ってなんで?」
「もっと薬膳とかについて書いてよ」
と思うかたがいらっしゃるかもしれません。
しかしそれらの理論を実践して効果がでるのは、理想的な"気のうごき"を獲得できている大前提があります。
つまり、諸気を蔵する"肺"の機能が引き出せる身体であることが重要。
養生は呼吸改善がスタートであり"軸"なのです。
⇩前回記事はこちら⇩
呼吸は"生命維持"にもっとも重要で欠かせないものです。
また"運動"や"空気の出入"がともなう生理的行為です。
生命維持
心肺が止まったら死とみなされます。
心肺は人間の生死の基準であるほど重要ということは、本来真っ先にケアすべき臓器だと思いませんか?
そのなかで自身でコントロールできるのは肺(呼吸)です。
ではどこが生命維持の中枢なのかみていきましょう。
中枢
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呼吸中枢は"延髄"です。
イラスト通りだいたい"首根っこ"あたりにあります。
俗にいう【盆の窪】
脳幹の一部で大・小脳、脊髄をつなぐ中継点です。
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呼吸・循環器ではおもに心拍数(呼吸回数)の調整をおこないます。
したがって自律神経とも密接な関係。
吸うと交感神経、吐くと副交感神経を引き出すことができます。
ほかには唾液や嚥下、嘔吐、消化などもあり食べて・出すまでにも影響を与えています。
わたしは呼吸ケアをすると食欲コントロールが簡単で快便になるので、この関係性のおかげと勝手にとらえています。
脳神経
延髄は脳神経の属する場でもあります。
延髄に根付いたり、隣接する脳神経をあげます。
外転(Ⅵ)・顔面(Ⅶ)・内耳(Ⅷ) → 橋と延髄のあいだ
舌咽(Ⅸ)・迷走(Ⅹ)・副(Ⅺ) → 延髄
舌下(Ⅻ) → 延髄と脊髄
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各脳神経の働きや役割りを紹介しました。
呼吸中枢が延髄にある以上、これらとの繋がりは無視できないと考えています。
呼吸が正常化すればこれらの働きが引き出されます。
反対に顔や口腔、頚部の機能を引き出せば呼吸の機能を引き出せます。
そこで呼吸を軸とする養生は呼吸ケアをすればいいだけでなく、呼吸しやすくなるにはどうすればよいかまで考えが広がるとGoodです!
私が呼吸ケアをうけた後の変化を挙げます。
☑️眼がクリア
☑️姿勢がよくなる
☑️上半身がリラックス
☑️唾液がよく出て食事がおいしい
☑️歩行、座位がつづいても疲れにくい
これらの経験から呼吸と脳神経とのつながりで関わりあっていると思わざるを得なくなりました。
であるなら養生も"脳"とのつながりを考えておこなえたらいいですよね。
五行学説では"五志"といって感情と五臓が関連しているのですから。
またその五臓の働きに影響をあたえるのは"気"です。
その本は"肺"ですから、呼吸から養生が始まると言っても過言ではありません。
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