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悩める先生へ8 一点突破で勝負する

以前にも似たようなことを書きましたが、学級がうまくいかないパターンとして何でもかんでも完璧を求めすぎている場合があります。

理想形がイメージできてることは大切なことですが、大人の教員ですらいろいろなミスや足りていないところがあるものです。ましてや子供ですから全てを完璧にするなんてことは不可能です。

必然的に、これをやると叱る場面が多くなります。かと言って何も指導しなくていいわけではありません。

もし、現状すでに大きく荒れている場合、「これだけは」という1点を決めて、そこだけを言い続けてください。それ以外の指導は「可能な範囲で」というイメージです。

1点というのは「時間を守る」「朝の挨拶はしっかりする」「机を揃える」「上履きを揃える」など明確な ものに絞ります。

その1点を決めたらそこだけは必ず守らせます。
色々な角度から意義を教えるなど強い意志を持って指導にあたります。
その1点で先生の言うことを聞いたという関係ができてくれば他のところにも良い影響を与えます。先生自身も、あの子が自分の言うことを聞いたという体験が他の指導にも良い影響を与えるでしょう。またこの感覚は過剰な理想主義から抜け出す練習にもなります。

今のご自身の指導を振り返ってみて、参考になれば取り入れてみてください。

*ただし、この2月に辛い状態になっている先生は 、残りの後1ヶ月半「何事もなく終わる」のを一つの目標にしてもいいと思います。
現時点で崩れてしまっているクラスに改めてここから何かを教えていくことは難しいです。
まずは逃げ切ること、生き延びることを最優先にしても構いません。
また4月からのやり直しに備えて勉強していきましょう。

応援しています。

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